「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

実際に読んでいたのは小学生時代でしたが、当時の記憶として毎月コロコロを買うたびこの作品を一番楽しみにしていたのを覚えています。

いわゆる90年代初期におけるJリーグバブルに乗った4コマギャグマンガなのですが樫本先生はこの作品くらいから4コマに適応した線の数が少ないシンプルな画風になり、作画面での安定ぶりがうかがえます。

さすがに登場キャラクター達は現在引退してしまった選手をモデルにしたものが多いので今更感は否めません…。
しかし、Jリーグマスコットキャラクターの中でも人気の高いグランパス君を主役にしたマスコット連中のドタバタ劇なんかは今でも楽しめるかも。

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[投稿:2006-06-06 18:15:54] [修正:2006-06-06 18:15:54] [このレビューのURL]

週刊少年ジャンプにて全9話で打ち切られてしまった作品。

作風としては今作品より以前に同誌で連載していた『ついでにとんちんかん』のようなギャグ路線ではなく、月刊の方のジャンプで連載していた『死神くん』のラインをたどったちょっと不思議な良い話系です。
決してつまらなくは無かったのですが週刊少年ジャンプという舞台では地味すぎたのかな。

まずかった点としては作画が相変わらず安定しません。
他にも、外見上はかわいい死神くんと違い主人公であるお穣のキャラクター造形に魅力が無い(えんど先生自ら本の中で語っていますが、でかい身体に太い眉など女性にとってマイナスイメージぶちこんだそうで…)点などですね。

全1巻なのでギャグではないえんど先生の入門編としては良いかもしれません。

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[投稿:2006-06-03 16:59:45] [修正:2006-06-03 16:59:45] [このレビューのURL]

もしも野球シミュレーションゲームの『プロ野球チームをつくろう』を漫画化したらこんな感じになるのかなぁと思いました。

主人公の所属するチームが、あの楽天とライブドアの争いよりも以前に仙台に本拠地を置いていたり、そのチーム名がイーグルスならぬファルコンズだったりで妙に先見の明がありますね。
というか、上記の他にもホーム球場にメジャーリーグの雰囲気(ボールパーク)をいち早く取り込んでいる点など、むしろ現実がこの作品を追って行ったかのようです。
そんなわけでリアリティは抜群ですね。

しかし、1エピソード毎がわりと長めで、なおかつストレスの溜まる展開も多い。
それが読者人気面で苦戦し比較的早期での終了に繋がってしまった理由なのかな。

この作品の切り口自体は面白かったと思うので、ぜひこれに続く作品が出てくることを期待します。

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[投稿:2006-05-15 00:43:20] [修正:2006-05-15 00:43:20] [このレビューのURL]

嗚呼!!麗しのバカ漫画!!
コンビニ本として復刊していたので読んでみました。
PTAのおばちゃん方が読んだら瞬間湯沸かし器のごとく激昂しそうなシーン&シチュエーションの雨嵐。

画風やネタ的には(大友克洋先生のパロディとか)さすがに時代を感じるんですが、この作品の場合そんな指摘は野暮ですね。

あと読んでいて瀬口たかひろ先生の『オヤマ!菊之助』への影響も顕著だなと感じました。
舞台設定こそこちらは女尊男卑の共学校でしたが『菊之助』では女子校とより分かりやすいものにしていますが、その他の人物配置なんかはまんまだなと。
コンセプトとしてこの作品を目指していたのかな?

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[投稿:2006-05-13 07:39:51] [修正:2006-05-13 07:39:51] [このレビューのURL]

アニメ化もされた小説のコミカライズ版。

小説と漫画では情報量に差があるので、コミック版では説明が足りずに消化不良だったり、物語をはしょりすぎで小説を読まないと理解できないなんてことは往々としてありますが、この作品はそのあたりに関しては上手く出来ていたと思います。

特に第三巻では小説で一冊分を漫画でも同じ一冊にまとめ、かつコミック版だけでも楽しめるような、エピソードの取捨選択の巧さが光っていました。

しかし、沢田先生の作風や筆致がご自身も巻末おまけ漫画でおっしゃっているようにシリアスに向いており、たまに挿入されるギャグパートではテンポやセリフのセンスが若干ずれているというか、ぶっちゃけ笑えません。

うーん・・・評価が難しいですね。
個人的には惜しい作品ということで。

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[投稿:2006-05-11 01:53:41] [修正:2006-05-11 01:53:41] [このレビューのURL]

5点 神無

どこか一つでも煮詰めて行けばさらに面白い作品になったであろう非常に惜しい作品。
歴史物的な要素や神話的な要素も、もちろん娘萌え的な要素も(笑)。
色々な要素を詰め込みつつもそれらを煮詰めることなくカタログのように小出しに並べていってしまったような印象を受けました。

もちろん、主人公の娘である神無を筆頭に女の子キャラ達は逐一可愛いと思うし、仮想過去のような地での現代の知識を生かした戦術も感心させられましたが如何せん浅い。食い足りない。

色々な要素を取り込んだ結果、作品イメージが散見してしまい、これ!!という押しが弱いように感じました。

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[投稿:2006-05-04 00:31:10] [修正:2006-05-04 00:31:10] [このレビューのURL]

原作小説でもイラストを担当している桐嶋先生が執筆したコミック版。
ストーリーはオリジナル。

初期は原作者をキャラクター化して登場させたりとギャグ方面ではっちゃけていましたが、後期になると人気キャラクタールーベットが主役となり一気にシリアス度が増します。

正直、自分が『ゴクドーくん』に求めていたものとは違いました。
初期ノリのままはちゃめちゃギャグ路線で行って欲しかったなと。
しかし桐嶋先生の近作を見てもどちらかといえばシリアス路線が多く、描きたいのもそちらなのでしょうね。

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[投稿:2006-04-01 12:17:50] [修正:2006-04-01 12:17:50] [このレビューのURL]

モトネタについては古い作品も多く、自分には収録作品に関する知識もありませんでしたがそれでもあまり気になりませんでした。

表題作『ブルーゲイル』は掲載誌が無くなってしまった事で尻切れとんぼでおわっていますが、『ザブングル』の持つSF西部劇の雰囲気が良く出ていたと思います。

まぁ、それでもファン向けのコレクターズアイテムかな…

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[投稿:2006-04-01 11:30:00] [修正:2006-04-01 11:30:00] [このレビューのURL]

ある意味伝説。
『終わりよければ全てよし』という言葉に真っ向から反逆する作品。
もう少し物語を綺麗に終わらせる努力をして欲しかったなぁ。

ショートエピソードには非凡なものを感じました(特に恐山ル・ヴォアール辺り)が、長期でのストーリーテリングの能力に欠けていたかなと・・・
キャラクターのデザインセンスは素晴らしいと思うので、次回作に期待したいです。

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[投稿:2006-03-07 10:12:31] [修正:2006-03-07 10:12:31] [このレビューのURL]

分かりづらいというのが正直なところ。

あまり設定説明がないまま話が始まり、そのまま勢いで進んでいる。
殺された家族の復讐物語なので基本的には暗い話だが、この作者なのでただシリアスなだけにはならない。
キャラのテンションとテンポがギャグよりなので今一つストーリーに入って行きづらい。
背景の書き込みも少なめなのでそのあたりも分かりづらさに拍車をかけている。

キャラの造形やコマのテンポ、ストーリー以外の作者のオリジナリティが出ている部分は好きなので、むしろ原作者無しのオリジナル作品の方が読みたい。

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[投稿:2011-12-18 18:05:04] [修正:2011-12-18 18:05:04] [このレビューのURL]