「チーズカバオ」さんのページ

総レビュー数: 75レビュー(全て表示) 最終投稿: 2017年07月23日

6点 HELLSING

[ネタバレあり]

休載の多さとか、ページの少なさとか、後半のやる気のなさとか色々憤る部分はあるけど、やっぱり素晴らしいんだよね。8巻の途中までなら10点付けたいくらい。終盤のアーカードが◯◯るシーンも美しすぎるし。
だからこそ終盤のボス格キャラのやっつけ感が許せないから、意地でも高得点は付けたくない。可愛さ余って憎さ百倍ってヤツですな。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-10-03 21:30:35] [修正:2018-10-03 21:32:45] [このレビューのURL]

7点 MAJOR

[ネタバレあり]

野球に人生をかけた男の生き様を描いたと言えば聞こえは良いが、その長さ故に必然的にだれる部分も出てくるわけで。
野球選手と言えど、人生全てが見せ場な訳ではなく、特にプロになってからは盛り上げ方の引き出しがグッと狭まった気がする。
特に、毎度同じようなことをやらかして窮地に陥る吾郎の成長の無さには辟易する。

それでもやはり、1つの作品の中で、本田(茂野)吾郎の野球人生を最期まで描ききったことは称賛に値すると思う。
最後の最後、打者転向した吾郎のあのシーンはまさしく「かっこいいーーー!!」としか言いようがないのだ。

個人的には、少年漫画でこれをやってのけたことは本当に見事だと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-09-09 14:03:15] [修正:2018-09-09 14:04:26] [このレビューのURL]

もう色々な意味で「なんだこれは!?」ってなる作品。
アクション描写や、登場人物の造りがもはや別次元であり、作者の頭が心配になってしまう。
恐らく、アクション描写を表現する上で最も優れた媒体は漫画であるということを確信させてくれる、究極の大傑作である。

そして何より、終盤のストーリー展開や着地のさせ方が、かつて読んだ漫画の中で最高峰だと断言できる。
以前作者のインタビューを読んだが、長編漫画の終わらせ方に並々ならぬ神経を使っているようで、長編漫画の締め方は漫画家の人生にとってかなり重要なポイントになると語っていた。
そして、終盤の展開はまさしく、作者がその考えに基づいてのたうち回りながら紡いだものであり、1ページ1ページから作者の執念のようなものが溢れ出ている。
もっとも、これほど見事な締め括り方が出来たのは作者の能力が高いだけではなく、連載環境が極めて恵まれていたからでもあると思う(ラスト数話に向けて、半年くらい休載期間をもらえていた)。
しかし、少なくとも編集や読者がそれを許してしまうほど魅力的な作品であったことは間違いない。

あえて難点をあげるとすれば、序盤の画力やストーリーが微妙で、割りと初見切りされやすいところか。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-08-11 22:50:05] [修正:2018-06-25 17:15:30] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

違う、そうじゃない!
なぜこんな展開になる!?
そう、それだよ、俺達が読みたいのは...って、だからなんでそっちに向かうんだ!?

こんな気持ちが、読んでいる間ずっとつきまとう漫画。
読者がバトル漫画に渇望している本質を確かに持っているのに、
いらん要素や展開が怒濤のような勢いで押し寄せ、悉くこちらの意欲を萎えさせる。
結果、読者は謎のストレスや怒りを感じ、不完全燃に陥る。

読みたいと思う部分がチラチラ見え隠れするだけに、余計にフラストレーションが溜まってしまうのだ。
そういう意味では、ただつまらない漫画よりタチが悪いとも言える。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-03-07 16:57:30] [修正:2018-03-07 16:57:30] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

愚直なまでに、男子学生向きな少年漫画。
バトル!バトル!!バトル!!!の王道的展開に、既視感があるが魅力的なキャラクター、色々な名作からのパクリ・オマージュ・リスペクト。

作者が裏表なくシンプルに楽しいものを描こうとしているので、ぶっちゃけ描かれているもの以上でも以下でもない、読んだまんまの作品。
ある意味潔いし、少年誌的バトル漫画としてはある種の正解と言えなくもないと思う。

ただ間違いなく、画力は超一流である。
烈神召喚時の八竜同時召喚の演出、そして柳の炎のカラー扉だけで理屈抜きにこの作品を讃えたい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-10-04 21:52:57] [修正:2017-10-04 21:52:57] [このレビューのURL]

この漫画を文章でレビューすることは難しい。
本質的な意味で漫画や映画などの創作物を愛する人間の思いや精神が、隅々まで表現されているという、まるで白昼夢のような作品である。
自分が漠然と感じた気持ちが、漫画として可視化されていることに、形容しがたい魅力を感じる。
もはや優しい精神攻撃である。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-08-11 22:36:15] [修正:2017-08-11 22:36:15] [このレビューのURL]

確かに面白いし、冨樫義博の他の漫画家を超越したセンスや技術が遺憾なく発揮された傑作である。
しかし、その特異なセンスと連載ペースが相まって、テンポが悪く、勢いで読ませる痛快さや娯楽性に欠ける。
鉄は熱い内に打てではないが、読者の心が熱くたぎっている状態で畳みかけないと到達できない、刹那的な面白味みたいなものがあると思う。そして、この漫画ではそれが味わえないような気がする。
そういう点では個人的に、ハンターハンターより幽遊白書を推したい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-07-28 10:14:53] [修正:2017-07-28 10:16:25] [このレビューのURL]

1点 最遊記

自分には面白さがわからないが、それでも固定層からの根強い人気があるのだから、この漫画の舵取りは間違っていないのだろう。
作者のある種のストイックさには敬意すら覚えるし、いい意味(?)で女性向け要素に特化させた世界観は、何周か廻って割と好きかもしれない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-07-23 16:32:14] [修正:2017-07-23 16:32:14] [このレビューのURL]

作者の引き出しの狭さとストーリー構成力のなさにげんなりさせられる。前作同様に、生理的不快感を誘う展開と、何となく意識高い系の設定を武器に、中毒性の高い漫画を書こうとしているのかもしれないが、はっきり言って作者の身の丈に合っていない。
全てが稚拙で薄っぺらい作品に感じる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-07-23 16:18:47] [修正:2017-07-23 16:18:47] [このレビューのURL]

以前、さみだれに対してはボロクソなレビューを投稿してしまったが、こちらはかなり良かった。作者のセンスがプラスに働いていると思う。
正直、個人的にはこの作者の作風自体が肌に合わないのだが、それでも素直に良作であることを理解させられる程度には作品としての錬度が高い。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-04-12 02:28:27] [修正:2023-04-12 02:29:58] [このレビューのURL]