「とろっち」さんのページ

総レビュー数: 300レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年10月09日

6点 HONEY!!

まず設定・雰囲気ありきで始まった作品という感じです。
こういう店を舞台にして描いてみたいな、という。
なので、この雰囲気が好きな人には楽しめますが、そうでなかったらあまり印象に残らないかも。

個人的には好きな作品です。
白黒なのにとてもカラフルな作風が、この作品の最大の魅力です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-22 00:32:52] [修正:2009-11-22 00:32:52] [このレビューのURL]

「内容は?」と聞かれたとき、「あだち充の野球漫画」と答えれば、
だいたいのことは伝わると思います。

でも、実はそれは褒め言葉でもあります。だってやっぱり面白いんです。
わかっていても楽しめる。もはや芸術の域です。
「あだち充作品は好きではない」という人はいるでしょう。好みは人それぞれですから。
しかし、「あだち充作品はつまらない」と豪語している人はおそらくほとんどいないのでは。

この作品からは、これまでのあだち充作品の集大成のような匂いがすごく漂ってきます。
あだち先生、まだまだこれからも面白い漫画を描き続けてください。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-20 01:28:30] [修正:2009-11-20 01:28:30] [このレビューのURL]

暖かくて透明感があって、どこか儚げなこの作品の空気がとても好きです。

とりあえず泣けます。
泣かせてやろうとする意図が垣間見えるのですが、それでも泣けます。
場の見せ方、盛り上げ方は見事と言うしかないです。

ストーリー的には厳しい展開が続きますが、登場人物の芯の強さと、全体を包み込む優しい雰囲気に心打たれます。
作者が愛情を惜しみなく注いで丁寧に描きあげた物語です。

ただ、一つだけ違和感が。別に近未来の話にしなくても良かったのでは。
読み切りからの流れなのかもしれませんが、近未来感が全く伝わってこなかったので…。
「現代劇のSF」という舞台ならば満点だったかも。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-11-16 01:10:31] [修正:2009-11-16 01:10:31] [このレビューのURL]

かなりバリエーションに富んだ短編集。
「もやしもん」ともまた違った独特のテンポ・雰囲気を醸し出しています。

100点ではなく、70〜80点がたくさん詰まっています。
すごく面白い、というわけではないですが、なんとなく楽しくなれます。
たまにはこういう作品に寄り道してみるのもいいのでは。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-16 00:21:41] [修正:2009-11-16 00:21:41] [このレビューのURL]

異世界の住人(この場合は他の宇宙の人)が主人公に取り付いて特異な力を身に付け、
異世界の住人(この場合は他の宇宙の人)を相手にバトルを行う、よくありがちな話です。

この手の作品は、主人公がいかにして相容れない存在(この場合は他の宇宙の人)を受け入れていくか、という過程が見所の一つだと思います。
が、この作品ではあっさり受け入れてしまっており、その点でのドラマ性が皆無なのが残念です。

何より世界観が今ひとつ理解できなかったのが辛いところでした。
意図的にわかりにくく作ってあるのでは、と思えるほどで、予備知識もなしにいきなり謎の用語が飛び交います。
う〜ん難しいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-11 22:29:19] [修正:2009-11-11 22:29:19] [このレビューのURL]

良質なファンタジーです。
世界を救うためではなく、「一人の女の子を守るため」に戦う、熱い作品です。

ギャグとシリアスとのバランスが取れているというよりは、ギャグとシリアスが
同時に襲いかかってくる感じで、独特な作風が他作品とは一線を画しています。
ストーリー展開も部分的にかなり自由度が高いです。
ですが、要所をうまく締めているので、結局は意外なほど王道な作品に仕上がっています。

全体的にかなり暗くて悲壮感が漂う話のはずですが、独特な作風のおかげで、
非常にテンションが高いです。
終盤は多少駆け足でしたが、何だかんだで最後まで丁寧に描かれた作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-10 00:08:23] [修正:2009-11-10 00:08:23] [このレビューのURL]

巻末の対談等も含め、作者のSFへの愛が強く覗える作品です。
しかし残念ながら、SF的な要素を含む作品が溢れかえっている現在では、
それほどの意外性は感じられませんでした。
1巻の途中までは引き込まれるような展開が続きますが、その後は今ひとつパッとしないです。
ちょっとだけ説明くさいのも気になりました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-09 23:23:59] [修正:2009-11-09 23:23:59] [このレビューのURL]

7点 DARK EDGE

最初は、パニックホラーものなのに何て緊張感のない漫画だろ、などと思っていましたが…。
中盤からの盛り上がり方はすごいです。
なにより登場人物のキャラが立っていて、どんどん話に引き込まれてしまいます。

話としては、サスペンスホラーにバトル要素やラブコメ等を詰め込んだ王道的な作りになっています。
設定にわかりにくいところもありますが、それを何とかしてわかりやすく読者に伝えようという気概が伝わってきます。
伏線も最終的にはほとんど回収できているのでは。

絵は少女漫画的なタッチで、上手くて読みやすいです。
読み始めのころは身体のバランスがおかしく感じられましたが、その違和感もすぐに無くなりました。

全15巻はちょっと長く感じるかもしれません。誰にでもお薦めできるような作品ではないでしょう。
ただ、似たようなテーマのものが多い中で、しっかりとした個性を持った良作です。
最終巻の内容が個人的にあまり好みでなかったのと、主人公のヘタレっぷりに−1点でこの点数です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-04 23:29:06] [修正:2009-11-04 23:29:06] [このレビューのURL]

金田一、コナン、そしてQ.E.D.。
個人的には3つの中でこの作品が一番好きです。
そして恐らく3つの中で読んでいて一番華がないのもこの作品でしょう。
ドラマにもなったし、漫画賞も受賞したのに、今ひとつパッとしないのが悲しいところです。

殺人事件ばかりではなく、ちょっとした謎掛けや論理的思考などをベースにした話も多く、バリエーションが豊富です。
コミックス1冊に2話という形式になっているので、どこからでも読みやすいのも特徴です。
いろいろな視点でミステリーを楽しみたい方にはお薦めです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-04 23:17:45] [修正:2009-11-04 23:17:45] [このレビューのURL]

タイトルはこんな感じですが、はっきり言って魔法はあまり関係ありません。
普通の恋愛ものに近いです。
そう考えると、特筆すべき個性がないだけに、平凡の域を出ない作品と言えるかもしれません。

もうちょっと魔法を活かして欲しかった気がします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-04 21:51:06] [修正:2009-11-04 21:51:06] [このレビューのURL]