「Scrooge」さんのページ
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桜庭一樹の同名小説のコミカライズ。
少女が世界の残酷さと向き合っていく話。
山田なぎさは、家庭に問題があり早く自立したい。
収入、職業、資格、そういったものを「実弾」と
彼女は呼んでおり、生きていくための「実弾」を欲しがっている。
転入生、海野藻屑(もくず)は虚言癖の美少女で、
自分を人魚の姫だという。
藻屑はクラスに受け入れられない。
なぎさは藻屑に反感を抱きながらも、懐いてくる藻屑を拒否できない。
なぎさの兄は、そのような藻屑の言動を、何も打ち抜けない砂糖菓子の弾丸のようだと評する。
田舎町の穏やかで心地よい閉塞感、少年少女の頼りなさや純粋さなどが
よく描けている。
周囲で見守っているつもりで子供を救えない大人たちとの距離感もいい。
かなり重たいテーマなので、気軽に読める漫画ではないが、
好きな人にはたまらないだろう。
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[投稿:2011-07-12 14:29:03] [修正:2011-07-12 14:30:19] [このレビューのURL]
初期は短編形式。
持ち込まれる霊的事件をムヒョとロージーのコンビが魔法律の力で解決する。冷酷なムヒョの大岡裁きが面白さ。
中期は長編形式。
ムヒョの旧友を敵としたおおがかりなバトル。
強敵との超能力バトル。ジャンプお得意の展開。
魔法律もドンドン派手になり華やかだが話はスカスカ。
終盤で、また短編形式。
決戦の後で日常の業務に戻る・・・のだが、面白くない。
中盤で追加した設定に引きずられたのか、
ムヒョとロージーたちの描写が多い。
事件の鮮やかな解決が犠牲になり単純な力ずくが目に余る。
話の密度は上がらないままに事件が小粒になってしまい、
もはや手の施しようがない。
テンションの低下が覆い隠せなくなり、
より強大な敵との対決を暗示しながら終わった。
けっして駄作ではないが、力を出し切れていない印象が残念。
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[投稿:2011-07-12 14:13:02] [修正:2011-07-12 14:13:02] [このレビューのURL]
6点 オールラウンダー廻
作者の遠藤浩輝の過去の作品は、悪意に抗えない人間について
描いていたように思う。読んでて辛くなるようなものが多かった。
今作では過剰な悪意は薄れ、現代日本の読者にも読みやすい。
作中の格闘描写については、「リアルなように」描かれているが、
私には知識がないので、評価は難しい。
派手な必殺技は登場しないが、ひきしまった肉体の格闘家が
汗を流して戦うさまはそれなりに華やかで格好いい。
どのような結末になるのかが気になる。
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[投稿:2011-06-09 06:23:00] [修正:2011-06-09 06:23:00] [このレビューのURL]
6点 結界師
話の流れがどうこうというよりは、各キャラがどういった人なのかに
重点を置いた作品。単行本のおまけページの小芝居がその象徴。
大体のキャラに詳細な性格設定と作中の位置づけがなされており、
それらが矛盾しないように配慮されている。
いくつかのキャラクターに感情移入できれば楽しく読める。
天才の弟、努力型の兄、強い力と長い寿命で人間性を失う男。
といったモチーフの繰り返しが目に付く。
少年漫画のお約束といえばそうではあるが、
繰り返す度に強度が弱くなるのを避けられていない。
また物語の後半の主要キャラは設定に曖昧さや不足があり、
作中の位置づけに苦労している様が見られる。
前述の繰り返しの多さと相まって失速感を強くしている。
減点の少ない作品だが小芝居の面白さだけではやはり食い足りない。
次回作に期待。
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[投稿:2011-05-20 11:17:43] [修正:2011-05-20 11:17:43] [このレビューのURL]
4点 主に泣いてます
美しさのせいで人間関係が上手く行かない美女を巡るドタバタギャグ漫画。
だが、笑いにくい。
厄介な美人とその周りで愚かに振舞う人たちが現実に存在することは賛成できるけど、
漫画としての楽しさがよく解らない。
主人公は美しい事以外は凡人でキャラが立ってない。
毎回のトラブルを解決するでなくただ逃げるだけ。
嫉妬に狂った女にパイをぶつけられる、2階から突き落とされるなど
毎回のオチがギャグになってない。
主人公は不倫の恋人や数少ない友人への依存度が高く、
明らかに未熟な人格で危うい。
依存される側の恋人や友人たちもおよそまともな人間ではない。
彼らが美しさ、歪さ、愚かさをどうやって乗り越えるかという話になるといいのだが。
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[投稿:2011-05-03 10:59:25] [修正:2011-05-03 10:59:25] [このレビューのURL]
面白さ以前に読むのがダル過ぎる。
誰がどこで何をどうしようとしているのかが絵でわからない。
わかりやすく描けば面白い類の漫画ではなさそうだが、
もう少し整理して可読性をあげるべき。
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[投稿:2011-04-25 17:13:55] [修正:2011-04-25 17:13:55] [このレビューのURL]
3点 屍姫
ゾンビを殺す少女ゾンビのバトル漫画。
残酷な描写以外に目立つところがない。
美少女は可愛いが漫画の面白さを補強していないのが残念。
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[投稿:2011-04-25 17:04:25] [修正:2011-04-25 17:04:25] [このレビューのURL]
3点 ナエガユル
東京を襲った大地震。街が壊滅するなかで出会った少年と少女の話。
成年漫画で有名な作者の絵は丁寧で華やか。
性的な描写はほとんどなく、漫画としての面白さで勝負しているのは好感が持てる。
しかしながら、話がしぼりきれておらず何がどう面白いのかが明確に提示できていない。
最後は小さくまとまってしまった。
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[投稿:2011-04-25 17:02:08] [修正:2011-04-25 17:02:08] [このレビューのURL]
6点 苺ましまろ
シモネタのない榎本俊二。
寡作で単行本の刊行ペースは遅いが、ギャグは粒が揃っている。
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[投稿:2011-04-20 15:10:38] [修正:2011-04-20 15:10:38] [このレビューのURL]
5点 セクシーボイスアンドロボ
ところどころの風変わりな描写は作者の個性だと思うが、
物語の本筋が大して面白くなく、やや弱い印象。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-04-20 14:55:22] [修正:2011-04-20 14:55:22] [このレビューのURL]
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