「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

ひぐらしのなく頃に本編最終章。
7章(皆殺し編)までで明かされた謎に対する一つの正解例というか、全てのサイコロの目がうまく出た時の話というか。
PS2版ではこれとはまた別のストーリーが最終章になっていたりするのであくまで「正解の一つ」なのでしょうね。

原作ですとこの最終章は「カケラ紡ぎ」といって「ひぐらし」の謎を解き明かすキーパーソン達のストーリーがそれぞれ語られるオムニバスがあり、最後にそれがまとまっていくような構成となっています。
なので、話の量は今までと比べると更に多く、様々なキャラの視点から描かれるのでこの「カケラ紡ぎ」は果たしてちゃんとコミカライズされるのか…?と思っていました。
まぁとはいえここまで概ね忠実にコミカライズされていただけあって、カケラ紡ぎも余すことなく漫画化されていてよかったです。
その所為で巻数が過去最長の全8巻という長さで、ひぐらし漫画版(原作分)全8章全30巻(礼を含めると全31巻)なので、四分の一以上を占めるボリュームとなってます。

祭囃し編の特徴は圭一や梨花達「子供」ではなく今までそこまで深く語られることのなかった、大石・赤坂・富竹・入江・葛西等の「大人」達の葛藤と活躍が非常に多い点です。
祭囃し編は大人のカッコよさが魅力です。

「すべてがうまくいく」章なので出題編を読んでいた時のようなハラハラ感よりは、やってくる敵をことごとく打ち倒すワクワク感が得られます。
たかだか小中学生が特殊部隊相手にあれやこれやとやっちゃうのはリアリティがどうとかそういうのは勢いでねじ伏せられます。
ただ相変わらずグロいシーンもあります(特に序盤)。

最終章ということもあって絵は一層気合が入っているというか豪華になっているといか。
最後の方はトーンが物凄いです。
「鬼隠し編」開始から6年も経過しているだけあって本当に見違える様です。
まぁこの作者特有の癖というか変なトコロというかそういうのは相変わらずなんですけどね。

一つの作品のコミカライズを複数の雑誌で複数の作家によって同時展開し、無事最後まで描ききられ、本当に恵まれた作品だなと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-01-24 23:28:16] [修正:2012-01-24 23:34:36] [このレビューのURL]

ジャンプ久々のラブコメ枠。

ラブコメとしてはまぁ割王道に三角関係になってくんでしょうか。
誰が誰を好きだと勘違いする、というのはお約束ですがちょっとその流れが強引に感じました。


「鏡の中から出られない」「自分の存在は一人にしかバレちゃいけない」等設定が奇抜というか無茶な感じで、最初のうちはその設定を広げたり明らかにしていく事で楽しく読めるのですが、続ければ続けるほど展開に苦労しそうです。
作者もコメントでそんな悩みをぼやいてますし…

でもこういうルールが多ければ多い分逆にそれを逆手にとった例外を作ったりすると面白くなるんでしょうかね。
基本はラブコメになると思うのでそことのストーリーの比重のバランスが難しそう。

絵もキャラも個人的には好みですし、今度こそ頑張って連載続いて欲しいのですが、最近の掲載順を見てると若干不安が…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-08 02:17:39] [修正:2012-01-08 17:36:55] [このレビューのURL]

画力もストーリーも飛びぬけて特徴的な何かがあるわけではないのですが、好きです。
吹奏楽部を舞台としたカップルのラブラブっぷりに思わずにやにやしちゃう作品です。
恋人同士がネクタイをあげたりっていう学生時代ならではの流行りみたいなのにも、覚えがあって懐かしい気分になりました。
あまりの初々しさに、読んでるこっちが恥ずかしくなってきますが…とにかくあずみ先輩が可愛いw

少女漫画だと他にも恋愛に絡むキャラクターがでてきて三角関係になったりっていうのがあるんでしょうけど、どちらかというと日常漫画なのでそういう展開は無さそうです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-05 00:25:27] [修正:2012-01-05 00:25:27] [このレビューのURL]

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