「kiki」さんのページ

総レビュー数: 471レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年01月23日

6点 自殺島

サバイバルの知識は初心者向けにも分かりやすい説明で面白い。
作者の「私も実際やってみましたが…」の感想もいいですね。

セイの狩りのシーンは心情にも緊迫感があってドキドキしながら
読めたけど、本や先輩の説明の知識だけであんなに上手くいく
ものかなぁ?最初はもっと外しまくった方が本当っぽいのに
とか、狩りのシーンは色々描いてたのに肉をさばくシーンは
淡々としすぎてるかなと思ってしまいました。
せっかくの上質のサバイバルなんだからそこまでしっかり描いて
欲しかったなぁ。

生きるとはどういうことというのがテーマだと思うのですが、
それに対しての自殺者達を登場人物にしたってベタだけど、
生きるために他人とどう対峙するのか、最終的にどういう結論を
主要人物達が出すのか楽しみです。

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[投稿:2011-09-18 13:47:42] [修正:2011-09-18 13:47:42] [このレビューのURL]

心底食を楽しんでいるのが伝わってきて、その描写もとても
生き生きしてて読んでると掲載されたお店に食べに行きたく
てたまらなくなりました。

一緒にお店に行く相手を様々なタイプにしているのも、
その相手との色々なエピソードも面白かったです。
上手に作ってあるなぁ。

一緒に食事するってほんと食に対してのテンションが違うと
嫌になりますものね。(食べるの大好き派からすると)

Yながさんと一緒に彼女オススメのお店に行くと、何が一番
美味しいとか色々な薀蓄が聞けてよりおいしく楽しめそうと
思う反面、彼女の望むように反応しないと変な空気が流れそう
なので面倒くさそうだけどw

ただ実在のお店紹介もかねているこの手のタイプの作品は、
時間がたつとお店が変わったり潰れたりで数年で参考にならなく
なっちゃうんですよね。仕方ないとはいえその点で残念です。


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[投稿:2011-09-14 22:08:49] [修正:2011-09-14 22:08:49] [このレビューのURL]

里さんブスって設定だけど、ブスに見えないし。
前作「放浪の家政婦さん」の初登場時は確実にブスだったのに…
この作者さんはキャラに惚れこむとかわいく描いちゃうから
仕方ないんだけどね。

それにしても里さんの説教シーンは面白い。本音でまくりって
いいですね。
五十鈴さんへの「くどき酒?」は笑っちゃいましたけど。
オチが秀逸すぎw

あとラ・メゾンイヤサカのあの真夏の夜の夢はよかったです。
もーしっちゃかめっちゃかで、登場人物みんなのダメなとことか
腹黒さが全開で面白かった。まさにシェークスピア!

今回の短編集は変わった料理が沢山出てきて、グレープフルーツ
とひじきのお寿司とかバナナのご飯とかレシピが気になりまくり!
後書きや出版社のBLOGなどにレシピ載せてるけど、せっかく
だから料理漫画みたいに作中にレシピや細かい料理シーン描いて
欲しいなぁ。それでも面白いと思うしより作中の料理が楽しめそう。

楽しんで笑えて読めて、人間の温かさも実感できるいい作品だと
思います。

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[投稿:2011-09-08 22:59:20] [修正:2011-09-12 10:31:14] [このレビューのURL]

正直好みの絵でも、魅惑的な絵でもなく、あまり共感できない
登場人物たちや世界観なのに読み出すと止まりませんでした。
壊れていく主人公の心情がリリカルに描かれてて、胸に重く
のしかかりました。

美しくありたいという女性の願望を叶えたりりこ。
それは永遠ではなく、本人もよく分かっていて、それでも止め
られないりりこの狂気さがビンビンに伝わってきて、人間の
奥底にある願望が刺激される作品かと。

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[投稿:2011-09-08 22:29:26] [修正:2011-09-08 22:29:26] [このレビューのURL]

元お金持ちでゴージャス系美人でしつけも行き届いているお嬢育ちの
シオさんと、貧乏で不幸をしょった萌ちゃんのバチバチバトル漫画。
+蘭丸さんとで3人主人公に一見みえるのですが…

シオさんの一人主人公にしか思えなかったです。まぁ彼女のキャラ
クターかなり素敵な一品ですものね。派手派手しい美人で気位も
高くてそれが超お似合いでカッコいいのに、実は世間知らずで
ウブく、人に気をつかうのも得意。んーかわいすぎ!ギャップが
たまりませんね。

ストーリーのテンポもよく、続きはいったいどうなるのかとハラハラ
と楽しめました。

ただラスト、終わり方ちょっと無理矢理感あるけどそれ以上に
せっかくのオペラ成功の大チャンスなのに、日本に行き来しすぎ
なのでは?飛行機って結構遅れるのに!日本国内線じゃあるまいし
あれはありえん。


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[投稿:2011-09-08 01:10:20] [修正:2011-09-08 01:10:20] [このレビューのURL]

ヤマザキマリさんは人間観察が得意でタフだなぁと思いました。
異文化好きはかなり楽しめる作品。

モーレツ家の話もそこそこ面白かったけど、それよりもイタリア
おばちゃんズの日本旅行話とマルコ爺さんの出迎え話が強烈で
めちゃ笑わせてくれました。

面白家族話と共にイタリアの様々な風習を知ることもでき
より楽しめました。
大晦日に古い物を窓からぶち捨てるナポリって!
一度見てみたいものです。

彼女の他のエッセイ漫画も読んでみたくなりました。

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[投稿:2011-09-08 00:53:55] [修正:2011-09-08 00:53:55] [このレビューのURL]

ストーリー作りがいまいちに感じました。
主人公達が読むせっかくの色々な本のストーリーと
漫画のストーリーがあまり上手く噛みかってないような。

本のチョイスはいいセンスしてるんだからもっとその本の
魅惑を語ってもいいんじゃないかなー。それかもっと本屋の
地味な作業をもっと詳しく語っちゃうとか。

あかりの妄想族のように作者の頭の中だけで物語がスムーズに
進行しているイメージを抱きました。

設定はいいと思うのですが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-04 23:32:00] [修正:2011-09-04 23:32:00] [このレビューのURL]

「輝夜姫」の途中から清水玲子さんにはついていけなくなったの
ですが、「秘密」で復活。清水さんのSFはやっぱり最高です。
事件の謎を解くために死人の脳を見ることに寄ってその死人が見てた
映像を見ることができるって…凄い発想!

1巻のあとがきで、小学生が殺害されて加害者が飛び降り自殺を
してしまったため真相が分からず仕舞いで終了した事件を元に
この発想が湧いたと書かれてました。私もそのニュースを見て
ましたが、あれからこんな物語が紡げるだなんて天才だなぁと
しみじみ思いました。

最新巻ではとうとう続くになってしまったけど、基本1冊内で
物語が完結しています。それだけに話によって面白さにバラつきが
あるかも。自分的には7巻が今の所(9巻まで読破)ベストかな。
託卵の話は『竜の眠る星』にも出てくるけど、それをあのように
組み立てるとは上手すぎる。


薪さんと青木と雪子さんのなんか泥臭い三角関係は、少女漫画だから
仕方ないとは思うのですが、個人的にはいらないです。
清水さんの恋愛ってなんか異常に相手にのめりこますので違和感が
沸いちゃって。薪さんなんか怖いわ。

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[投稿:2011-09-02 02:17:41] [修正:2011-09-02 02:17:41] [このレビューのURL]

7点 リアル

読んでいると胸苦しくなりました。上手でいて迫力がある絵の描写、
特に高橋くんの現実と彼の抱く思い。すごいリアルを描いてますね。
健康な自分にとっては遠そうな世界ですが、誰しも交通事故にあって
車椅子に乗る可能性はある。そうなった時に高橋くんのように
考えてしまうのは普通でしょう。受け入れるのに時間がかかるのは
当然だし、それを物凄く丁寧に描いているのに感動しました。

こういう障害者が出てくる漫画って『ブラよろ』の斉藤先生みたいな
現実離れした理想ばかり口にするタイプがよく出てきますが、この
作品ではそういう人はいなく、周りの人々は黙って寄り添う優しさを
持ってるか、差別するか、無関心か。というように現実タッチな
ところがいいと思いました。

スラムダンクのような読んでいて楽しくワクワクするということは
ないけれど、グッと胸にくるのは確かかと。

まだまだ物語途中なので7点。(完結が何年後になるのか心配ですが)

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[投稿:2011-09-02 01:50:38] [修正:2011-09-02 01:50:38] [このレビューのURL]

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