「森エンテス」さんのページ

総レビュー数: 355レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年10月15日

8点 ラフ

時代だな・・・と思いますけど、今見ても、最終回の終わり方が大好きです。

野球作品でないので、長くなりすぎる事もなく、綺麗にまとまっていて、『タッチ』を通過したことによるスポーツの真剣さと『陽あたり良好!』にあるPOP感が上手く消化されている名作です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-08-04 20:27:31] [修正:2011-08-04 20:27:31] [このレビューのURL]

作者特有のスタイリッシュ感満載なバンド青春物語。

この人の作品は、絵柄眺めるだけでいい気がしますね。

主人公達と同年代の時に読んだら、また評価も違ったかもしれませんが、終盤の盛り上がりは好きです。

前半6点、後半8点で間をとって7点です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-24 18:30:56] [修正:2011-07-24 18:30:56] [このレビューのURL]

7点 F

出生が微妙なヤンチャな田舎の若者が、レースにハマってF1の舞台まで上り詰めて、大暴れして、最後に出生の呪縛から解放される。

簡単にあらすじを書くとこうなるのですが、根本的にこの作者のマンガはポジティブ感よりも暗いところで青い炎がメラメラと燃えているような作風に何故か陥るのですが、この作品はその典型なのかもしれないですね。

物事が上手く行き始めると、どこかで不幸が起きて、その不幸が主人公の栄養になって成長していく・・・・F1マンガとして見ても面白いです。

ある意味、名作と呼ばれる作品だと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-17 14:04:14] [修正:2011-04-17 14:04:14] [このレビューのURL]

山川直人作品は、作品から滲み出る雰囲気を楽しむのが良いです。

そして、それは山川セピアカラーとして、全ての作品に共通するので、一冊読んで気に入れば全て揃えても間違いはないし、気に入らなかったら、どの作品を読んでも満足はしないと思います。

キャラクタの顔の描き分けがないし、物語も全て似通っています。
しかし、『似て非なる作品』をここまで描き続ける事ができるのは間違いなく天賦の才でしょう。

その中でも本作は、「コーヒー」を絡めた連作をまとめた短編集で、その『似て非なる』部分を「コーヒー」が上手く引き出しています。

男女の恋愛の物語も多いのですが、性行為が自然に男女間に表現されているのが、マンガ的でなくリアルで良いなと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-10 15:48:22] [修正:2011-04-10 15:48:22] [このレビューのURL]

ふとした拍子に読み返したくなる物語です。
単行本1冊というボリュームも、手軽に読み返すのにはありがたいです。

子供達が頑張って、ロケットを飛ばすという内容で、展開も含めて「ありがち」な展開で、「うそ??」「えー??」という事はほぼない作品ですが、「こうありたかった」小学生時代が描かれています。

『まんがサイエンス』等の科学マンガの知識を物語の中に自然に組み込んでいる力量に感心します。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-01-14 11:14:46] [修正:2011-01-14 11:14:46] [このレビューのURL]

この作品が漫画で良かった。白黒で良かった。
実写で観たら、おそらくあまりの残酷描写に吐いてしまうでしょう。

この凄惨な世界に哲学をブチ込んで、手に入れた物が何だったのかはわからないが、読んでいて震えが止まらない作品なんてそうない。

こういう物語に救われる人もいると思います。
凄い作品です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-15 21:32:02] [修正:2010-12-15 21:32:02] [このレビューのURL]

8点 BECK

『バンド』という集合体を扱った漫画の中ではダントツに面白いです。

主人公のコユキの成長物語のような始まりから、仲間達との出会い、そして天啓を受けたバンドとして最高のステージを行うまでの緊張感と読後感はなんとも言えない気分になります。

最高のロック漫画。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-11-22 18:24:55] [修正:2010-11-22 18:24:55] [このレビューのURL]

9点 寄生獣

僕の中では未だに「アフタヌーン=寄生獣」なくらいにインパクトの大きい作品で、物語の構築の見事さとメッセージ性が素晴らしいです。

「マンガを読むとアホになる」と思っている人達には読んで欲しいですね。

下手なエコのTV番組を観るよりもよっぽど、「地球」という存在に神聖さを覚えますし、そういう描き方を出来る作者の力量に酔うことの出来る名作です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-10-25 18:19:43] [修正:2010-10-25 18:19:43] [このレビューのURL]

村上たかしによる現代版「フランダースの犬」。

現代においては、フランダースの犬では強者であった、大人と呼ばれる存在も弱者となり得、そしてネロと同じ理由で死んでしまう。

そして、その最後の時に最後まで側にいてくれるのは犬なんだな。

とても悲しい物語。
実家で犬を飼っていて、危篤と聞いていたのに、会いに行かずに死に目に会えなかったことをいつまでも後悔している僕みたいなヤツにはダメージが大きいです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-10-24 14:42:07] [修正:2010-10-24 14:42:07] [このレビューのURL]

説明不要の国民的マンガ作品です。

アニメも含めてになりますが、この作品が無かったら今の僕はありませんし、永遠に好きでい続けるだろう作品です。

さすがにマンガは読み返すこともなくなりましたが、ムック本だったり、グッズだったりを見ると、凄く欲しくなってしまう自分がいます。

そんな僕にとって、ドラえもんの頂点エピソードは、『さようなら、ドラえもん』と『帰ってきたドラえもん』です。

連載当時は知らなかったエピソードですが、大学時代になってから読んで感動、今読み返しても感動です。

終りのないドラえもんの世界の中での僕にとっての最終回はこの2エピソードを連続で読むことです。

のび太はいつでも勇気をくれるんですよね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-10-21 23:17:49] [修正:2010-10-21 23:17:49] [このレビューのURL]