「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

今度は「魔法少女」というジャンルの前提だった「主人公が変身する」という点から覆してくるというまたかなり斬新な作品。

契約して願いを叶えてもらうかわりに得る代償を「希望と絶望は差し引きゼロ」という言葉が身に染みるハードな展開で描きます。
現在ではすでにネタバレもネット上では多く出ているので驚かれないかもしれませんが、所謂従来の「魔法少女もの」を期待していた当時はその話の展開の衝撃は中々ものでした。
脚本が虚淵玄だった時点で「まさかそういう内容なのか!?」と噂されていましたが、ホントにそうなって大盛り上がりした感じでした。
「予想を裏切る展開」ってのはなんでもかんでも想像もつかない凄い方向に裏切るだけじゃただの「超展開」で、先の展開を予想してわくわくする楽しみが少し減るんですよね。
そんな意味では、予想を大きくは裏切らないけど間違いなく予想を超えた展開を見せる虚淵さんの脚本は見事だったなと思います。

アニメのコミカライズ、というのとはまた厳密には違います。同じ脚本をもとにそれぞれが作られた様です。
台詞はほぼそのまま。しかしページ数の問題もあり、つめこみ過ぎな感じは否めません。
しかし不足している点は無いので、アニメ全部見るよりはるかに短い時間で十分楽しめるかとは思います。(音楽・演出・デザイン等あらゆる面が自分はアニメの方が好きですが…)

画力はどこかに連載していたわけでもなく描き下ろされた作品だというのに、3巻の間ではっきりと上達されています。
しかし個人的な好みからいうと、キャラクターの表情がどうもおざなりな印象でそこは残念です。アニメ版のキャラデザを手掛けた「ひだまりスケッチ」の蒼樹うめ先生の雰囲気ともちょっと違いますし。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-31 15:28:28] [修正:2011-05-31 15:28:28] [このレビューのURL]

旅館を舞台とした朝ドラ風作品で、序盤のインパクトは○。

個性豊かな喜翆荘の面々と、真っすぐでKYで天然な主人公緒花。
緒花のキャラクターが自分はとても気に入っています。
緒花がどんどん動いていくのでその度にまた何かやらかすんじゃないかとハラハラします^^;

アニメと同じように展開しているように見えて、キャラクターの立ち回りなどの細部が異なり、一巻の三話の時点で作品に受ける印象が既にかなり違ういました。
(自分は原作の方がやっぱり好きです)

漫画版だとページ数の都合なのかキャラの描写も浅ければ、登場すらしていないキャラクターもまだ多いです。

原作を超える程の作品かというとそこまではいかないと思うのですが、アニメの方へ触れるきっかけになれば良いんじゃないかなと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-29 10:07:00] [修正:2011-05-29 10:07:00] [このレビューのURL]

クラスメイトのほとんどが女子というハーレム学園ラブコメになるのでしょうか。

ヒロインは可愛く描かれていると思うのですが、それだけしかないという感じ。
友達以上の関係に進展できないメインヒロインとか、引っ込み思案で良い子だけど明らかに報われない感じのサブヒロインとか既視感ある構成ですし…

何より主人公が見た目的にも設定的にもイマイチすぎて感情移入出来ません。なんで鬼太郎みたいな髪型にしたんでしょうかね。
主人公が無理っていう作品は自分の中では結構稀でした…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-29 06:54:52] [修正:2011-05-29 06:54:52] [このレビューのURL]

新約トイレの花子さん(?)
何しろスマホもってツイッターやったりしてます。

一話完結方式で、毎度様々なトイレで花子が出会った人々との話を描いています。
基本シリアスというかイイ話系のオチで締められるのですが、良く見ると設定や展開が結構ぶっ飛んでいる時もあり、施川先生の存在感は抜群です。
でも秋★枝先生の絵とネタの雰囲気は凄く合ってるなと思います。
一部のギャグ顔や動物の顔はまんま施川先生だったりも。

そんな感じなので、今までの秋★枝先生の作品とは結構違う雰囲気を持つ作品です。

あ、ちなみに元祖花子さんみたいなホラー要素は一切ないですよ。そこは安心(?)して下さい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-29 05:56:44] [修正:2011-05-29 05:56:44] [このレビューのURL]

クイズで高校部活青春していくストーリー。

早押しの技術を練習したり、問題の答えを一瞬でも早く把握するためにパターンを記憶したりと少し競技かるたを題材とした「ちはやふる」に似た印象を受けました。(まぁ実際はぜんっぜん違うものなのだとは思いますが…)

ただ、クイズとなると問題を知っているか否かの純粋な知識による勝負になってしまうので、詩自体の成り立ちや意味・内容をうまく話に絡ませる「ちはや」の様な事ができません。
一巻の様にうまく伏線を張って今後も面白く展開して欲しいです。

絵に関しては元々上手な方なので安心して読めます。

にしても、学園もの作品の主人公ってどうも皆ヘタレだったり平穏な生活を望んでいたりその癖主人公体質でモテたりと似たり寄ったりな気がします。
ラノベとかだと特によく見かけるような…ってこの作品読んでも思いました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-28 16:16:19] [修正:2011-05-28 16:16:19] [このレビューのURL]

「ジゼル・アラン」から作者を知った方に十分おすすめできる短編集です。

デビュー作の時点で画力が高すぎるでしょう。これ。
Fellows!で読み切りを載せるまでは何をされていたのか非常に気になります。
ずっと同人作家さんだったのでしょうか。

Fellows!掲載作品はそれぞれテーマがあるので短くかつわかりやすい内容です。
「仏頂面のバニー」などは読めばニヤリとできると思います。

ですが、自分はこの単行本のほぼ半分を占める作者が個人誌で発表されていたという「Story Teller Story」が特に印象に残りました。
2編からなるどちらも「嘘」がテーマな作品です。
相手を思いすぎるが故に「やさしい嘘」を吐き、それが積み重なって限界を迎えた登場人物達が訪れたのは「嘘吐き」(ストーリー・テラー)イド・ヒュウ。
彼等はヒュウの導きの下「嘘」と「現実」どちらを受け入れるのか…
現在の作者の連載作「ジゼル・アラン」等と比較すると暗く、心理描写が多く、重いです。
絵的にも華やかさは控えめですが、画力は高いので読みづらさはありません。

ちょっとだけ「あれっ」なところは強いてあげるなら表紙デザインとカバーの紙質くらいかなぁとか思ったり。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-27 15:52:00] [修正:2011-05-27 15:52:00] [このレビューのURL]

相変わらず休載が長いのと、雑誌の発刊ペースの割にページ数が少ないので非常に単行本派は待たされるのがネックです。
しかしそれに見合うクオリティの高さも相変わらずで、落ちるどころか上昇する一方な辺りが「ベルセルク」と同じルートを辿ってます。

第二部になってセスタスも顔つきが大分青年っぽく成長しました。
地味な訓練と厳しい師匠によってゆっくりとしかし確実に強くなっているセスタス。
第一部ではスピードを武器とする一方パワー不足や体格が弱点とされていましたが、それらを克服しつつあるセスタスの闘いを今後どうやって盛り上げるのか。
ワンパターンにならないといいですが…この作者なら杞憂だろうと勝手に思ってます。
関係ないですがザファル先生は相変わらずカッコいいなぁ。

また、天下一○闘会の様な闘いばっかりだとお腹いっぱいになってしまうので、第二部でもルスカ・ネロ周辺のドロドロ宮廷ドラマも楽しみで仕方ないです。
あぁでもルスカ編が読めるとしたらよくて来年…下手すれば再来年かなあ…
うーん待ち遠しいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-24 23:52:59] [修正:2011-05-24 23:52:59] [このレビューのURL]

他の作品とこれといって差別化されたような特徴は正直ありませんでした。

でもこの方の作品はどれもしんみり、ほんわり。
雰囲気が独特なので飽きません。

同じ町に住んでいても、その地には人によってさまざまな出会いや思い出がある。
そんな町の人々の人生の一部を切り出した短編が20話収録されています。

連作短編ですが、一つの町を舞台に世界観が共通しています。
その為一冊の単行本として綺麗にまとまっているのは良いなと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-18 22:41:38] [修正:2011-05-18 22:41:38] [このレビューのURL]

かなり長い作品ですが、話は毎回とても楽しめました。
既出の事しか書けませんが(なら書くな)ギャグとシリアスのバランスが良いですね。

このおかげで毎回似た様な話があっても楽しめたんだと思います。
「もっこり」の多さはリアルタイムで読んでいない自分には正直「さすがにやりすぎじゃないか?」と思いました。
でもアレが昔はOKだったんですよね・・

残念なところを挙げるとすれば、かすみや麗華といった一部の準女性レギュラーキャラの扱いですかね。中途半端でした。
あとこれはわざとなのかもしれませんが毎回登場する依頼人の書き分け。
なにしろ連載が長いので顔と名前がなかなか一致しませんでした。

なんか点数低かったので修正。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-02-05 02:59:05] [修正:2011-05-18 00:38:12] [このレビューのURL]

「今全盛期を迎えている漫画家は」と尋ねられたら矢吹先生を挙げたいですw

ジャンプSQに移ってからというもの、画力もストーリーもいろいろと突き抜けてます。

ハーレム漫画っていうのは主人公が無意識的に作っているか勝手に作られるかが従来のパターンだと思うのですが、ヒロインの方から意識的にハーレムを作ろうとしていく作品なんて珍しいのではないでしょうか。
ちなみに「ダークネス」では現時点のヒロインはララというよりその妹のモモです。見た目もマイナーチェンジしてヒロインぽくなってます。

ストーリーも前作と同じようなエロラブコメも入れつつも、新ヒロイン・メアを加えてヤミをめぐるシリアス展開も見せていて、一話完結ではなくストーリーものの様です。
その結果作品の雰囲気が少しシリアス寄りになっていて、前作よりも面白そうです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-16 00:15:01] [修正:2011-05-16 00:15:01] [このレビューのURL]

<<前の10件
12

月別のレビュー表示