「ITSUKI」さんのページ

軽音楽部を舞台としたストーリー4コマですが、音楽漫画としては過度な期待しないで読むのが正解です。
掲載誌はまんがタイムきららで、メインキャラは女子高生ばかり。
この時点でキャラクターのかけあいを楽しむ作品なのだとまぁ覚悟して下さい。

読んでいて思ったのは作者の澪の扱いの良さ。(特に序盤)
アニメ化に際して「あー澪が人気になるだろうなぁ」と予想がつくほどのプッシュっぷりでした。

絵 1巻序盤は下手すぎてキャラが可愛くないです。
1巻の中盤から終盤にかけてようやく安定してきてまぁまぁ読めるようになります。3巻以降は更に上達して大分変化してます(大抵の漫画はそうかもしれませんが、キャラの可愛さが重要なジャンルだと思うので)

キャラクター 
特段強烈で斬新な個性を持ったキャラ、というのはいないのですが高校になってから知り合った軽音部のメンツがじょじょに仲良くなって関係が変化していく様が良かったです。(梓とかムギとか)

あとこの作品の単行本は、各話のサブタイトルもなければ目次もないのでそれが少し不便です。

※9/28
完結に伴い多少レビュー修正。
他の方のレビューの中にも有るように、アニメによる補正が自分にもかかってないとは言い切れません。
アニメ化する前に買っていた1-2巻と、その後に発売されて読んだ3-4巻では印象が全く違います。
1巻 5点 
2巻 6点
3巻 6.5点
4巻 7点
という感じで、作者にもアニメ化の大ヒットによって多大なプレッシャーがかかっていたとは思いますが、後半の二巻の方が断然面白く感じました。
巻を重ねるたびにじょじょに面白くなっていって、一番面白い所で終われた理想的な終わり方をしたと思います。
終盤の描き方も原作とアニメで同じ様で全く違っていて、どっちが良い悪いではなくどちらもそれぞれ良い面があります。どっちも好きです。
この人気絶頂の中すぱっと終わったところが良かったので更に点をアップします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-20 23:29:05] [修正:2010-09-28 00:37:29]

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