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絵を利用して(主にクラスメイト)の人助けをせねばならなくなった、というストーリー。

古屋兎丸先生の作品を読んだのは実は初めてだったのですが、画力にびっくり。
線の細かさと書き込みの濃さが凄い。そして書き込みの凄さの割にちっとも読みづらくない。
この漫画自体の線、ヒカリの描いた絵の線、絵の中の世界での線等巧みに画風を変えてくる画力の高さは必見です。

作者初の少年漫画らしいですが、うまく少年漫画してると思います。

とある事情から「心の闇」が見えるようになり、それを助けていかないと自分の体が腐敗して死んでしまうという体になってしまった主人公。
しぶしぶ「人助け」をするというのは不純にも見えますが面白いです。
しかも助けるために自分の描いた絵に飛び込むのですが、その最中は気絶してしまいます。
人助けするたびに気絶せねばならないので能力を使う度に周囲には変人と誤解される羽目に。(まぁ元からちょっと変なところのある主人公ですが笑)
でもそうしていかないと体が・・・と、いう構成なのです。

2巻の時点ではクラスメイトの人助けしかしない割にはマンネリを感じませんでした。
今後もマンネリ化せず楽しめればよいな、というのが期待するところです。
元ジャンプ作家が集結しているジャンプSQですが、この作品もお薦めです。

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[投稿:2009-12-22 01:26:47] [修正:2009-12-22 01:26:47]

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