「鹿太郎」さんのページ

柔道といえばスポ根という当時のイメージを打ち破った作品。

シンプルかつスタイリッシュな画風、画面の雰囲気としては白いのにそれが全く気にならないのは河合先生のセンスの賜物なんでしょうね。

現代的なんだけど、最初から主人公が強いといういわゆる天才型の物語では無く、努力を放棄しているわけでもない。
過去の柔道漫画ほど汗臭くはないが強くなるために論理的に努力している。
努力をきっちり描いているから強大なライバルに勝利した時にとんでもないカタルシスがあるんですよ。

個性的なキャラクターたちの青春群像劇としても楽しいです。
柔道漫画の金字塔。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2006-07-20 22:30:18] [修正:2006-07-20 22:30:18]