「kiki」さんのページ

総レビュー数: 471レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年01月23日

19世紀パリが舞台の有名画家フィンセント・ファン・ゴッホの弟、テオドルスが主役の物語。
天才画商と言われるテオドルスが上流階級のものである芸術を民衆に解放しようとする話で、まだ1巻しか出ていないので物語はまだ序章という感じ。
ワクワクする話ではないけどクールな感じで描かれた話の運びは大人な漫画という感じです。


話題作「式の前日」と同じく画力やコマ割り、エピソードの魅せ方は相変わらず上手い。
その時代の空気がよく表現されていると思います。

ただたまにフラッシュバックさせる過去の描き方は(過去の憧憬を引きずっての現在の想い)は前作の短編と似たような感じで、またそのパターン?と思ってしまいました。

とりあえず続きが楽しみです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-06-25 01:18:41] [修正:2013-06-25 01:20:30] [このレビューのURL]

大人になっても児童文学が大好きなままの私にとって「児童図書館を舞台にした物語」とくればつい手にとってしまいました。
悩める子供も大人もこの児童図書館で司書さんが薦める児童書を手にとって自分や周りの人々の心の内を再発見しては癒されていく…という感じの短編で成り立っているよくある物語。

メインキャラのスーパー司書御子柴さんが無愛想なキノコメガネなのは独特でいいのですが、あとのキャラ達が弱いかなぁ。
物語を薦める上で仕方ないのだと思いますが子供より大人の方が出てきすぎ。せっかくの児童書の話なのに本筋に恋愛ネタが多すぎるような…。宮本さんが異常に図書館に居すぎなのでは!?
そしてお薦めの児童書の解説も通り一遍でなんだかうすっぺらい気がしました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-06-21 20:33:03] [修正:2013-06-21 20:33:03] [このレビューのURL]

絵が見やすくて登場人物みんなカッコいいしかわいい。
田舎娘の女子高生すずめちゃんが都会に出てきて恋に友情にジタバタする話でありきたりなんだけど、作者さんのセンスがいいのかポップに面白く仕上がっててついグイグイ読んでしまいました。

ただ楽しく読みやすいんだけど正直今のところ何も残らない漫画なイメージです。
主人公以外の登場人物の考えが軽いイメージだからかな。

あと先生。何やってんのアンタ!と思わずツッコんでしまいますw

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-06-19 22:52:10] [修正:2013-06-19 22:52:10] [このレビューのURL]

5点 ONE OUTS

野球に独特な賭けゲームを持ち込んだ頭脳戦。
最初の沖縄でのゲームはありえそうで面白かったです。
でも主人公がプロに入ってからは、頭脳戦だけを楽しめばいいのに、つい9回まで投げるのいきなり無理やろーとかプロがこんな遅い球一回キリならともかく何回も対戦して打てないって嘘やろーっとか考えてしまいテンションが落ちてしまいました。
最後の方5巻はもう惰性で読み終えました。

うん、まぁ上手く行き過ぎやね。

彩川社長のテンションの高さは面白かったです。
社長人生楽しんでるよなぁ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-06-19 22:43:26] [修正:2013-06-19 22:43:26] [このレビューのURL]

緊張してすぐにテンパってしまい、異常にどもったり挙動不審になってしまうヒロイン、小川今日子。
家族や周りの人々から疎んじられた彼女にとって大学時代に出会った星名さんは唯一心が許せる人で、彼にのめり込むも結局は残虐な仕打ちに合いトラウマになっていた。
OLになって合コンで出合ったクールで自分を持った吉崎に惹かれ過去を決別しようと奮闘するオガちゃん・・・

なんかもう読んでてこっちまで「うわあああ!」ってなってしまいました。
空回りし続けるけど克服しようと頑張るオガちゃんには胸が締め付けられます。
星名さんのクズっぷりやオガちゃんの星名さんへの態度にイライラもしますが、作者さんの描き方が上手いんだろうなあ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-06-10 00:08:30] [修正:2013-06-10 00:08:30] [このレビューのURL]

平安貴族物の男女入れ替え物語。
というと30年近く前に山内直実さんが連載された「ざ・ちぇんじ!」がありましたね。山内さんの絵柄はかわいらしい感じだしかなりなコメディタッチだったのと比べると、さいとうさんのしっとりと華やかな絵柄で物語のトーンを暗めに描かれてて全然雰囲気が違って面白いです。
まだ1巻しか出てないのに結構違う感じにお話が進んでて描く人によって物語ってこんなに違うんだなと感心。
続きが楽しみです。

ただ1巻のあとがきで「源氏物語」の漫画化は結構あるんだと思ったと書いてあるのですが、当たり前だけど「ざ・ちぇんじ!」には触れず。
少女漫画内では結構有名な方の作品だと思うので連載にあたって目に入らないってことはないと思うのですが…。その辺ちょっともにょっとしました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-06-09 23:48:02] [修正:2013-06-09 23:48:02] [このレビューのURL]

連載が終わってもつい読み返してしまう作品。
短?中編で成り立っているので、壮大な物語を読む感じではないのですが、死人がほとんど出ないほのぼの系な(事件の当本人にとっては重めなんだけど)探偵ものなので、肩肘はらずに読めて楽しめる作品かと。
どちらかというとコメディですね。

5巻ぐらいまでは探偵のまわりに清純、お色気、ロリなどの女性を配した萌え系のライトな探偵ものかと思ってたのですが、私の中でこの作品の肝は”日常における自分勝手さやマナー違反などでイライラさせる人物達の成敗”と途中で気がついてからは大好きになりました。

万引き犯、盗撮犯、家庭内DV加害者、いじめ加害者などが小気味良く成敗されていったり、小心者ゆえに周りから様々な理不尽を押し付けられるいい人達がむくわれていくのには心底スッキリします。
多分作者さんがイラっとするのをこうやっつけたら気持ちいいだろうなと考えて描いてる感がすごく出てるし、非常に共感しやすいです。

それだけでなく探偵側も悪役もキャラがたってて面白いし、予想外のストーリー展開や、適度なラブコメさも秀逸かと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-06-06 00:52:33] [修正:2013-06-06 00:52:33] [このレビューのURL]

これはニヤニヤしてしまう少女漫画!
クールでにぶいヒロインに振り向いてもらうおうと顔、頭、家柄と全てよしなオレ様タイプの男子が10年がかりでジタバタするラブコメ。
まぁ少女漫画にはよくあるクールな相手に一生懸命ラブアタック(すんません、死語ですね)かけるヒロインの逆バージョンなんだけど、オレ様の柳くんが不憫すぎるし心の声だだもれすぎるのでかなり笑えます。

惜しむらくは私が作者さんの絵柄があまり好みでないせいか、柳くんがイケメンに見えないので、物語のキモを何か逃している気がします。
あとヒロインが「君に届け」の貞子に被るので、友情うんぬんはもういいかな。あくまでも恋愛一本で描ききって欲しいものです。
(とりあえず3巻まで)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-06-05 23:51:01] [修正:2013-06-05 23:51:01] [このレビューのURL]