「kiki」さんのページ

総レビュー数: 471レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年01月23日

バドミントン漫画と期待して読むとあてがはずれます。
バドを通しての人間関係や友情やスポーツに対してのそれぞれの努力の
スタンスなどが描かれてて、私にはバドはエッセンスで作者さんは
人間を描きたかったんだなと感じました。

水城さんらしい人間のドス黒い思いを描いたりしていてそれなりに
読ませてくれたのですが、バドの試合シーンがあまり迫力なくて
格好よさがなかったのが残念。

一応女子との恋愛も描かれているけど、これ桜木くん争奪戦漫画とも
言えるような…。

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[投稿:2012-01-30 11:32:26] [修正:2012-01-30 11:32:26] [このレビューのURL]

温泉町で繰り広げられる、マージャン、役所、Iターンと様々な
ありそうでなさそうな設定で間が抜けた感じのちょっといい話が
展開されていますが、その間の抜け方が絶妙でうまい。

個人的にピントがちょっとずれた人々が出てくる話って好きなので、
ホテルまつばのオヤジさんや、まきちゃんのちゃっかり具合、ビール瓶
を売るなどの行動がコマの後ろの方でさりげなく描かれてたり、
焼き蕎麦の中に指輪がささってたりなど細かいところが私のツボを
押しまくってかなり笑えました。

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[投稿:2012-01-24 14:27:19] [修正:2012-01-24 14:27:19] [このレビューのURL]

ひたすら隣の席に座っている関くんの授業中の内職というか一人
遊びというか彼の行動に驚かされたりツッコミを入れるヒロインの
コメディ漫画。
何が面白いって関くんの遊びが尋常じゃないレベル。関くんの一人遊び
レベル高すぎやって。
彼の芸の細やかさや、斜め上を行くごっこ遊びのストーリー性などで
笑わせてくれます。将棋や囲碁も出てくるけど普通にしてないし。
バカバカしくっていいです。

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[投稿:2012-01-24 13:52:26] [修正:2012-01-24 13:52:26] [このレビューのURL]

7点 惡の華

文学にはまっちゃってる少年とドS少女+マドンナ 面白い取り合わせ
だし、物語がテンポ良く進んでいくのにもついひき込まれて読みました。
モヤモヤとした思春期独特の感情をねじくれた感じでぶちまけて
いる作風はいいですね。独特の面白さがあると思います。

まだ物語の着地点が見えてないので暫定で7点。(5巻まで)
今後どういった方向性を目指すんだろ?

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[投稿:2012-01-20 16:16:05] [修正:2012-01-20 16:16:05] [このレビューのURL]

一つのお店で一人のバリスタが様々なお客を相手に様々なコーヒー
(カッフェ)を入れて物語を紡いでいく…という一見よくある漫画かと
思って読み始めました。
が、それだけでなく主人公がバリスタの大会に出ることによって、
他のお店のバリスタ達のそれぞれのカッフェやお店に対するスタンスや、
経営についてなども描かれていくようになって思ったよりも幅広く楽し
めます。
コーヒーを色々な角度から知ることができ面白いです。

ただ主人公の成長物語もかねているのですが、彼最初からかなり有能に
見えるので先がよめまくりな点はちょっとありがちかな。

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[投稿:2012-01-20 15:06:16] [修正:2012-01-20 15:06:16] [このレビューのURL]

絵もそこそこ上手く、主役達も日本の学生だったりイタリアのじいちゃん
だったり、アラブ風の王宮の老齢の庭師だったりと幅が広く、メルヘン
チックで童話を読んでいるかのように思わせる物語もあり力量のある
作家さんだなぁと思いました。
が、物語の中心は人への思いやりや、感情を上手く出せなかったりなどの
人々の葛藤を描いた普遍的なものだと思うのですが、どこかで読んだ
かのような既視感があって読んでいて今一歩のりきれなかったです。

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[投稿:2012-01-20 14:49:49] [修正:2012-01-20 14:49:49] [このレビューのURL]

お互いワケありで頑な男と女の恋愛物語。
短めの話なので居場所探しとか幸せはどこにある?などいつもの
星里さんの漫画に組み込まれているテーマはなく、恋愛と体の関係
に集約されていて、安定した面白さがありました。
複雑でややこしい女性を本当上手く描くなぁ。

この人の漫画を読んでいていつもドラマっぽい話だなぁと思うの
ですが、この話も日常を描いていてポンポン出来事が起こり、
コメディタッチで軽く読みやすいです。

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[投稿:2012-01-12 22:07:28] [修正:2012-01-12 22:09:03] [このレビューのURL]

手塚治虫先生の天才&漫画に対する奇人ぶりは有名ですが、
それが上手く漫画で表現されていると思います。
手塚先生や編集者などの周りの人々のギラギラした情熱、狂気が
画面からも伝わってきて色々度肝抜かれました。

先生自身の誰にも追随を許さないクリエイター魂があってこその、
あの見事な名作品群があるんだなとしみじみ思いました。
今現在あんな大量に描ける人っていないよなぁ。

手塚ファンにはたまらない作品。

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[投稿:2012-01-08 14:51:28] [修正:2012-01-08 14:51:28] [このレビューのURL]

7点 あずみ

正月早々一気読みする漫画じゃなかったですね…
48巻は確かに無駄に長すぎる。それでも私は前半の20巻ぐらい
まではグッと物語に引き込まれてハラハラ楽しんで読めました。

戦いの場を失った侍達の気持ちや、何よりあずみのキャラクターが
上手すぎる。美少女で刺客としての動きは天下一品だけど、実は
ひょうきんで人懐っこくてかわいいけど、己の宿命のせいで
幸せにはなれない。
読んでいてあずみには切ない気持ちにさせられました。

私は途中からループしていることやラストが何の解決もないと
分かっていて読み始めたから、敵役を残しておいてあずみの心情
も結局同じままなのは作者がとりあえずは筆を置いたけどまた
機会があればゴルゴや水戸黄門みたいに年月が経過しない
テーマ完結の話を続けたかったからでは?と思いました。

が、連載時から追っかけてあずみの行く末を長年見守ってきたなら
そら納得のいかない終わりでしょうね。


途中からは自分を殺しにかかってくる人以外は殺さないという姿勢を
とってたけど、最初明らかに忍びの村の罪なき人々を殺してたし、
そんな彼女が普通に幸福に暮らしていくことってできないよなぁ。
自分と係わった人が不幸になってしまってその事を避けたいなら
無人島か北海道の奥地で一人でひっそり暮らすしかないけど、
そんなラストは締りがなさすぎますね。

・殺してしまった罪なき人の家族によってあだ討ちされる

・敵役の柳生さん達を殺す

これぐらいしか思いつかないけどやっぱり納得のいくラストで
〆て欲しかったですね。そしたら名作になっただろうに。

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[投稿:2012-01-06 15:50:42] [修正:2012-01-06 15:50:42] [このレビューのURL]

よく蕎麦だけでこんなに描けるなぁ。
蕎麦好きにはたまらない程蕎麦ウンチクがたっぷりつまっていて、
その説明の仕方も上手いと思いました。
短ー中編完結で続いている料理漫画には付き物の人情話も
特に目新しいものはないけど、うまく蕎麦話にあっていると思うし
そこそこ上手いと思います。

ただ絵柄か作風でしょうか、主人公の姪っ子が携帯で食べログサイト
っぽいものにアクセスして感想がどうたらこうたらっていう現代
らしいエピソードがあるのに、作品全体が昭和臭く感じられます。
あまりストーリーには関係ないんで別にいいんですけどね。

料理漫画好きなら是非。

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[投稿:2012-01-06 14:18:19] [修正:2012-01-06 14:18:19] [このレビューのURL]