「ジブリ好き!」さんのページ
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(2011年9月修正)
救いのない話は嫌いじゃないけれど、その「らしさ」があまりに前面に出過ぎてて押しつけがましく感じ、「現代社会にあるあるなかわいそうな物語」を終始演じている感が拭えなかった。
作品のダークさは好き、だけど、文章をどこまで残してどこまで画にするか?小説の漫画化には必ず問題が付き纏う。
基本的にはうまくまとまっていて、画も非常に綺麗だし雰囲気が出ていた。(ただ、藻屑をはじめ人物の心理描写がもう少し欲しかったけど。)
しかし伏線は、やっぱ叙述系トリックは漫画には合わないと思う。
漫画には画があるので、どうしても情報量が多くなる。情報の取捨選択が命取りとなり、入れ過ぎれば読者に気付かれビックリが薄れ、少なすぎれば後付け感や矛盾を生じかねない。
ミステリ(広義)と漫画、突破してほしい壁ではあるけれど、現状難しい課題だと思う。
救いのない話ほど、そこから自分なりに感じ取れるものがあるかないかが重要な気がする。ましてどんでん返しもなく、そのままストレートに救いのないこの話では、読み手がどれだけ物語世界やキャラの生き方・考え方に感じるものがあったかが評価をわけるだろう。
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[投稿:2010-08-04 00:47:03] [修正:2011-09-22 18:43:11] [このレビューのURL]
8点 3月のライオン
ハチワンのように超ハイテンションで将棋をするわけじゃなく、
まさにとろっちさんのおっしゃる通りで、
冷たさと温かさが入り混じる3月のような緩やかさで
しかし心の奥底ではライオンのような闘士を燃やし
熱し過ぎず冷め過ぎず、静かに波をぶつけあう。
そしてそれは将棋だけじゃなく、零も同じ。
暗い過去と3姉妹との触れ合いで、彼の心は常に寒暖入り混じり
普段のおとなしさとは裏腹に、2巻ラストのような慟哭と憤怒をぶちまけもこともある。
まさに「3月のライオン」
サブキャラもまた良いです、おじさん萌えとか少し理解できちゃうかもってくらい渋い(でも熱い)おじさまが勢揃い☆
二海堂君も大好き!(森田じゃないぞ)
でも3姉妹は描き方が少し苦手…ただ、天真爛漫なだけかと思っていたひなちゃんもまた、3月のライオンだった。
羽海野節全開だけど、ハチクロより一般向け。
ただ少し、ポエムの質が落ちてないかい(文字数が、増え過ぎなよーな…)
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[投稿:2011-02-03 01:48:19] [修正:2011-09-12 01:57:24] [このレビューのURL]
9点 空想科学エジソン
「空想科学読本」の柳田理科雄が立案し、カサハラテツローが描いた物語は、3巻途中まではよくあるRPG風の冒険活劇だったのに、最後の最後でとてつもないSFへ変わりゆく…
周りを壁に囲まれ、外界から流れ落ちる滝の底にある村。
その村を少女ミロが飛び出すところから始まるというのは、もはや王道ですかね。壁に囲まれ雪に埋もれゆく「きみのカケラ」、周りを滝が流れゆく「僕と君の間に」、いずれも外界と断絶された井の中から大海へ旅立つという、最高にわくわくする導入なんです。
冒険パートはジブリ的という意見が多いですが、柳田科学全開の世界にファンタジーはありません。
機械仕掛けの物理仕込み、ラピュタやナウシカ感もありますが、スチームボーイなんか近いんじゃないでしょうか。
冒険の中で少しずつ世界の謎に近付き、最後一気に収束していく様は本当に素晴らしい。
閉鎖された村から世界へ、そしてさらにスケールを広げ迎える結末。
無駄なく、破綻なく、そして、味わい深く。。
惜しむらくは冒険パートのブツ切れ、あの二行に一体どんな事情があったのか…
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[投稿:2011-09-12 01:05:17] [修正:2011-09-12 01:05:17] [このレビューのURL]
5点 ヴァイスの空
学習誌掲載の作品ということで展開やギャグなどは子供向けに作られていますが、物語の内容は立派なSFです。
同じ理由で左綴じ左開きなのも珍しい。
あさり先生との対談も楽しめたけど、サイエンスで忙しくなかったらあさりさんがそのまま描いちゃえば良かった気も。。
ガイアのデザインと最後に仰ぎ見た空が、好き
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[投稿:2011-09-11 23:54:52] [修正:2011-09-11 23:54:52] [このレビューのURL]
7点 BUYUDEN
やはりこの人の序盤はめちゃ面白いです、今のサンデーのオススメはこれと荒川さんの2つ。ボクシング漫画は多いけど、女子ボクシングも混ぜてくればかぶらないはず。
萌花と主人公がどれくらい大人になるまでやるのか…そこだけが心配。。
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[投稿:2011-07-22 12:27:03] [修正:2011-07-22 12:27:03] [このレビューのURL]
いっそ青年漫画でじっくりやってほしかったなぁ
無理に少年漫画のノリでやってる感があって、わざとらしい部分が多々。でも少年漫画だからこその展開の速さも捨て難い。
工業漫画はいくつか知ってるけど、農業漫画は荒川作品くらいしか知らないです。面白い。
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[投稿:2011-07-22 12:16:05] [修正:2011-07-22 12:16:05] [このレビューのURL]
7点 コクリコ坂から
原作ファンの中には、ジブリのアニメ化により、高橋作品ではなくジブリ作品になってしまうことが嫌な方もいるでしょうが、僕自身は非常に映画化が楽しみです。
というのも、僕の生まれるずっと前に作られたこの作品に思い入れのない僕にとって、この漫画の魅力を十分に感じとることができなかったから。
学生運動なんて、村上龍の小説で(おちゃらけた感じのを)ちょっと読んでみたり、ノーベル賞もらえるレベルの人だったのにそれをしたせいで某予備校講師におさまっているという噂を聞いたり、あとは青春映画で何度か見た程度のものです。
そんなわけで前半は、ただ読んでいるだけでした。
後半の恋愛パートや海と風間の出生の秘密は楽しめましたが、雑誌側の都合もあったのか、駆け足でまとまってしまったのはもったいない。
この時代の少女漫画な画よりもあのジブリジブリした女性画の方が好きなことも含め、この原作を駿氏がどうアレンジして脚本を作るのかが楽しみです。
そして吾朗氏がどうまとめるのか…怖い。
誤解のないよう、この漫画自体は、非常によくまとまった良作です。
話の展開、入り組んだ人間関係や父親の設定、それ故の叶わぬ恋と葛藤、そしてそれを乗り越えた先にあるラスト…
密度が濃く、読み応えがあるのは間違いないです。ただ、(画も話も、)いかんせん古い作品なんです。
(映画鑑賞後追記)
試写会で見させていただきました。皮肉(?)なことに、ジブリ映画をみてようやく、原作の魅力に気付けました。
ジブリ側が「漫画的すぎる」と削ってしまった設定(特にキャラ)が、この作品の魅力でもあった気がします。(試写会に来てた人たちの反応からも)同じ青春ものの土俵なら、耳すまの方が高クオリティだった気がします。
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[投稿:2011-02-27 16:05:24] [修正:2011-07-20 20:32:00] [このレビューのURL]
内容的にファンにしかお勧めできない気がするけど、ドロヘドロと同じ大きさ・カラーページ込みで税込500円は安い、しかも印税分は全額震災寄付ということなので損はしません。
羽海野ポエムは初期の頃からあったようで。
初っ端の話が重かったけど、あとは爽やか。やおいや寄稿ものもあり。
この頃から天才や専門的な道を行く人の苦悩ってテーマをばんばん描いてます。
個人的にはキオシリーズみたいな絵本チックな絵柄が好き。先生のファンタジー系もっと読みたいなぁ、ライオンの次やっってくれないかな…
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[投稿:2011-07-20 20:12:31] [修正:2011-07-20 20:12:31] [このレビューのURL]
8点 神様ドォルズ
案山子って人形でドンパチし合う、セカイ系属性の作品
案山子のデザインやキャラの表情の崩し方が鬼頭さんに、鋭い目付きが貞本さんに似てるなぁと、展開にも目新しさを感じずほっぽっといたけど、
通しで読めばテンポがめちゃくちゃ良いし話も面白くて絶賛はまり中。
この漫画の魅力の半分以上が詩緒のかわいさと巨乳ヒロインといっても過言じゃない。日常パートの楽しさが半端じゃないです。
なるたると比べて(今のところ)明るく温かいお話な印象なので和むなぁ
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[投稿:2011-07-16 03:32:46] [修正:2011-07-16 03:32:46] [このレビューのURL]
画はめちゃきれい
肝心の中身は、序盤の弁護の話のときは独特さがあったけど、読むのに疲れて、完全バトル化してからは、パンチラとか長い過去へんとかもう何を狙ってるのかわかんねーってうちに終わってしまった…
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[投稿:2010-03-31 01:11:22] [修正:2011-07-10 18:22:05] [このレビューのURL]
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