「鹿太郎」さんのページ

現代によみがえった佐々木小次郎が主人公に憑依して、同じく現代によみがえった剣豪たちと戦う。
これだけだとジャンプなどで多い憑依バトル物か?と思えてしまいます。
確かに手垢のついた設定。

しかし、この作品、想像以上に骨太の少年漫画らしい少年漫画でした。
ライバルを一人倒すと伏線を張りつつ次のライバルを登場させる。
戦闘シーンは安易に大技の出し合いにせず、きっちり頭を使った物だったのも好感触。
そういう基本的なことを基本としてこなしており、爆発力こそありませんが常に平均点はクリアしてきてくれるので安心して読めます。

ラストに向けて少しかけあしになってしまい、その辺の魅力が失われてしまったのが残念。

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[投稿:2006-11-14 00:59:36] [修正:2006-11-14 00:59:36]