「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

メガネっ娘をテーマに据えたオムニバス短編集。
オールラブコメで、かつストーリーに無理矢理ただのアイテムとして「メガネ」を入れ込んでいるのではなくて、話の肝の部分に「メガネ」がきれいに使われているのが好印象。

どの話もクオリティが高いと思うけれど、特に1話目が好きだなあ。
なにしろ1話目をよんで「これは!!」と思い、2話目を楽しみにしていたらオムニバス漫画だったことを知り若干がっかりしましたもの(いや、2話目は2話目で十分すぎるほど面白かったのですが)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-23 00:03:48] [修正:2008-03-23 00:03:48] [このレビューのURL]

ちょっと評価のしようがないというのが正直なところ。
大風呂敷を広げたのはいいけれど畳む暇もなく掲載誌「GOTTA」が休刊になってしまいました。
ファンタジー漫画はこういうとき辛いですよね。
やりようが無い。

同情する部分は大いにありますが、ただ柴田先生の他の同系統の作品と比べて何か別の色が出せていたわけでもなくキャラクターの性格付けなども他と結構被っていたりするので、特別残念かというとそうでもなかったり・・・。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-21 10:24:31] [修正:2008-03-21 10:24:31] [このレビューのURL]

直撃世代でした。
自分がちょうど小学生の頃に『いまどきのこども』ブームが来て(いやあくまで密かなブームレベルだったかもしれませんが・・・)そこかしこでこの作品のキャラクターたちが描かれたグッズや商品広告を見かけたなあ。
もう20年近くも前の話ですが。

ただこの作品の持つ特有の子供目線の中にあるシニカルさなんてのはちっとも色あせていないと思います。
とことんユーモラスでありながら、当時の子供の心情がリアルに表現されていて根底にあるどこか冷めた視点も忘れない。
言わずと知れた名作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-19 01:59:14] [修正:2008-03-19 01:59:14] [このレビューのURL]

妻に逃げられた仕事人間・正太郎&その息子たちと夫から逃げてきた菜摘&その娘たちが悪徳不動産屋にだまされてなんだかんだで同居することに・・・なホームコメディでありラブコメディ。

作品の作り自体は非常にベタで既視感が付きまとうもののベテランならではの安定感で滞りなく読めます。
特に途中のくっつきそうでくっつかない的なラブコメ展開の上手いこと。
良質のもどかしさを提供してくれます。

作画は好みが別れるかなーと思いつつ作品のテーマは万人向けだと思いますよ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-17 18:50:35] [修正:2008-03-17 18:50:35] [このレビューのURL]

大ヒット作『少年アシベ』以前に描かれた短編集。
全7編収録されているが画風がそのつど大分変化していて、模索感が受け取れる。

全編通して純文学チックな淡い作風で読後に疲労からかため息をついてしまうほどにのめりこんでしまっていた事に気づきました。
いやー、非常に良く出来た作品集です。
特に表題作『23のさかな』の出来は格別。
キャラクターの一つ一つのセリフが胸に突き刺さり非常に味わい深い。

漫画で文学したい人にはうってつけの作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-16 21:31:30] [修正:2008-03-16 21:31:30] [このレビューのURL]

『セキララ結婚生活』と同じく生活エッセイ漫画。
前作より数年経っているだけあって夫婦の関係性がかなりフランクというかだらけているというか・・・良く言えばより仲良くなっているのが内容から伝わってきます。

エピソードの切り取り方がさらに一歩進んで日常に密着していて、感情の機微がよりリアル描かれるようになった感じ。
なんでもないことでイライラして後に後悔している様子なんかまさに「あるある」と思ってしまいました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-16 15:07:45] [修正:2008-03-16 15:07:45] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ひょんなことから猫の遺伝子を体内に取り込んでしまった主人公の桃宮いちご(名前からして、なんつーか・・・すごい)。
その結果興奮するとネコ耳としっぽが生えてくることに・・・。
その後同じように半動物な仲間たちとともになんだかんだで悪の組織と戦っていく。
決めゼリフは「お礼にたっぷりご奉仕するにゃんっ」。

・・・あらすじだけでもそれなりに伝わるかと思いますが、笑えるほどに読者に媚まくった作品で、基本的に掲載誌のメイン読者層である小さな女の子か大きなお兄ちゃんしか受け付けないでしょう。
ある意味名作だとは思いますけどね(笑)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-16 15:04:05] [修正:2008-03-16 15:04:05] [このレビューのURL]

現在でもカリスマ的人気を誇るシミュレーションゲーム「タクティクスオウガ」のコミック版。
このゲームは主人公の選択によって大幅にストーリーが変わりますが、その中でも必ずしも正統派のストーリー運びとは言えない「ロウルート」の途中までが描かれています。
ルート選択自体は玄人好みする感じで「おー、そっちに行くかー」と思わせられました。

ただ、ちょっとなあ・・・。
自分自身このゲームが大好きなせいもあって少し辛めだとは思いますが、やはり少女漫画風なタッチだとイメージよりも大分「軽い」かなーと。
決して悪い作品ではなく、基本的には良質なファンタジー作品に仕上がってはいると思うのですが・・・。
『ベルセルク』ばりとまでは言わないまでも、もう少し重厚感を出して欲しかったというのが正直なところ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-15 15:13:58] [修正:2008-03-15 15:13:58] [このレビューのURL]

基本的には前作『心に星の輝きを』と同じ感想です。
良質の平安ドタバタラブコメ。
ただ、スタートからキャラクターの関係性が進んだ状態で始まるのでこっちからは読まずにやはり順番通り前作から先に読んだ方が吉。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-15 15:12:14] [修正:2008-03-15 15:12:14] [このレビューのURL]

平安時代が舞台の少女漫画ラブコメ。
主人公のドタバタに振り回される周辺の人々という中、もちろん恋もしていくわけですがそこには平安時代なりのしきたりや作法が邪魔をして・・・といった感じ。

舞台はともかくそこからのエピソードはわりと普通というか非常にシンプル。
ただ、平安のテイストもゆるいながらもストーリーに活かされているし、面倒くさそうな十二単の着物や建物の作画も安定しているので、基本的には優等生的に楽しめる一品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-12 23:46:14] [修正:2008-03-12 23:46:14] [このレビューのURL]