「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

『ゲームセンターあらし』へのオマージュを基本として、レトロゲームから連載当時の最新ゲームを扱った作品。

相変わらず作画は大安定。
基本的に扱っているゲーム自体を知らなくても楽しめる作りになってます。
知っていれば「そうそう!!」「あったあった!!」「懐かしい・・・」などノスタルジーに浸れちょっとお得かな。
その辺のコアな読者向けandライトな読者向けのバランス感覚やネタの取捨選択は『ケロロ軍曹』でも分かるように抜群。
何より吉崎先生のゲーマーぶりが伝わってくる作品です。

アニメ化の際の復刊にあたって細かく描き直されてますが(パックマンパンティー→パッションパンティー、謎の人のビジュアルetc)、吉崎先生と『ゲームセンターあらし』のすがやみつる先生の対談が収録されなかったのは残念。

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[投稿:2006-05-06 17:57:28] [修正:2006-05-06 17:57:28] [このレビューのURL]

天才騎手・武豊原作の競馬漫画。
あの武豊がレース中にどのようなことを考えながら騎乗しているのかが垣間見れるという点では興味深い(あまり分からなかったけれど・・・)。

作画的には万人に受け入れられるタイプではないと思います。
描写線が多く、どうにもスマートではない泥臭い感じ。
「冷静さ」よりも「熱さ」を描くのに適した画風。

それもあいまって、ある程度の長期連載にもかかわらず一定のテンションを保ち続け、「熱さ」は十分描けていると思う。
その辺りは素直に評価に値します。
瞬間的な熱量の描写は過去の名作競馬漫画となんら遜色ない。

しかし、せっかくの武豊原作なので「冷静さ」の方、あの超然とした勝率の秘訣。
一歩引いた目線からの騎乗テクニック、他の騎手との心理戦や駆け引きをもっと読みたかったなあ。

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[投稿:2006-04-14 22:07:50] [修正:2006-04-14 22:07:50] [このレビューのURL]

青春柔道コメディー。

初期は稲中の影響(藤原や皮村の下ネタなんか特に)を受けているように感じました。
しかし、巻数が進むにつれて徐々にオリジナルな作風に洗練されていき、キャラクターの個性ともあいまって正しい学園コメディーに。

昔からサンデーのコメディーを読んで育った自分としてはなぜか妙に落ち着くんですよねー、このぬるい世界観が。

後期のラブコメ重視は評価が分かれるところですが、あの身体中がむずがゆくなってくる「これぞ青春!!」といった感じが割と好きだったり・・・

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[投稿:2006-03-09 08:33:24] [修正:2006-03-09 08:33:24] [このレビューのURL]

東大卒のイケメン主人公が、政治の世界で成り上がり総理を目指す。

内容としてはデスノートに近い。
自分の理想実現のためにわざとらしいまでの好青年を装い、自分の利敵になりそうな人間は殺してでも成りあがっていく。
政治を扱った漫画ではあるが、政策や政治活動をテーマに持ってこず、とにかく次へ次への展開だけで読ませる。
基本的には主人公の企みが上手くいくのでご都合主義ではあるが、ストーリーが進むスピードが速いので飽きずに読める。

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[投稿:2012-02-21 21:34:47] [修正:2012-02-21 21:34:47] [このレビューのURL]

片思いが連なるラブコメに兄貴肌なドラえもんというパロディを加えた作品。

一つ一つの要素は至極オーソドックスで新しい展開への開拓性には欠けますが、まとまりは良く読みやすい。
スタートからしばらくはキャラの位置づけや性格が伝わらず、いまいち落ち着かなかったが、キャラが出そろった最近の展開は文化系部活物として楽しめる。
掲載誌のゲッサンでは一話毎のページ数を抑えて、あえて?一月に二話掲載
にしているためテンポも良い。

作画的にも完成されていて、何より色々なタイプの女の子が可愛く描けているのが一番の売りかなと。
中堅作として安心して読める出来。

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[投稿:2011-07-05 23:53:51] [修正:2011-07-20 23:43:58] [このレビューのURL]

アニメ化をはじめとしたメディアミックスで盛り上がっていたのが1999年。
つまり10年前です。
さすがに作品の賞味期限が切れていると思う。

初期の頃は純粋に面白かった。
正統派なキャラクター陣にファンタジーな世界観、神殺しというテーマだけ重めの少年漫画でした。

その後、ファンタジーものの宿命か、どんどん話のスケールが大きくなり、話の本筋から離れて展開されるストーリーがあまりに長く、難解で冗長に。

終わり方次第で1・2点の加点はありえるが、今のところは「昔、面白かった漫画」という評価に落ち着いています。

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[投稿:2009-06-18 00:19:06] [修正:2009-06-18 00:19:06] [このレビューのURL]

機動戦士ガンダム00のコミック版。
読後の印象としてはアニメコミックみたいな感じ。
アニメの内容を本当にそのままダイジェストで見せている。
ダイジェストとはいえ重要なシーンは全て押さえられているので、読んでいて内容がつかめなくなるようなことはない。

ただアニメで20話以上ある内容を単行本3巻に納めているので、ものすごくアッサリはしていますが。

ちょっと内容を知りたい人にはちょうど良いと思う。

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[投稿:2009-06-18 00:14:00] [修正:2009-06-18 00:14:00] [このレビューのURL]

消費者金融マンガ。
このジャンルの作品のパターンに漏れず、病んでいて気持ちが沈む暗い作品。

上司からはきついノルマを課せられ、客は一物も二物もった厄介なやつらばかり。
とにかく関わりたくない世界観が描かれている。
この漫画を読んだ人は悪徳な業者でなくとも、消費者金融から安易に借りたいとは思わないだろうし、転職先としても選ばない(と思う)。
そういう意味では人生の指針として有用だった。

物語としてはこれからというところで終っているが、この後どうなろうが救いは無いので先が読みたくはならなかった。

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[投稿:2009-02-24 13:53:50] [修正:2009-02-24 13:53:50] [このレビューのURL]

得点のみ

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[投稿:2009-02-20 12:40:38] [修正:2009-02-20 12:40:38] [このレビューのURL]

今更ながら谷川史子作品にはまっています。
これまで少女漫画をほとんど読んでいない自分にとっては、独特のコマ使いやすべて丸ペンで書かれているかのような細い線、着色したらパステルカラーになりそうな淡い画面や色恋沙汰だけで世界が動いている作風が一つ一つ新鮮で、かつすごく読みやすく面白い。

この『くじら日和』は今となっては「年上の男に憧れつつ、同い年の男の子にも言い寄られて…」みたいなテンプレの極みみたいなストーリーなのだけれど、このジャンルを一から勉強していくのにはちょうど良かったです(単巻だし)。

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[投稿:2009-02-20 12:39:51] [修正:2009-02-20 12:39:51] [このレビューのURL]