「kiki」さんのページ

総レビュー数: 471レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年01月23日

林真理子と大和和紀ってすごいビッグに組み合わせ!
でも前半部分は昭和の少女漫画にありきたりな継子いじめや
嫉妬からのいじわる、それにへこたれない主人公、上手く行き過ぎる
展開がありきたりすぎて、この二人の組み合わせでよくもまぁこんな
平凡なストーリーが…(少女漫画読みには既視感ありまくり)と
ちょっとガッカリ読みました。

が、後半入って戦時下の中国渡ってからは先が読めない読めない。
気がついたら熱中して読んでました。
いやいやいや、普通にプリマドンナとして成長する話だと思ってた
からビックリ。昭和前半って激動で面白いよね。

ラストは他の登場人物たちの片付け方に無理矢理感があって蛇足的に
感じましたが、王道の大河浪漫少女漫画ならではかな。

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[投稿:2011-09-29 01:29:26] [修正:2011-09-29 01:29:26] [このレビューのURL]

うわー内臓飛び出してるし!手に取るのもためらうような表紙だし!
それらを乗り越えて読むと非常に素晴らしい世界観が広がってて
面白かったです。

登場人物みーんな尋常じゃなく真剣で、どことなく狂ってて、刹那さが
あって作品全体にピーンと異常な緊張感がみなぎってますね。
好きだわ、こういう作品。

伊良子の刀の構え方とか、虎眼先生とか、後で考えるとバカっぽいん
だけど読んでる最中はついその異常な世界に引き込まれるパワーが
ありました。

ところであの、この漫画の作者さんってゲイなの?
こんなこと書いたらアホか!と怒られそうですが、扉絵などの
表紙がなんかホモくさいし。

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[投稿:2011-09-26 01:35:46] [修正:2011-09-26 01:37:57] [このレビューのURL]

うーん、期待しすぎちゃったのかなぁ。
確かに語りつくされた感のある織田信長に現代っ子でひょうひょうと
したサブローを当てはめたのは意外と合ってて斬新だと思うけど…
あっさり作風が苦手なせいか熱中する程は楽しめなかったです。

もちろん歴史とかけあわせて様々な出来事をサブローのノリで
こなすのは興味深いし、物語のテンポも早くていいです。
そしてやはり本能寺の変は気になりますしね。
個人的にはあの人物がアノ人だったことからなんとなく想像は
つくのですが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-26 01:11:31] [修正:2011-09-26 01:11:31] [このレビューのURL]

子供の頃はアニメしか知らず、漫画版を読んだのは大人になってから。
キャンディってばまだ十代なのにめちゃめちゃ波乱万丈な人生を
歩んでてビックリ。9巻の間にジェットコースターばりに色々起こり
すぎて一気に読んでしまいます。

そして大富豪の養女になったり、イケメンにモテモテというラッキーさが
チャラになりそうな程の不幸っぷり。実をいうと子供の頃はキャンディの
めげない元気さがふてぶてしく感じてあまり好きじゃなかったです、が、
大人になって読むと、あんな辛い出来事の中人々に明るさを振舞うのって
物凄くパワーがいるし偉いなぁと思い直しました。
まぁ宿直サボリだけはどうかと思うけど。

「なかよし」で掲載されてたせいか、登場人物の心理描写は細かくないし、
ハッとさせられたりするものはないけれど、少女の憧れのお金持ちの
きらびやかさと様々な恋模様、意外にも綿密に下調べされた当時の欧米
社会の様子など楽しめる要素は盛り沢山かと。

原作者によるその後のキャンディ達を書いた小説作品があるみたいだけど、
そこまでディープなファンじゃないから読んでません。
アルバートさんとどうなったか気になるぐらいかな。(小説では触れ
られてないみたいだし)

それにしてもキャンディ裁判まだ決着がついてなかったのですね。
裁判終わってもいがらし先生が判決を無視するから終わらないし。
不謹慎ですがどちらかが亡くなるまでか、著作権が切れたら普通に
読めるようになるのでしょうか?
面白い作品だけにもったいない!

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[投稿:2011-09-20 19:49:35] [修正:2011-09-26 00:58:31] [このレビューのURL]

物語の核っぽい「両性具有」の花房さんがどちらかというと
オブザーバーに見える。
ラストも花房さんがどうなるのかとか正直どうも思わない。
ストーリーよりも、エロ漫画ばりの性描写よりも、
言葉で語りつくされる恋愛、結婚における男女の関係性について
触れる場面が面白い作品だと思います。

樹里ちゃんの天然な計算高い言動、なんでも被害者っぽくなって
おけば周りからチヤホヤしてもらえると考えてるところ。
(って現実にそんな女子多いし。春菊さんはこのタイプがほんと
嫌いだよなぁ)
高柳の表面的には女性にはソフトなあたりだけど、本心は…
俺の女は共働きにしてやってもいいけど俺様より年収超えるのは
許さないと実は女性を見下しているところ。
嫌なタイプを描くのが非常に上手い。

私の中でこの漫画は、作中のセリフにもありましたが
『長年付き合って自分が側にいるのに安心しきってしまって、
自分の気持ちを考えなくなくなった』相手がが嫌になる恋人達の話かな。
人間関係慢心したらアカンよね。

春菊さんは自分が何回もそういう相手に愛想を尽かしてきたからって
表現するのがうまいなぁ。

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[投稿:2011-09-23 19:09:33] [修正:2011-09-24 21:04:41] [このレビューのURL]

星里さんって意表をつくキャラ設定が上手いなぁ。
主人公格の性格は似た感じが多いけど、それぞれの過去背景の設定は
本当にありそうなんだけどユニークなものが多く、光くんの過去も
上手いと思いました。
個人的には羽子さん+劇団員がより物語のコメディ色を強くしていて
あのノリが好きです。

相変わらずテンポよく様々な事件が起こるけど、軽やかに解決して
いくので肩の力を入れず楽しく読めました。
そして時には人との関係や人生の目標など考えさせてくれる
まさしくハートウォーミングコメディ!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-22 19:12:20] [修正:2011-09-22 19:12:20] [このレビューのURL]

8点 大奥

男女逆転の大奥、作者がよしながふみって…BL満載そうだなぁと
敬遠してたのですが、まぁ少しばかりソノ描写はありますが
気にならない程度でした。

それよりも史実との辻褄の合わせっぷり、政治的にも、社会的にも
よく勉強して上手く組み立ててはるなぁとと感心しまくりました。
本当にあったかもしれないと思わせるパワーはありますね。

日本の頂点の将軍様と大奥に係わる人々、数多くの人物が出てきてる
のにみんな幸せじゃなさそうで、読んでて憐れな気持ちになりました。

悲恋のメロドラマ好きにはたまらない恋愛がいっぱいで面白い。
特に家光と有功の恋愛はグッときました。有功のキャラクターは秀逸。
普段はおだやかなのに、家光がらみで気持ちが高ぶると京言葉になって
しまう色男ってええ萌え設定ですなー。
以降の人々の恋愛も私はそれぞれ面白いと思います。

これはどこまで描くのでしょうか?吉宗で赤面疱瘡の治療方法分かって
治まって男社会にもどって終了?
面白いから続けてペリーが来て、和宮さんが出てきて、大奥が滅びる
辺りまでやってくれてもいいかも…さすがに飽きるかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-20 21:49:59] [修正:2011-09-22 18:55:10] [このレビューのURL]

作者の作品にしては短いからかメッセージ色はなく、
絵柄も見やすいしテンポもいいので誰でも楽しくサラリと
読めるかと。
でも読んだ後私は何も残らず、数年ぶりに読み返したけど
内容何一つ覚えてませんでした…。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-22 18:50:34] [修正:2011-09-22 18:50:34] [このレビューのURL]

本当は「彼女」にして欲しいのに、ユタカには彼女がいるから
彼女にはなれない。けどユタカが望むと体もまかせてしまうし、
色々なことに対してNOと言えないどっちつかずの生活を送るゆうこ。

個人的にこんな面倒くさい思いをする恋愛はしたくないので、
ゆうこに対しては「バカじゃないの?振られたんなら次次!」と
思ってしまうのですが、彼女の心の描写が上手く、ゆうこの切なさに
最後まで引き込まれてしまいました。
こういう恋もあるんだなとしみじみ。
思うにユタカは意外にも面倒くさい女が好きなんじゃないかなぁ。

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[投稿:2011-09-20 18:55:09] [修正:2011-09-20 18:55:09] [このレビューのURL]

人とのつながりの温かさ、家庭のほんわかさ、主人公の自分探し、
将棋界の面白い奇人・奇行っぷり、将棋世界のハウツー、勝負の
厳しさ…ちょっとてんこ盛りすぎてごちゃごちゃした感じに
なってる気がします。

リリカルさや奇人達とのやりとりのおかしさ、青春バンザイな
テイストはハチクロと同じ感じで楽しめるけど、以前からあった
作者のキャラ作り込み度が空回りしすぎに感じ、前作品ほど夢中には
読めないかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-18 15:01:25] [修正:2011-09-18 15:14:51] [このレビューのURL]

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