「ジブリ好き!」さんのページ

総レビュー数: 343レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月10日

6点 SWWEEET

この画で、この内容で、この短さだからこそ、最後の最後で評価が変わった作品。
双子の弟の行方が分からずじまいだからこそ、最後のフラッシュバックが想像欲を掻き立てる。その要は、「ドッペルゲンガー」という言葉。ラスト数ページが評価をわけました。

それ以外の部分でも、鬱な内容を抑えている画や、ちょっとしたどんでん返しなストーリーを2巻にまとめていて、なかなか良かったです。
でも実際は、斬新さがあるわけでもなく、変なラブコメだなぁくらいの印象も感じる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-03-12 23:59:31] [修正:2011-04-19 02:36:32] [このレビューのURL]

チンチロの面白さに比べて沼が残念な感じ…
面白いのだけれど…あえて…この点数で…
ざわ…ざわ…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-11 02:43:50] [修正:2011-04-19 02:32:34] [このレビューのURL]

題材そのものは目新しいけど、お話自体はハートフルなヒューマンドラマなので、知識があろうとなかろうと読めます。
ドラマの展開が上手な回から、ちょっとウンチクに過ぎた回までさまざま。画を気にしなければホームズファンもそうでない人も楽しめる作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-04-03 22:37:37] [修正:2011-04-03 22:37:37] [このレビューのURL]

群緑。緑したたる初夏の頃、
時雨(じう、通り雨)にうたれながらも、その後には晴れ間がのぞくように…
時代が近未来から江戸へ変わっても、「ふたスピ」のあたたかさや儚さはそのままです。

ラストに繋がる、冒頭の湖の真ん中に浮かぶ城
そこへ辿り着く以前の5年間
少年少女の武士3人。霖太郎、その親友・府介、おてんば少女・伊都
武士の誇りと自分たちの境遇に揺られながら
出会い、支え合い、笑い合い、過ごしていく…

前作のように明確なゴールがあるわけではないのでまだまだ話の全体像が掴めません。前作で府中野君も見た、幸せの「緑色に光る星」がどう物語の鍵となっていくのか、楽しみです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-03-28 23:24:38] [修正:2011-04-01 23:49:13] [このレビューのURL]

この作品が冬目作品であることを知ったのは最近です。
子供のころ読んで好きだったけれど、作品名も作者も覚えていなかったので…
他の冬目作品より思い入れが強く、冬目作品の中で最も好きな作品です。

まぁ今読んでみると結構酷い内容で(未熟って意味じゃなく)
迅鉄の行動と思想に一貫性が感じられず
締めは時代劇に出てくる一匹狼の典型で統一
しかし
他の冬目作品ではあまり見られないド王道展開ゆえの安定感
作風にシンクロしまくりの和風画
好きです。

ちなみに、この作品の前身となる作品が冬目さんの同人誌にありますが、それはショートギャグ。そこからあの特徴的な目をした迅鉄のキャラデザになったのでしょうが、個人的には当たりでした。再開するといいなぁ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-03-07 00:16:26] [修正:2011-03-21 00:55:55] [このレビューのURL]

1巻は個別の事件を解決していくオーソドックスな推理漫画に徹していましたが、それ以降はブレード・チルドレンとのバトル一色です。
理緒戦まではなんて面白い漫画なんだろう、と子供ながらに思っていましたが、その後の展開は違和感ありまくりです、子供ながらにも。

厨二単語の連発はまだ我慢できるにしても、抽象的な表現を多用しすぎなため、こちらも過度な期待をしてしまい、結果明かされる全貌に肩透かしを食う形に。それでも、最後の締め方は、個人的にはよくまとめたなと思います。

カノン戦以降のテンポの悪さも気になります。バトルも推理もなくなって、状況整理だけに何巻も使われるのはちょっとだれる。
そして鳴海清隆も…なんだかなぁ

しかしなんだかんだとハマっていた作品でもあり、憎めない作品なのです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-11 02:09:10] [修正:2011-03-06 13:07:07] [このレビューのURL]

まさに「りぼん」って感じの画、子供向けの世界観

しかし、なかなかどうして、ギャグはハイレベルで面白い。
マニアックネタを多用せず、11巻もの間シュールネタを貫く。キャラも基本3匹(ヤマナミ除く)と一人で固定。抜群の安定感。
これぞ、実力派です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-08 21:45:35] [修正:2011-02-08 21:45:35] [このレビューのURL]

結局記憶の継承が嘘なのか本当なのかはわからない。
単純に、母と子が口裏合わせただけなのかもしれない。
するとこれは単なる主人公の失恋話になるのだけれど、彼が最後に救われた気持ちになることには変わりない。この作品がSFであろうがなかろうが、誰にとっても思い出は大切なものなのだ。

もちろんこの作品はSFなのだろう。わかりやすく、答えや解釈も非常に説得力があった。ただ、この世界観にのめりこむには少し短すぎたかな。

芸術って、風景画の場合、そこに含意なんてなくてただ純粋に画家の見た世界に浸ることに意義があるようで。つまりその風景を見たいだけならそこに行けばいいけれど、その風景が画家の目にはどう映っていたか、風景を介して画家の感性を共有することに意義がある。
それになぞらえると、この作品の芸術性って、原作小説の世界観やエマノンの人物像を鶴田氏がどう見てるか、表現しているか、なのかも。原作者の絶賛に関わらず、読み手が感じて決めること。
自分は原作小説を読んでないからこの作品の芸術性うんぬんは良く分からないけど、鶴田氏が非常に丁寧な仕事で作品に命を吹き込んだことはとても感じられました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-08 13:52:28] [修正:2011-02-08 13:52:28] [このレビューのURL]

トーマの心臓と舞台設定は同じでも、内容は別物と考えていいと思います。
表現は友情とBLの狭間なので苦手な人は注意。

表題作だけ読みたければ、他に
「11月のギムナジウム―ロマン短編集」
「萩尾望都作品集 第4巻 セーラ・ヒルの聖夜」
「萩尾望都パーフェクトセレクション2 トーマの心臓II」
などが小学館から出ています。
しかし個人的には、新版の小学館文庫「11月のギムナジウム」をオススメします。そこに収録されている「秋の旅」という短編が素晴らしすぎるから。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-08 12:59:57] [修正:2011-02-08 12:59:57] [このレビューのURL]

自分はブラッドベリという人物をよく知らないが、どうやらSF界的には重要な人物で、言葉のセンスが非常に良い人らしい。
そして確かにこの作品はSFで、それも叙情的なものから怪奇的なものまでバラエティに富んでいる。
ただ、いかんせん古い。SFの古典でオリジナルなのかもしれないが、SF好きなら似たものを見たことが一度はあると思う。
したがって、SF初心者の方や原点を重視する人にオススメ。

決して悪い作品じゃないです、むしろ名作。
しりあがり寿が「方舟」で、想像力の欠如を語っていましたが、この作品は読み手の想像力に訴えてくる部分が多いです。「泣きさけぶ女の人」「ぼくの地下室へおいで」「びっくり箱」なんかはまさにそう。
「みずうみ」のラストなんか、「ああ、SFだぁ」って感じます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-08 12:59:08] [修正:2011-02-08 12:59:08] [このレビューのURL]