「森エンテス」さんのページ

総レビュー数: 355レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年10月15日

冬目文学の最高峰的な作品です。
それまで短編を中心であった冬目景を『漫画家』にした作品。

一般的にマンガに求められるワクワクやドキドキは皆無ですが、淡々と破滅へ向かって時間が経過していく様が痛々しい。

吸血の精神疾患を持つ姉弟と、彼らの周りの人達による箱庭内での物語ですが、設定の部分はあくまで下地としての設定で、根本にあるのは死に向かって進む中での姉弟の「愛」にあると思います。

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[投稿:2010-10-15 18:31:30] [修正:2011-07-24 18:35:59] [このレビューのURL]

ストリートものの格闘マンガとしては、非常によく出来ていると思う。

「ケンカ」ではなく「格闘」な部分が、ヤンキー系のケンカ漫画との差になっていると思うし、そこに焦点を当てるために主人公の成長物語しているのも良いと思います。

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[投稿:2011-07-24 18:35:29] [修正:2011-07-24 18:35:29] [このレビューのURL]

雑誌掲載時に読んで気に入っているものの、(単行本として)まとまる気が全くしなかった作品がこうして単行本にまとまるとのは嬉しいものです。

短編ということで大きな山場もない作品が多いですけど、誰にでも楽しめる良作の作品が集まっていると思います。

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[投稿:2011-07-24 18:26:55] [修正:2011-07-24 18:26:55] [このレビューのURL]

あだち充の短編作品は、まず外れがありません。

長編物語になると起承転結のバランスが崩れることがありますが、短編ではしっかりと構成されているので、どの物語でも起承転結の素晴らしさを味わう事ができます。

あだち充という作家のむきだしの才能を感じるには短編集を読むことをお勧めします。

何故に巨匠と呼ばれているのかが、理解できる名短編集です。

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[投稿:2011-04-13 20:32:14] [修正:2011-04-13 20:32:14] [このレビューのURL]

作者の自伝漫画で物語が完結してもハッピーエンドでないのが、リアルです。

この作品を読んでしまうと、この作者の描く作品を放っておけなくなってしまうのが困ります。

今時の若者には『まんが道』よりもこっちの方が響くんじゃないでしょうか。

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[投稿:2011-04-13 20:20:53] [修正:2011-04-13 20:20:53] [このレビューのURL]

「新」も含めてのトータルでの点数です。
モーニング時代だけで評価をするなら7点といったところでしょうか。

正直に言って、連載当初は衝撃を受けた作品でもあります。

医療マンガということで、人の「生」や「幸せ」というものを考えさせられますし、そういう事を考えさせるような物語となっています。

この作者特有の「熱い」ではなく、「濃い」のは巻数を重ねると読んでいて辛くなる部分があります。

しかし、いくつかの物語は涙が出るほど感動しましたので、一気に読む作品ではなくて、1エピソードを租借しながら読み込む作品なのだと思います。

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[投稿:2011-04-13 20:14:55] [修正:2011-04-13 20:14:55] [このレビューのURL]

『キャプテン翼』以降のジャンプで、間にギャグ漫画の『リベロの武田』を挟んで連載されたサッカー漫画です。

Jリーグも軌道に乗っていたし、海外のサッカーの情報も入ってきていた時期の作品なので、サッカー作品としては、しっかりとした作品になっています。

個人的には好きな作品ですが、サッカーを描きたかったのか、キャラクタを描きたかったのかがよく分からない作品でもありました。

試合の流れの描写が他作家と比べると弱い気がします。

愛原司(ex.VIVA!CALCIO/YATAGARASU)クラスは無理にしても、『俺フィー』くらいまでのレベルに達して欲しかったですね。

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[投稿:2011-04-12 02:27:49] [修正:2011-04-12 02:27:49] [このレビューのURL]

バレーボールのルールが変わってしまったので、どんなに『MAJOR』で作者の評価が高まっても、アニメ化はあり得ない本作。

背が低い気弱な少年が高校に入学し、自由奔放な性格の天才と出会い、バレーボール部を強くしていくという熱血バレーボール漫画です。

ライバル高校との最後の試合との対決は手を止める事はできません。
素晴らしい作品と思います。

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[投稿:2011-04-12 01:38:27] [修正:2011-04-12 01:38:27] [このレビューのURL]

8点 陰陽師

連載誌がスコラ社倒産を受け、変更された本作ですが、単行本で読破しました。

安倍晴明という人物を取り扱った作品の中では秀逸な部類で、登場人物達も個性的です。

我々が平安絵巻で観る世界観が描かれており、魑魅魍魎や霊などが登場する日本の数少ない歴史ファンタジーです。

根本的に絵が上手いので、絵柄を眺めるだけでも楽しい作品です。

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[投稿:2011-04-12 01:30:33] [修正:2011-04-12 01:30:33] [このレビューのURL]

この作品は完結扱いになっていますが、物語としては未完な色合いが強いです。

理由は単純にラスボスと闘う前に物語が終わるからなのですが、それまでの流れについては、申し分ないですし、何よりも絵柄が好きです。

ファンタジー作品が好きであれば、読んでみる価値ありです。

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[投稿:2011-04-12 01:23:20] [修正:2011-04-12 01:23:20] [このレビューのURL]