「とろっち」さんのページ

総レビュー数: 300レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年10月09日

最近は「カレー風味の料理対決」がほとんど。
最初の頃の純カレー漫画はどこへやら、という感じです。

でもやっぱり料理漫画で料理を旨そうに描けるのはいいことですね。
旨そうな料理を旨そうに食べるのを見ることが、料理漫画の醍醐味ですから。
簡単に作れて実際に旨い料理もあるので、個人的には気に入っています。
女の子もかわいいし。

話が脇道に逸れすぎてちっとも先に進まないですが、嫌な感じのマンネリではなく、
何となく展開がわかっていても結構楽しめる、安定感のある作品です。

なぜか料理漫画って超長期連載になることが多い気がします。
この作品もグダグダでいいので、長く続けていってほしいものです。

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[投稿:2010-02-15 21:53:57] [修正:2010-02-15 21:59:23] [このレビューのURL]

4点 黒神

絵が綺麗なバトルものです。

いろいろと凝った作りで、よく練られているとは思うのですが、
全体的に小難しい話なので、ちょっと気を抜くと置いてけぼりになりがちです。
ていうか主人公は何のために闘っているんでしたっけ?
読むならコミックスでまとめて一気に読んだ方がいいと思います。

個人的には登場人物に魅力が感じられないのが残念です。
この作者の作品の主人公は、他作品を見ても、かなり我が強いタイプが多いですね。

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[投稿:2010-02-15 21:45:09] [修正:2010-02-15 21:45:09] [このレビューのURL]

大人になった自分が読み返してみると、いかにもパターン化した典型的な感動話が多いな、などと
穿った見方をしてしまい、当時の感動を味わえないのが悲しいですが、
小学生の頃にこういう作品を読めたのは自分の財産だと思っています。

とんちんかんと並行して連載していたためか、途中からギャグ要素が強くなっていき、
シリアスさがあまり感じられなくなってしまうのが残念なところです。

今でも評価できるのは、死の場面で逃げずに、ちゃんと描写していること。
また、生と死の重さについて曖昧にせず、きっちり示していること。

「ちょっと一休み」ぐらいの感覚で簡単にキャラが死んでしまう作品は多いですが、
こういう作品ももっと増えていってほしいです。

ちょこちょこ背景で出演している抜作や天地くんを見つけるのが楽しかったりします。

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[投稿:2010-02-02 21:35:34] [修正:2010-02-02 21:35:34] [このレビューのURL]

文明が崩壊した島での少年たちのサバイバルを描いた作品です。

最初の頃は良質のパニックサスペンスだったのですが。
赤く溶けた太陽、欲望を引き出された大人たち、そして亡者と化した人間といった
非現実的なものが作品の中核を占めてくるにつれ、
リアリティや緊迫感がどんどん失われていったのが残念です。

すっきりとした終わり方をしていて読後感は悪くないです。

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[投稿:2010-01-28 21:13:04] [修正:2010-01-28 21:13:04] [このレビューのURL]

6点 茄子

読み返した時の方が楽しめました。変な作品です(もちろんいい意味で)。
凄く面白い話もあり、つまらない話もあり。
残念ながら手放しで絶賛するほどの感慨は受けませんでしたが、
作品からさりげなく漂ってくる、素朴で人間臭い雰囲気が魅力的です。

口当たりはあっさりしているのに、噛み締めると濃厚な味わいが広がるような作品です。

とりあえず、読んだあと無性に茄子が食べたくなりました。

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[投稿:2010-01-24 21:46:15] [修正:2010-01-24 21:46:15] [このレビューのURL]

川原作品は個人的には短編集の方が好きなのですが。
独特のテンポ、ほのぼのとした展開、類まれな言葉選びのセンスとボキャブラリー、
川原節としか形容できないような凄さが、この作品でも申し分なく発揮されています。

本編となる前半部分も面白いですが、後半の短編3つの出来はもう素晴らしいの一言。

読み終わってほんのり良い気分になれる作品です。

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[投稿:2010-01-24 21:34:51] [修正:2010-01-24 21:34:51] [このレビューのURL]

推理ものとして考えるといま一つと言うしかないですが、
密室サスペンスとしてはなかなかの良作だと思います。

吹雪から逃れて落ち着くとともに、徐々に緊張感を増していく関係。
濃厚な心理描写。緊迫感。駆け引き。

ともすれば平凡になりえる話を、両巨頭が見事な力量で読ませてくれます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-17 17:07:16] [修正:2010-01-17 17:07:16] [このレビューのURL]

強烈な個性、練りこまれた世界観、抜群のセンス、敵味方関係なく人間臭くて愛らしいキャラクター、
ダークで殺伐としたホラーなのにゆるゆるでほのぼのとした展開。
なんだかよくわからないうちに引き込まれていきます。
面白いです。他の方のレビューにもあるとおりの良作だと思います。

が、そのゆるーい空気がずっと同じテンポで淡々と続き、メリハリに欠けるようにも感じられます。
なので、読んでいてすぐ雰囲気に満腹感を覚えてしまいます。
でももう腹いっぱいなのに濃いメニューがまだまだ出てくる感じです。美味なんですが。
まとめて一気に読んだらかなり疲れました。

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[投稿:2010-01-11 21:29:03] [修正:2010-01-11 21:29:03] [このレビューのURL]

6点 神童

天才少女と冴えない音大受験生との交流、成長を、淡々と、しかしドラマチックに描いた作品です。

どうしても画力が足を引っ張ってしまっている印象が否めないですが、
実は読んでいるうちに結構慣れてきます。

うたも和音も、努力、苦悩があまり描写されておらず、物足りなさが残るのが残念です。
3巻の後半から物語は素晴らしい盛り上がりを見せるだけに、前半の野球の話がちょっと助長かも。
ただ、短い巻数で綺麗にまとめ、終わり方も秀逸なこの作品、なかなか心に響きます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-11 21:10:48] [修正:2010-01-11 21:10:48] [このレビューのURL]

害虫(ベクター)が引き起こす事件を女子高生・榎稲穂が解決していく事件簿(ケースファイル)。
主人公が女子高生の青年漫画でありながら、男の主要登場人物がおらず、
恋愛要素が全く感じられない稀有な作品です(現在7巻まで読了)。

前半は自然災害的な昆虫事件、後半は人為的な昆虫事件が主になります。
中盤からは中国娘やドイツ少女などが登場し、多国籍な様相を呈してきますが、
如何せん登場人物にあまり魅力が感じられないのが残念です。
ただ、作中の人物に感情移入しづらいので話にのめり込めないものの、虫のうんちくが面白いので
つい先へ先へと読み進めてしまいます。
話の展開に強引なところもあるので、ミステリーとして捉えない方が楽しく読めると思います。

基本的に害虫がメインとなるため、読者の反応を気にしているのか、直接的な描写を避けているような
ところもありますが、虫の苦手な方(私も苦手ですが)は心して読んだ方がいいかも。

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[投稿:2010-01-08 22:29:01] [修正:2010-01-08 22:30:55] [このレビューのURL]