「boo」さんのページ

総レビュー数: 258レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年06月29日

高橋ツトムの絵が一番活きている作品だと思う。荒々しいタッチが幕末の雰囲気をかもし出し、アクションシーンにより迫力を与えている。特に必殺技とかないんだけど、そこがいい。どのキャラも生き様がすごくかっこよくて、主人公2人の成長は見てて気持ちいいし、志半ばで散っていくキャラの場面では鳥肌が立つ。ストーリーもしっかり練れていていい感じ。これからがすごく楽しみな作品だと思う。  

追記 最近はどうも退屈ですね。ヤンジャンでも流し読みする感じになっちゃいました。ちょっと残念。何でだろ。

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[投稿:2007-06-11 20:49:30] [修正:2009-01-07 10:03:16] [このレビューのURL]

6点 Damons

すっごくおもしろくなれそうだったのに・・・
っという自分の中では名作になり損ねた漫画です。

こういう復讐ものっていうのはなんといっても
敵役のカリスマ性がかなりのポイントになると
思うんだけど、ジェスト以外はうーん、って感じ。
ラスボスがひどいのが致命的ですね。最初の戦い
での気持ち悪さにもひいたが、実はヘイトに嫉妬
してたってとこでこいつ人間臭いなー、と思い一気に
冷めた。主人公が魅力的だっただけにすごく惜しいです。

戦闘に関しても全部ゼスモスの特異性で解決して
しまうのもどうだろ。ところどころすごいよかった
だけに残念すぎるのでこの点数で。

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[投稿:2009-01-07 09:57:39] [修正:2009-01-07 09:57:39] [このレビューのURL]

8点 BECK

漫画という媒体において表現が難しい音楽を表すのにある程度成功している。クラシックならともかく、ROCK漫画でここまで雰囲気を出せた作品って個人的には思いつかない(少ないし)。

絵柄は万人受けするタイプし、CDのジャケやPVのパロディである表紙にはセンスを感じる。インディーズシーンの描写もリアル。ライブの回では見てると鳥肌が立つときもあるし、低迷してもかならず盛り返してくる安定しておもしろい漫画。ただ、あまりのめりこむということが個人的にはなかった。

気になったこととしては、20巻くらいから引っ張りすぎているということや、レッチリはいいとしても作中のメンバーの音楽の趣味がふるすぎるということ。作者の趣味を反映してのもかもしれないが、多少不自然。バンドTなどで、RANCIDやNOFX、GREEN DAYなど現代のバンドも出てきてるのでそういうのをメインに持ってきて欲しかった。

アバロンで終わりかと思ったけど、どうやらもうしばらく続くよう。終わりどころを間違えないことを祈る。

追記
最近ギターの勉強のためにオールドロックやソウルばかり聞いてたら見事にはまってしまって、以前書いた批判は的はずれだったのすいません。それでもバンドスタイル自体は古すぎるかな。

終わり方はきれいで良かったと思う。今まで何かにさえぎられて届かなかったベックの音楽がやっと届いた瞬間という事で、ぞくぞくさせられた。今まで日の目を見なかったバンド漫画で成功した事に敬意の念もこめて一点プラスです。

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[投稿:2007-09-23 19:28:14] [修正:2008-07-22 22:38:58] [このレビューのURL]

これだけ設定がぶっとんでるわりにリアリティが保たれてる漫画ってちょっと珍しいと思う。三巻くらいまではあまりおもしろく感じなかったが、梶が登場して頭脳戦の要素が入ってきてから爆発的におもしろくなった。

テンポがとても悪い作品なのでどんどん人物が移り変わっていくのは読者も飽きないしよい。ただ、個人的にはあまり能力バトルをやりすぎな印象で、もっと減らしていいと思う。あくまでこの作品のみそは、オメガの能力を使って、どうのし上がっていくかというところにあると思うし。ちょこちょこ入るギャグもおもしろくていい感じ。

ただ、スピリッツではたいてい一番後ろに載っていて打ち切りが心配。こんなにおもしろいのに何でだろう。

どうも打ち切られた感じのラストだった。中途半端に切らずに、終わらしてくれのは良かったけどやはり微妙だったので点数下げときます。

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[投稿:2007-07-24 22:04:36] [修正:2008-07-08 22:19:02] [このレビューのURL]

少女漫画ではけっこう好きだった人なんだけど、
この作品はちょっと痛い。

まず何で音楽を絡めてきたのかなあというのが疑問。
どう考えても作者はパンクというジャンルをただの
ファッションアイコンか何かのように考えているのが
見て取れる。革ジャン着て、破れた服に安全ピンつけていれば
それがパンク。そんなわけない。多分テーマと
なっているシドとナンシーについてもピストルズの音楽が
好きとかいうわけじゃなく、なんとなくかっこいい
エピソードだったから持ってきたのだろう。

内容も自分がこの作者に期待してたものとは違ったし、
パラダイス・キスあたりからの方向性はどうも気に入らない。
現代らしいけど、どっちかというと携帯小説みたいな
現代らしさで安っぽい感じがする。

ハロルド作石はほんとにロックが好きなんだなあというのが
作品から伝わってくるし、三浦じゅんのアイデン&ティティ
はロックは何かといくことを突き詰めていったすばらしい
漫画だと思う。音楽ってそんな軽々しく扱っていい
ものじゃあないのでは。

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[投稿:2008-07-01 16:30:04] [修正:2008-07-01 16:30:04] [このレビューのURL]

6点 CLAYMORE

普通におもしろいと思う。設定が緻密に構成されている。
細かいところに矛盾があるきもしないでもないけど・・・

ただ、あまりにも淡々としすぎているし、絵も美麗で上手なのだけれど迫力に欠ける印象。
ベルセルクだったら何の章が好き?と問われたら
直ちに答えられるけど、自分はこの作品では答えようがないかなと。

強さのインフレを抑えられているようで、
そうでもない気がするし、プリシラはどう転んでも勝てそうにない。

欠点ばかり書いたけど、上手だし、完成度も高いので読んでみる価値はあると思う。

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[投稿:2008-03-02 01:25:40] [修正:2008-03-02 01:25:40] [このレビューのURL]

プラテネスがあくまでも宇宙をベースにした話だとすれば、こちらはまさに宇宙そのものといった感じ。デブリの話とか月面で走る話とかけっこう似たようなのあるんだけど影響してるのだろうか。

作品内容自体は宇宙開発や中国とアメリカの対立などどれもリアルに思えるように描いている。実はかなりおかしい部分もあるらしいが、自分は雰囲気味わえればいいかなとも思う。吾郎のパートはひたすら熱く、ロストマンのパートは謀略中心であきさせない。絵も太めで、それでいて精密に描かれておりかなり好み。

一部は一段落して二部は歩が主人公のよう。楽しみだけどテンションが落ちないか不安でもある。

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[投稿:2007-11-24 23:11:30] [修正:2007-11-24 23:11:30] [このレビューのURL]

しっかりしたストーリーの中に、ちょっとへーっていうような知識を上手く話にからめてておもしろい。よくできた短編集だと思う。

個人的にハリデー准将の話が一番好きだった。あとスコットランドヤードの話や主人公の学校の教官だった人の話もお気に入り。これだけ話に幅があれば誰でも一つくらいは好きなのがあるんじゃないかなあと思う。

ただ、本編にあたる話はちょっとどれも微妙だった。本編が5点、普通の短編が8点で四捨五入して7点かな。

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[投稿:2007-11-24 23:00:11] [修正:2007-11-24 23:00:11] [このレビューのURL]

藤田さんは狂気を描かせたらトップレベルに入る漫画家だと思うが、それはこの漫画でもいかんなく発揮されている。

ばね足ジャックの話は恋愛ものとしても読めるのだが、ラストは切なくも温かかった。この愛情は青年誌でしでこそのものだろう。話も無駄がなく、よくまとまっている。黒博物館で過去のこととされているジャックの話から、未来へつながるながれはすばらしかった。

まあでも、やはり一番藤田さんに描いて欲しいのは熱さであって、それをやるにはやはり少年誌で少年漫画かいて欲しいなあというのが正直な気持ち。おもしろいことはおもしろいけど。

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[投稿:2007-10-09 21:55:51] [修正:2007-10-13 21:38:07] [このレビューのURL]

絵は上手ではなく、最初とっつきにくいが、読むうちにくせになる。そんな漫画。

この漫画独特のぬるい空気、そして作中に渦巻く狂気にはおどろかされる。それが合うかどうかで好きになれるか決まると思う。BLAME!とは違う意味で、かなり人を選ぶ漫画ではある。

私にはまだこの作品がどのようなものか見えてこないので7点としておく。良くも悪くも現代の漫画だなあという感じ。

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[投稿:2007-09-13 23:42:51] [修正:2007-09-13 23:42:51] [このレビューのURL]