「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

おそらくは最も世界がせまい4コママンガ。
ほとんどがアパートの一室でのぐーたら生活を描く。

部屋に引きこもって日々内職だけで生活する、とコレだけ聞くと暗い漫画のように聞こえるが実際は底抜けに明るい。
キャラクターたちが生き生きとは言わないまでも、はてしなく気楽に生活しているし、もはやベテラン芸のようなボケツッコミのテンポは読んでいて安心できる。

それにしても、これだけせまい中でよくネタが続くなあ。
見事に火の無いところから煙をたてている。
感心することしきり。

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[投稿:2008-06-08 15:08:27] [修正:2008-06-08 15:08:27] [このレビューのURL]

「旅」というより「RPGゲーム」のようなノリの4コママンガ。

主役の2人と1匹以外の仲間がコロコロ入れ替わる。
で、その仲間連中が商人からトレジャーハンター、果てはどっかの国のお姫様までかなり個性的な上にメリハリがついているので、入れ替わるたびに別の化学変化が起こるので楽しい。

その反面、キャラが次々と退場するたびにそこはかとない名残惜しさも感じてしまいますが、別れも含めてこの作品の醍醐味なのかな。

現在の最新巻3巻でかなり先が気になる終わり方をしているので、単行本派の自分としては次巻が楽しみ。

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[投稿:2008-06-08 15:06:41] [修正:2008-06-08 15:06:41] [このレビューのURL]

色々と酷い魔女っ娘不条理ギャグ。
かなり好き嫌いが別れる作品だと思う。
かわいい絵柄と単調なコマ割で小ネタからオチまでたんたんと人死ギャグが続くので不謹慎なネタが嫌な人にはオススメできません。

反面、はまる人にはたまらなくはまるタイプだとは思います。
不条理ギャグの王道、そんなものがあるのかは微妙ですが、トゲトゲしくてギャグマンガらしいギャグマンガ。

最近は「シリウス」のWEBサイトで漫画の枠組みを超えたこの漫画らしいフリーダムな作品を発表しています。
単行本化は無理そうなので一度目を通しておくが吉。

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[投稿:2008-05-18 19:15:06] [修正:2008-05-29 23:14:32] [このレビューのURL]

ネコの言葉が話せる女の子が主役の4コマ。

ネコ漫画と言えどネコのかわいさ全面押しというわけではなくてネコ視点のネタは普段のみずしな漫画よりはわりとまったりめ、人間キャラのネタはいつも通りボケツッコミの応酬のハイテンションギャグ。

最初の頃は単発ネタが多くネタの上積みが無くて毎回新連載の第一話を読んでいる感じでしたが、最近は特にネコ側のキャラクターが立ってきて盛り上がってきたかな。

あとは過去作よりも女の子をかわいく描こうとしている気がする(特に主役の茶々を)。
良い傾向ですかね(笑)。

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[投稿:2008-05-18 19:14:44] [修正:2008-05-29 23:13:28] [このレビューのURL]

同人誌で発表された短編漫画を集めた作品集。
単行本の前半に小坂作品、後半に重野作品を収録。

共に普段はギャグ4コマのイメージが強い二人ですが、この作品集では4コマではない普通のコマ割の漫画だったり、ギャグ無しのシリアスな漫画だったり、ラブストーリーだったりと非常に挑戦的な内容。
小坂作品の方は葬式ネタを中心に全体的にシックな装い。
重野作品の方は日常的な恋愛をむずがゆく切り取った作品が大目。

どちらも読後感がしんみりとしていて心地良く、良い間、良い余韻で描かれた作品の持つ雰囲気がいかにも漫画好きが好きそうな感じ。
個人的には戸田誠二作品に近い印象を持ちました。
面白かったです。

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[投稿:2008-05-18 19:10:10] [修正:2008-05-18 19:10:10] [このレビューのURL]

家族で戦隊ヒーロー物。
このジャンルは『地球防衛家族』なんかを筆頭に家庭不和がありながら最終的には「家族の絆」みたいなものを確かめ合う展開になりがちではあるものの、この作品はちょっと違う。

主人公たちは最初から最後まで夫婦円満な仲良し家族でそこに全く揺らぎが無い。
しかも家族個々人でのエピソードばかりで家族間でのエピソードも少ない。
究極的に言えば家族である必要性を感じなかった。
戦隊ヒーロー物なのにもかかわらず敵は巨大怪獣ばかりというのも良く考えるとちょっと違うよなあ。

ほのぼのホームコメディの要素を入れるならもっとがっつり入れても良かったと思う。
複数に手を出して中途半端になってしまっている印象を受けた。

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[投稿:2008-05-06 16:23:18] [修正:2008-05-06 16:23:18] [このレビューのURL]

単行本半分は『平成バンパイア』シリーズ、残りに『CHOKO!ビースト』の番外編と読みきり2本を収録した短編集。
表題作の『平成バンパイア』よりも読みきり2作が良質な学園コメディで面白い。

2作とも雰囲気は高橋留美子っぽい。
がしかし、ただの高橋留美子のオマージュというわけではなくて、すでに自分の作風として染み付いてしまっている感じ。
とにかくキャラクターが良く動いてテンポが良い。
特に『恋してなんぼ』は非常に出来の良い少女漫画で色々できる人なんだなあと感心してしまいました。

良作集。

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[投稿:2008-05-06 16:21:46] [修正:2008-05-06 16:21:46] [このレビューのURL]

ミステリーの要素を取り入れたポリスコメディ4コママンガ。
謎解きを一話の大筋に入れていたりするもののそれ自体は児童書の推理クイズクラスなのでそこは話の種程度(作者としては考えるのが大変だろうなとは思うものの・・・)。

あくまでキャラクターコメディとして非常に面白かった。
4コマの型としては必ずしも流行りのタイプでは無いのだろうけれど、職人芸的な安定感が光る。
何気にボケ・ツッコミ・すかしとギャグのパターンも多いし、ラブコメ的な要素もあってネタのレパートリーも多い。

中々の良作でした。

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[投稿:2008-04-29 20:10:08] [修正:2008-04-29 20:10:08] [このレビューのURL]

チャンピオンに唐突にデ・ジ・キャラットが連載するということ自体がギャグ。
本当になんだったんでしょうか?

内容の方はかわいい絵柄に似合わず妙にブラックなネタが多く、案外に読み手を選ぶ。
ある意味でチャンピオンらしかったとも言えるかもしれません。

単ページで次々とネタが続くのでテンポ自体は良いものの、元々雑誌の読者投稿ページのオマケ漫画であるという性質上、長時間続けて読むには情報量が多すぎてしんどい。
少しずつ読んでいけばそれなりに楽しめる作品だと思う。

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[投稿:2008-04-23 23:24:56] [修正:2008-04-23 23:24:56] [このレビューのURL]

ベテランが描く三国志漫画。

主人公側はとことんヒーローに適役側は悪役風味に描かれているのでストーリーが非常に分かりやすい。
ただ三国志物でそれをやらなくてもという気も。

この作品ならではの味付け要素の不殺も世界観にマッチしておらず、余計なノイズになってしまっているかなあ。
打ち切りのせいで中途半端なところで終わってしまっているし、三国志物はあえてコレでなくても他に名作が・・・と思ってしまいました。

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[投稿:2008-04-23 23:07:34] [修正:2008-04-23 23:07:34] [このレビューのURL]