「ジブリ好き!」さんのページ

総レビュー数: 343レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月10日

なんか、全体的に、志村さんっぽくないような、志村さんっぽいような…

放浪息子のあとがきで、魔女っ子もの描きたいって言ってたけど、実現したようで。ファンタジーじゃなかったのが残念。それでこその志村節か。

「とあるひ」って短編、東急東横線の駅名がキャラの名前になってるやつ、あれに出てくるネーム書いてる漫画家さんはやっぱり本人?

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[投稿:2011-02-09 11:52:56] [修正:2011-02-09 11:52:56] [このレビューのURL]

まさに「りぼん」って感じの画、子供向けの世界観

しかし、なかなかどうして、ギャグはハイレベルで面白い。
マニアックネタを多用せず、11巻もの間シュールネタを貫く。キャラも基本3匹(ヤマナミ除く)と一人で固定。抜群の安定感。
これぞ、実力派です。

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[投稿:2011-02-08 21:45:35] [修正:2011-02-08 21:45:35] [このレビューのURL]

歴史において、善悪って単純に勝敗で決まっちゃう。
だから歴史が動いたとき、それまで善だった新撰組も、悪って括りの中へ入ってしまうのかもしれない。
でも、関係ない。善悪なんて、関係ない。
人殺しだの、壬生浪だの、なんと罵られようが、彼らは京の町のために戦う。ただ、彼らはそれだけのために戦うのだ。

幕末の時代を駆け抜けた史上最強にして最後の剣客集団、新選組。
ガンガンにて連載されていた「新撰組異聞PEACE MAKER」の続編、池田屋事変以降の、終わりへ向かう物語。


前作前半のほんわかムードが一転して崩れ、前作後半からの流れをそのままに激動の展開、さながら鬱展開が続きます。
史実では存在しない、オリジナルキャラクター:スズが壊れてしまい、かつての友情関係が崩れてしまった悩める主人公。新撰組にも危機が迫り、主人公にも決断が迫られ…
登場する全てのキャラクターが人間らしく、かっこよく、彼らの生き様には学ぶことやエネルギーを感じます。

(2010年11月、5年間の充電を経て再開)

物語も一気に加速、さすがに新撰組は強い。
鈴を狂わせたまま終わらせず、決着の時が近付く…今後が非常に楽しみ。

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[投稿:2009-12-11 01:39:21] [修正:2011-02-08 15:16:09] [このレビューのURL]

8点 方舟

降り止まない雨なんかない
物理的にも精神論でも、確かにそうなのだろう
でも、その雨が一体いつ降り止むのかは、誰にもわからない


何日も降りしきる雨に、すぐやむさ、必ずやむさと、明日も明後日も当たり前のように考えて、また明日が来る
止まない雨は、やがて全てを飲み込み始める
それでも思う、雨は止むと
だけど、10階のマンションのベランダから目の前に広がる光景を見て、初めて絶望を認識し始める

絶望の中にいて愛や未来への希望にすがって諦めない方舟の人達
そんな彼らに、「おまえらみんなバカか!!」と叫ぶ若者
終焉を受け入れ故郷に戻り、家族で最後の時を過ごす者達

そして雨は止んだ
想像力の欠如した者たち全てを飲み込んで
太陽の光を浴びることができた、いかだの上のカップル
でも、いかだは方舟なんかじゃなかった
終焉のビジョンをもっていた二人もまた、終焉の中に取り込まれゆく…


降り止まない雨なんかない
その雨が降り止んだのは、人も街も全て飲み込んだ後だった
あまりにも静かな終末の形
こんなにも救いがないのに、なんて美しいラストなのだろう

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[投稿:2010-10-18 14:27:41] [修正:2011-02-08 15:01:13] [このレビューのURL]

結局記憶の継承が嘘なのか本当なのかはわからない。
単純に、母と子が口裏合わせただけなのかもしれない。
するとこれは単なる主人公の失恋話になるのだけれど、彼が最後に救われた気持ちになることには変わりない。この作品がSFであろうがなかろうが、誰にとっても思い出は大切なものなのだ。

もちろんこの作品はSFなのだろう。わかりやすく、答えや解釈も非常に説得力があった。ただ、この世界観にのめりこむには少し短すぎたかな。

芸術って、風景画の場合、そこに含意なんてなくてただ純粋に画家の見た世界に浸ることに意義があるようで。つまりその風景を見たいだけならそこに行けばいいけれど、その風景が画家の目にはどう映っていたか、風景を介して画家の感性を共有することに意義がある。
それになぞらえると、この作品の芸術性って、原作小説の世界観やエマノンの人物像を鶴田氏がどう見てるか、表現しているか、なのかも。原作者の絶賛に関わらず、読み手が感じて決めること。
自分は原作小説を読んでないからこの作品の芸術性うんぬんは良く分からないけど、鶴田氏が非常に丁寧な仕事で作品に命を吹き込んだことはとても感じられました。

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[投稿:2011-02-08 13:52:28] [修正:2011-02-08 13:52:28] [このレビューのURL]

トーマの心臓と舞台設定は同じでも、内容は別物と考えていいと思います。
表現は友情とBLの狭間なので苦手な人は注意。

表題作だけ読みたければ、他に
「11月のギムナジウム―ロマン短編集」
「萩尾望都作品集 第4巻 セーラ・ヒルの聖夜」
「萩尾望都パーフェクトセレクション2 トーマの心臓II」
などが小学館から出ています。
しかし個人的には、新版の小学館文庫「11月のギムナジウム」をオススメします。そこに収録されている「秋の旅」という短編が素晴らしすぎるから。

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[投稿:2011-02-08 12:59:57] [修正:2011-02-08 12:59:57] [このレビューのURL]

自分はブラッドベリという人物をよく知らないが、どうやらSF界的には重要な人物で、言葉のセンスが非常に良い人らしい。
そして確かにこの作品はSFで、それも叙情的なものから怪奇的なものまでバラエティに富んでいる。
ただ、いかんせん古い。SFの古典でオリジナルなのかもしれないが、SF好きなら似たものを見たことが一度はあると思う。
したがって、SF初心者の方や原点を重視する人にオススメ。

決して悪い作品じゃないです、むしろ名作。
しりあがり寿が「方舟」で、想像力の欠如を語っていましたが、この作品は読み手の想像力に訴えてくる部分が多いです。「泣きさけぶ女の人」「ぼくの地下室へおいで」「びっくり箱」なんかはまさにそう。
「みずうみ」のラストなんか、「ああ、SFだぁ」って感じます。

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[投稿:2011-02-08 12:59:08] [修正:2011-02-08 12:59:08] [このレビューのURL]

伊坂作品って超能力みたいな設定が多いこともあってラノベ感覚で読めるのが特徴。コミカライズされても全然違和感がないです。
あと作品同士が少しリンクしてるから、他の作品にも手を出してみたくなっちゃう。

テンポがいいからスラスラ読めるし、締めもきっちり爽快で面白いんだけど、オーシャンズシリーズとか同種系統を好む人には若干物足りないかも。
あと画柄もちょっと癖が強いです。

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[投稿:2011-02-03 02:07:35] [修正:2011-02-03 02:07:35] [このレビューのURL]

7点 B壱

お気楽のほほん主人公で奏でる、シュールで狂ったバトル漫画!


ソウルイーターの良いとこをまとめたような感じです。
というか、短くまとまっている分、作者らしさが前面にでています。
他のガンガン作品とはノリが異質と言うか、邪道なんだろうなぁ。どちらかというと大人向けで、打ち切られたのもわからなくはないです。

2巻から急展開。回転野郎の狂気具合がツボにはまって好きでした。
ところどころににじみ出ている「狂気」が魅力の作品。うん、好きです。

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[投稿:2010-03-28 02:32:27] [修正:2011-02-02 23:48:32] [このレビューのURL]

こんな漫画があること自体驚きで、久々に大笑いさせてもらいましたよw

大学生なら必読書
社会人なら酒豪時代の武勇伝を思い出せるかも
…まぁ二ノ宮先生ほどやらかしちゃった人はそういないでしょうがw
自分もこの領域に突入してみたいですが、こんな飲みまくってドンチャン騒ぎしてバカやりまくれる仲間はそうそういるもんじゃない気がしますw
特に今の大学生は控えめというか、お酒に弱い人や飲みが好きでない人が多いかな。久しぶりに会ったのにドン引きして帰っちゃった幼友達が普通w
どのみち今こんなにはっちゃっけちゃったら捕まるよなぁ、これだけ羽目を外してもお咎めなしだった時代が羨ましい。。

どの話も面白いですが、お酒の失敗談・馬鹿話onlyなので、一気読みすると途中飽きちゃうかも。
一回4,5話に抑えて、変態の国に行きたくなった時読み進めるのがオススメ。

飲みにまつわる馬鹿話が好きな方、のだめ以上のノンフィクション・変態ワールドに浸ってみたい方にお薦めです!

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[投稿:2010-06-19 14:47:35] [修正:2011-02-02 23:42:04] [このレビューのURL]