「鹿太郎」さんのページ

普段は幸せな家庭を持ちながら会社ではうだつの上がらないサラリーマン、その正体は抜け忍ゆえにかつての仲間に追われる忍者だった。
この作者らしい濃い画風、情けない主人公で描かれる忍者アクション。

正体隠して悪を裁いていくストーリーは、見かけからは想像つかないが、かなり正統派のヒーロー物。
悪人もリアルに嫌な感じで描いてくれているので、しっかりとしたカタルシスもある。

この作者の別作品に比べるとかなりお話自体はかなり単純かなとは思うものの、だからこそ間口は広い。
いや、そもそも絵で倦厭されがちなので決して広くはないか。
ただ読み出せばわりと誰でも楽しめる作品だと思います。

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[投稿:2008-07-06 05:30:48] [修正:2008-07-06 05:30:48]