「森エンテス」さんのページ

総レビュー数: 355レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年10月15日

10点 北斗の拳

男であれば、読んで感じる部分は必ずあると信じています。
様々なタイプの漢達が戦い死んでいくその様のドラマ性が素晴らしいです。

名言だらけの脚本の素晴らしさを引き立てる事の出来る作者の画力も際立っており、時代を象徴する作品です。

その後のメディア展開を見るまでもなく、名作であるのは間違いありません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-21 18:32:41] [修正:2010-10-21 18:32:41] [このレビューのURL]

自分にとって、理想の女性はと問われれば、「音無響子」と答えます。
綺麗で可愛いなんて反則です。

当時はある意味「のび太としずかちゃん」的な感じで読んでいましたけど、今にして見れば、五代くんが一刻館の面々よりも、響子さんの気まぐれとワガママに振り回されながらも、それを許容する心の広い男の物語と思っています。

自分にとって「ラブコメ=めぞん一刻」です。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2010-10-20 20:05:44] [修正:2010-10-20 20:05:44] [このレビューのURL]

10点 ぼくんち

西原理恵子の最高傑作であり、今後、この作品以上の作品を期待するのは酷と言える不朽の名作です。

現在の西原理恵子を否定する気はないが、差別や貧困を真正面から捉えて描かれた最後の作品のように思えます。

そして、登場人物の多彩さとリアル感、そして出会いと別れの物語・・・・声を出して泣いてしまうほど感動しました。

僕にとってのサイバラはエッセイ系もいいけど、この作品と『ゆんぼ君』なんだな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-20 19:56:29] [修正:2010-10-20 19:56:29] [このレビューのURL]

松本大洋のマンガは基本ファンを選ぶと思う。

ただ、この作品は作者のサブカル要素よりも物語の普遍性が勝っているし、卓球マンガと呼ばれる作品の中では圧倒的に頂点にあると思う。

青春マンガを描き続けた作者が分かりやすく、個性を描いてくれた事に感謝。

これを読むと中学時代に卓球部だった自分を思い出します。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-20 19:51:45] [修正:2010-10-20 19:51:45] [このレビューのURL]

日本橋ヨヲコ版『まんが道』。
この作品の何が凄いってテンションが凄い。

物語の中を一気に駆け抜ける主人公達の刹那的な姿が、青少年の危うさを表現しており、文科系なジャンルである「漫画を描く」事が、こんなにもツライ事なのかと衝撃を受けます。

まるでスポーツ漫画のような熱血クライマックスには熱い涙が溢れます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-20 05:57:22] [修正:2010-10-20 05:57:22] [このレビューのURL]

中学時代にハマった作家の作品で、丁度読んだ少し後に『天空戦記シュラト』というアニメが始まり、ネタ的にかぶる部分もあって、妙にクロスオーバーした中で楽しめた記憶があります。

ギャグをメインにした冒険譚・・・・かな??

作者の中津賢也は、恋愛作品も描かないし、ヒーロー作品も描きませんが、ギャグの為のギャグではなく、物語の中でのギャグをしっかり描けるサンデー系列らしい作家であると言えます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-19 23:09:17] [修正:2010-10-19 23:09:17] [このレビューのURL]

80年代サンデーの「らしさ」を強く感じることの出来る作品です。
ラブコメのサンデーが生んだ傑作だと思います。

個人的に何度も読み返したくなる理由は、『憧れの高校生活』がこの中にあり、今は失ってしまった大事な事が描かれています。

今の中高生が読んで楽しと思ってくれるかは正直自信がありませんが、この作品が発表された当時は完全に時代の空気をまとった作品であったという事は自信を持って言うことができます。

今は亡くなられた作者の生んだ数少ない作品の中でも秀逸です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-19 23:05:18] [修正:2010-10-19 23:05:18] [このレビューのURL]

宮崎駿という巨匠の根底にあるのは、この作品に描かれた思想であると思います。

ジブリ作品では好々爺を演じている作者の本当の姿がここにあり、この作品は誰もが知っている名作映画の原作なのですが、商業ベースでの色気が無い分、読んでいて外連味が無く、物語そのものは凄惨な世界ですが、美しいと感じることの出来る名作です。

ジブリで育った少年少女が、大人の階段を登り始めるタイミングで是非手に取って欲しい作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-19 22:49:03] [修正:2010-10-19 22:49:03] [このレビューのURL]

7点 青い車

自分が好きな短編集を挙げろと言われたら、冬目景「僕らの変拍子」、藤崎竜「WORLDS」、大友克洋「ハイウェイスター」、藤原カムイ「BUYO BUYO」、そして、よしもとよしとも「青い車」を挙げる。

特に表題の短編作品は印象深いし、短編作品特有のシンプルさが際立った佳作だと思います。

都会的な「乾き」がリアルな世界観を構築しています。
クールな漫画が好きなら必読の短編集です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-18 23:05:15] [修正:2010-10-18 23:05:15] [このレビューのURL]

10点 火の鳥

漫画の頂点。
この作品以降にSFを題材にした漫画家は勇気があると思います。

壮大な物語の中に込められたテーマ、漫画というメディアが生んだ空前絶後の名作中の名作です。

私が手塚治虫という天才に唯一ネガティブな言葉を投げるならば、「大地編」を読ませてくれなかった事でしょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-18 22:48:08] [修正:2010-10-18 22:48:08] [このレビューのURL]