「鹿太郎」さんのページ

収録作品の発表時期が1978年から1994年までとかなりのブランクがあるため、作風・画風ともにばらつきがあります。
掲載誌が少女誌から少年誌・青年誌までとバラエティに富んでいるのもそれに拍車をかけてますね。

特に目を引くのは、高橋先生にしては珍しく少女誌に掲載された『スリム観音』。
やっていることは普段の高橋作品と変わらないライトなラブコメなんですが、軽めのトーンを使ったり枠線を細くするなど少女漫画よりの表現に寄せてチューンすると、ここまでそれっぽく見えるのかと無意味に感心してしまいました。

他の短編集に比べると特に軽いノリの作品が多いので読み応えは無いですがスナック感覚で楽しめる短編集。

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[投稿:2006-03-26 01:40:55] [修正:2006-03-26 01:40:55]