「鹿太郎」さんのページ

8点 龍時

掲載誌が海外サッカー専門誌ということで元々サッカーについてある程度知識のある人に向けて描かれているため、若干敷居は高いです。
しかし、そこさえクリアしてしまえばこの作品相当面白い。
サッカー漫画界の新しい代表作になれそう。

漫画としては一つ一つのセリフが重く、ウィットに富んでいて(人によっては臭い・野暮ったいとか感じるかもしれませんが)さすが小説原作といった感じ。
作画は一枚絵として美しい画風ではありませんが、動きのあるシーンでは迫力十分。
スポーツ漫画は動いてなんぼなので及第点レベルの描写力は備えていると思います。
ゆえに試合のシーンが特に秀逸で、フィールド内での疾走感・プレイヤー達の力強さがきちんと表現されているのが良いです。

原作小説の方は作者の野沢先生が亡くなってしまったため、続巻刊行不可に・・・原作消化後が漫画版の本当の勝負なのかも。

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[投稿:2006-11-04 08:40:46] [修正:2006-11-04 08:40:46]