「森エンテス」さんのページ

総レビュー数: 355レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年10月15日

読む世代によって違った感想になるというのは、漫画を読む上では避けては通れませんが、この作品は『ソラニン』同様、その傾向が強い作品なのかなと。

女子大生の共同生活にスポットを当てた作品で、モラトリアム期の自己肯定と自己否定をスムーズに読ませてくれる作品ですね。

大きな盛り上がりがあるようで無いような不思議な作品ですけど、好きな人には響く作品と言えるかもしれません。

個人的には『それ町』のような普遍性と大衆性を求めてしまう部分がありますのね。

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[投稿:2015-06-16 21:39:54] [修正:2015-06-16 21:39:54] [このレビューのURL]

書店員の選ぶ漫画大賞で2015年度に1位に輝いた作品です。

内容は作者の高校時代から漫画家になって成功するまでの軌跡と、彼女の人生に多大な影響を与えた絵の先生を中心としたノンフィクションの物語です。

正直、面白かったです。
ローンナイト/EAT-MANの吉富昭仁が同じ宮崎の個人の美術予備校?で同じ先生に師事というのも驚きでしたし。

ただ起こった事象をなぞっている物語なので、この作者の他作品にある想像力/創造力の発露が無いということで6点かなと。

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[投稿:2015-06-09 20:04:59] [修正:2015-06-09 20:04:59] [このレビューのURL]

現在は読み返す事も少なくなりましたが、個人的に凄く好きな作品です。
最近、文庫本にもなりました。

雑誌掲載時に浪人生だったというのもあり、共感してしまったんですよね。

物語の大筋として見れば何の救いもないし、人が死にまくる作品ですけど、当時はヒロイン(加害者)の少女の魂の救済の物語として読んでいたように思います。

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[投稿:2015-05-27 20:02:28] [修正:2015-05-27 20:02:28] [このレビューのURL]

コインロッカーベイビーという今では死語となった言葉がありますけど、そのコインロッカーベイビーを主人公にしたサッカー漫画です。

中身はサンデーらしい作品と言えますが、その後青年誌に活躍の舞台を移した作者の少年漫画後期の傑作だと思っています。

トキオシュート!。
この頃からジーコという存在は格別だっという証左。

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[投稿:2015-05-25 23:00:45] [修正:2015-05-25 23:00:45] [このレビューのURL]

6点 闇狩人

ありきたりな表現ながら「現代版 必殺仕置人」です。
当時の少年漫画らしい適度なHさとシリアスさが絶妙です。

月刊ジャンプの作品としてはヒットした部類に入るのかと思います。
個人的には主人公もさることながら仲間達の格好良さが好きでした。

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[投稿:2015-05-25 22:53:38] [修正:2015-05-25 22:53:38] [このレビューのURL]

オートバイの競技・エンデューロのレースがひたすら描かれている中に主人公の少女やライバルであり恋心を寄せる少年との触れ合いや葛藤が描かれた稀有な作品です。

レースをしっかりと描いて、その中にエピソードを挟んでいるので、ひたすらレースをしているように感じますが、レースに臨んでいる彼らの気持ちがダイレクトに伝わり、ある意味「眩しい」作品です。

きたたかし版の『耳をすませば』と言えるかもしれません。

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[投稿:2015-05-25 22:24:05] [修正:2015-05-25 22:24:05] [このレビューのURL]

近代建築にスポットライトを当て、そのような建築物が時代の波に飲まれて廃棄されていく事を愛おしいと思える感性があるかどうかで評価は分かれる作品です。

掲載誌がモーニングであったことも含めて学生向けの作品ではないように思いますが、幾つかの疑問点も残しつつもしっかりと完結をしたことは評価できます。

それにしても、この作者の作品は悪人と呼ばれるような存在がほとんどいないのですが、その点が盛り上がりに欠ける作品にもなりうるし、安心して読める作品にもなりうるということ実感します。

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[投稿:2015-05-25 22:15:18] [修正:2015-05-25 22:15:18] [このレビューのURL]

内容の有無はともかく、ここまで引っ張った作品をしっかりと終わらせたことを素直に評価したいですし、良い終わり方をしたと思います。

下品な作品ではありますけど、嫌悪感をあまり抱かせずに読み続けられたのは作者の力量と言えると思います。

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[投稿:2015-05-25 22:11:03] [修正:2015-05-25 22:11:03] [このレビューのURL]

結構凄惨なグロ展開や描写のある美少女が主人公のダークファンタジーなのですが、無事完結となりました。

敵キャラ、味方キャラも含めて、それぞれ個性的なメンツが酷い目にあう作品なのですが、物語をしっかりと収束させました。

BIRZのような人の目に触れにくい雑誌ならではの掲載作品ですけど、そこも含めての魅力なのかと思います。

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[投稿:2015-03-18 20:30:57] [修正:2015-03-18 20:30:57] [このレビューのURL]

書道という題材を上手く生かした青春作品です。

大会であるとか、作品の優劣を競うような場面も多々ありますが、この作品で描かれている基本は「部活動」の風景なんだろうと思います。

書道の世界という一般には知られていない分野への知的好奇心を刺激し続ける事の難しさもあり、連載開始当初の新鮮さを最後まで保つことが出来なかった感はありますが、素晴らしい作品と言えるのではないでしょうか。

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[投稿:2015-03-18 20:25:52] [修正:2015-03-18 20:25:52] [このレビューのURL]