「勾玉」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月21日

序盤から冒険SFものとして充分なクオリティを保っていたが、
4巻、5巻の種明かしでさらに完成度を高めた作品。
連続性のある表紙カバーの構成も素晴らしく、手元に残しておきたい一作。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2019-11-17 23:09:46] [修正:2019-11-17 23:09:46] [このレビューのURL]

前置きもなく、冒頭からすでに不思議空間に迷い込んでいる主人公の2人
奇天烈な世界にいながら、落ち込むことも、不安がることもなく
むしろ、その状況を楽しみながら閃きとバイタイリティで
次々と突破口を開いていく様が読んでいて、とても小気味良い。

でもちょっと人間味に欠けるかな、と思い始めた頃に
回想などで、くどくない程度にキャラの掘り下げがあり、
終盤の礼香と庸子の行動(言動)がお互いに影響しあっていく一連の流れもまた絶妙で
キャラの浅さも感じさせない隙の無さ。

ともかくエピソードの一つ一つに無駄が無く、
パズルのピースをハメるが如く計算された物語の構成に感服させられました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-05-14 22:02:59] [修正:2018-10-29 09:00:25] [このレビューのURL]

初見時は目を覆いたくなるハードな内容に嫌悪感の方が先行していた、下手をすると
「出来ることなら読みなくなかった漫画」として1点を付けていたかもしれない、
だけど悔しいかな物語としては優れている、何より話の筋立てが見事だ。
1、2話で凄惨なシーンをありありと描き
その後は人間ドラマを軸に間接的な視点で物語が紡がれていく、
直接的な残酷描写は冒頭の2話だけなのに、同じ運命を辿る少女達が引き金となって
冒頭の光景が何度も頭の中でフラッシュバックしてしまう。
今も理性ではこの物語を嫌っているが、この構成の妙には唸ってしまった。

本音の部分で嫌いになりきれない、このプロットの秀逸さがつくづくもどかしい…。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2014-05-18 00:47:35] [修正:2014-05-18 02:10:02] [このレビューのURL]

一見するとポップでキュートな絵柄と作風。
実際、和んだり笑ってしまう話も多いのだけど
それとは別に狂気を感じさせる話や、
やるせない気分になる話も随所に散りばめられています。

キャラの掛け合いがメインのほのぼのとした話もいいけど
狂気的な話や鬱系の話も何だか癖になりますね、
そればっかだとゲンナリするけど、
話の配分が丁度いいので、飽きずに読み進められます。

とにかく話の振り幅が大きい漫画なので
初見時は、一話一話最後までどう転ぶのか分からない
予測の出来ないドキドキ感も味わえますよ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-09-05 19:26:45] [修正:2013-09-05 22:52:35] [このレビューのURL]

笑えるし、ほのぼのするし、考えさせられるし
畜産業に対する造詣も深まる、と至れり尽くせりな漫画。

作品の性質上、生き物の生死も描かれ、重くシリアスな面も併せ持っているけど
小気味良いギャグとテンポの良さで、それを感じさせずサクサク読めてしまう。
とはいえ、生き物の生死が疎かに描写されている訳でもなく
その過程で発せられる、畜産に携わっている人のセリフは
思わず一考してしまう印象深さがあり記憶に残ります。

肉体的な面と、精神的な部分での畜産業の過酷さも描かれているけど
「答えは一つじゃなくてもいいんだ」という作中のセリフにもあるように
専門分野をテーマにした作品にありがちな
こうあるべきという説教臭さが無いのも良かった。

そして何より、エゾノーの生徒と先生達が個性的でいいキャラばかり
普通に学園物として見ても充分面白い。
この先何度も読み返すことになる漫画だと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-05-08 16:37:35] [修正:2013-08-09 15:57:51] [このレビューのURL]

バレーのルールやポジションについて
少しずつ順を追って説明してあるので
とても分かり易いバレー漫画となっています。

しかし何よりもこの漫画の魅力となっているのは
何といってもキャラクターでしょう。
小さな衝突を繰り返しながらも、
イキイキと和気あいあいとしているキャラクター達が清々しく
仲の良い部員達のやり取りに
思わずニヤニヤさせられてしまいますw

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-11-07 19:16:50] [修正:2013-08-09 15:52:56] [このレビューのURL]

道中、普通に戦死するキャラがいるなど、なかなかシリアスなドラクエ漫画。
重厚な世界観は魅力だけど、その反面、全体的に堅苦しい印象も受ける。

それにしても、あれだけドラマを積み重ねてきたのに、エピローグがめっちゃ呆気ない…
…と思ったら、数年前に出た完全版でそのあたりがちゃんと補完されてて、めでたしめでたし。

単行本で読んだ人や、これから単行本で読むつもりの人も
ラストだけは完全版の方を読んでみてほしい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-04-06 02:08:31] [修正:2013-04-06 16:56:18] [このレビューのURL]

農業に従事する大変さや、あるあるネタ
そして作者自身の体験談を、ギャグを織り交ぜながら描いており
とても読み易く、エッセイ漫画としては充分優れた作品だと思う。

ただ、テンション高めのギャグ要素が自分にはいまいちヒットせず
何度も読み返す漫画には、ならなそう。

欲を言えば、一つの漫画としてではなく
「銀の匙」のおまけの巻末漫画として、これを描いてほしかった。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-05-10 17:56:17] [修正:2012-11-17 20:02:21] [このレビューのURL]

この漫画はアイディアの宝庫。

・強さを数値化する「スカウター」
・2人のキャラクターを合体させる「ポタラ」
・一時的に力を増幅させる「界王拳」
・他者の生命エネルギーを凝縮して放つ「元気玉」
などなど、魅力的な必殺技や設定がバンバン出てきます。

あとは言うまでも無いけど戦闘シーンが上手すぎる
超人バトルを描いてるのに「何がどうなっているのか分からない」
ということが一つとして無かった、流石。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-05-09 13:58:15] [修正:2012-09-21 10:59:06] [このレビューのURL]

自分にはこの漫画のどこが面白いのかが、よく分からなかった。

ここのレビューでもギャグとして評価されてる向きが強いようなので
ギャグの合わないギャグ漫画を読んだ、と考えれば楽しめないのも当然か。

合間合間の小ネタや、
ノリの良すぎるキャラクターについていけるかどうかがポイントだと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-08-29 13:03:25] [修正:2012-08-30 23:53:22] [このレビューのURL]