「kiki」さんのページ

総レビュー数: 471レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年01月23日

[ネタバレあり]

家元の生まれではない駆け出し歌舞伎役者の主人公はストリート歌舞伎をやったりして、観客の心を揺さぶる「かぶく」ことに全てをかけている。
そんな彼が型やお家芸など伝統を重んじる歌舞伎界で、様々な大物役者達と共演し、自分の感性が作り出す演技と相手の伝統的でいて強烈な演技で火花を散らせる物語。

歌舞伎なんて昔学校の行事で一度観たきりでしたが、様々な歌舞伎の演目を分かりやすく解説はしてあるし、歌舞伎時の素晴らしい作画のおかげで、また観てみたいと思わされました。

ストーリーはだいたい一演目ごとに様々なライバルが出てきて、物凄い舞台を作り上げて…を繰り返してて、唐突なラスト以外は同じ感じですが、それぞれの演技に対する真摯な思いなどがピリピリした雰囲気をかもし出してて面白かったです。

唐突なラストもそうだけど結局歌舞伎って「血」なの?と少しガッカリ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-07-25 01:15:38] [修正:2013-07-25 01:15:38] [このレビューのURL]

姉弟で漫画家の草食系な弟・森繁拓真が、肉食系な姉・東村アキコの指示するお店に行ってグルメレポを描くという妙な漫画。
個性的な姉が指示するお店は主にホルモン屋や濃いー飲み屋、挙句の果ては韓国にあったりしてお店自体は面白そうで美味しそうな所が多いです。
(肉が多すぎて胸焼けしそうになるけど)

ただ本人が創作の方が気が楽と最初にきっぱり言っている通り、結構様々なゲストが出てきて話いくらでも膨らませそうなのにわりに淡々と食べ物とお店のレポをするばかり。
頑張って色々表現しようとはしているものの「旨い」の連発や表現力で、この人食べ物にそんなに興味がないんだなぁと感じられるのが残念。
それなら姉のムチャなエピソードやゲストをいじって描けばいいのに、遠慮してるんだろうなぁ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-07-25 00:40:11] [修正:2013-07-25 00:40:11] [このレビューのURL]

ギリシャ神話に出てくる神々が気の抜けたギャグをおりなしている作品。
これ学生時代に読んだら色々名前覚えやすくってよかっただろうなぁ。
一応それぞれの神の力に応じたキャラにしてあります。
ギャグも大笑いするというより脱力系でくだらない感じが個人的にツボでした。

ただ雑誌などでちょこちょこ読むのに適しているかと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-07-16 23:34:44] [修正:2013-07-16 23:34:44] [このレビューのURL]

ヤマザキマリさんの自伝的作品で、中二でヨーロッパ一人旅の部分を期待して読んだのですがヨーロッパ出発前の話の方が面白かったです。
一人で空港に降り立った時どう思ったとかエッセイ的なのを期待して読んでしまったのがまずかったと思います。
色々な国でのエピソードをそれぞれいい感じの短編に仕上がっててそれはそれでいいのですが、パンチが弱く感じました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-07-16 23:24:41] [修正:2013-07-16 23:24:41] [このレビューのURL]

見やすく美しめの絵柄での奈良時代の宮廷物語。
物語の冒頭の釘が刺さった仏像でツカミはOK。
「大化の改新」は一般的には蘇我氏が悪い方にされているけど、実は違うんじゃないか?
という前提で織り成されるストーリーは興味深くていいです。

ただこの時代の歴史をほとんど覚えてなかったので、分かっていることが前提で描かれている気がし、人物関係が分かりにくかったです。自分で後で調べるはめに。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-07-16 23:13:30] [修正:2013-07-16 23:13:30] [このレビューのURL]

サラリーマンが週一で全国各地からお取り寄せをテンション高く楽しんでいる漫画。
お取り寄せ先も聞いたことないものが多く、種類も多岐にわたっているし、また絵もそこそこ上手で美味しそうだし自分もお取り寄せしたくはなります。

ただ他のストーリー部分があってないようなものに感じるし、フーンと食べ物には感心するけど漫画自体続巻を読もうとは思えませんでした。
雑誌で時々読むにはいい漫画かも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-07-03 23:19:16] [修正:2013-07-03 23:19:16] [このレビューのURL]

人間のみを食べる見た目は人間と同じグール(人食人種)が存在する世の中、内気な大学生である主人公はとある事件がきっかけで半分だけグールになってしまって…という物語。

普通の人間だっただけに人間を食べることができず、でも食べないと生きていけないという葛藤を描いた前半部分は色々稚拙さを感じつつも面白く読めました。
冬目景っぽいシンシンとした暗めの作風もいいと思います。

ただ途中からテコ入れしだしてのでしょうか?
登場人物をどんどん増やして出してからは私の中では逆に微妙になってきたかな。

戦闘シーンが何が起こっているのか分かりにくいのも残念だし、
警察にグールを分別する機械があったり検査で分かるのに、いくら時間かかりそうでも人間を食べるだなんてかなりの脅威なんだから普通無理やり全住人の検査するのでは?と気になりました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-07-03 22:19:33] [修正:2013-07-03 22:19:33] [このレビューのURL]

8点 capeta

[ネタバレあり]

カーレーシングにはあんまり興味なかったけどこれは面白い!
彼の今までの作品と同じく才能が突き抜けた天才が主役の熱い作風。
作者の名前の横にクレジットされてる方と一緒に作っているせいか、もう少し地に足がついてる感があって私はこの作品が一番好き。
16歳でF3のレーサーになっちゃうとか色々ありえねーってことは健在ですが。

前作の大吾や昴はすげーことをやらかしても「なんとなくこうした方がいいって思っただけだもん」とセリフをはくのみで、彼らの天性の勘がクローズアップされてました。
もちろんそれはそれで面白かったのですが、カペタではレースで勝つための綿密な計算をカペタ自身がしていたり、周りの人によって解説されてるのが読んでいてより納得できてよかったです。

またカペタだけの才能でレースを勝っていくのではなく、周りの協力によっても成り立っており、カペタがそれを成長と共にちゃんと理解し、周りの人々に頭をキチンと下げる姿も好感が持てました。

カート→フォーミュラステラ→F3とテンポよく主人公がステップアップしていくのとともに、それぞれの車の特性やレースの解説があったので分かりやすかったし、飽きがこない展開でいいです。

あと少ししか描かれてないけどナオミとモナミの取り合わせがいいですね。
曽田先生って恋愛面に関しては少年漫画の王道を描かなくて好きです。
ただカペタがナオミに対して頬を赤く染めすぎなのが気になりますが…。なんなのあれ。

個人的なベストシーンは(27巻までだけど)「もうミラーは見ねー!」です。


++追記

ラストまで読みました。
個人的にこの作品勝負シーンはずっとテンションMAXで描かれてたせいか、一番の上げ所を間違ったように感じました。
私の中ではマカオよりF3のラストで車と一体化したカペタの方が感動したし。あれで最終回でもよかったかななんて思ったり(苦笑

あとマカオはF1の登竜門じゃなかったの!?
どうせ「ねーよ!」ってなミラクルが多すぎる漫画なんだから、F1チームからオファーが来たで終わってもよかったんじゃ?なんか中途半端すぎる。

色々惜しい終わりだったけど、ラストまで面白かったから8点のままで。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-04-11 15:43:23] [修正:2013-07-03 20:23:08] [このレビューのURL]

異常に霊能力が高く、800体もの霊を身にとりつかせているサヨコさんが大学生の稲葉くんに恋をして…というラブコメ。
「ああ探」が好きなので期待したのですが、やはり霊がどうたらこうたらって話に興味がないので思ったより楽しめませんでした。
ギャグとかそこそこ面白いんだけど話の運びがダラーっとした感じで。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-07-03 20:14:28] [修正:2013-07-03 20:14:28] [このレビューのURL]