「アルゲマイネ原野」さんのページ

総レビュー数: 131レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年01月18日

個人的に、谷川史子の作品群は少女漫画なれど小さい頃から読む機会があったので
非常に慣れ親しんでるのですがその中でも1番好きな作品。
谷川史子といえば読みきりオムニバス、この作品はまさにその代表的なひとつで
脇役がリレー方式でつないでいく恋愛譚は今読んでも非常に切なく暖かな気持ちになります。
あえて男が読むのがいいかもしれません。最近文庫化されたので買い求めやすいですし。
もし目にかけたらお試し下さい。

どれも良いいんですが特に2話の慣れすぎた恋をテーマにした話が好きですね。

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[投稿:2009-01-18 22:36:28] [修正:2009-01-18 22:36:28] [このレビューのURL]

柏木ハルコ初の短編集。

この人の描く女性像は本当に不思議な魅力を持っていて、
例えるのが難しいが、言わば活力に満ちた女性、土着的な魅力を持った女性像であり
男性女性両視点からでも非常に調和のとれたキャラを作るんですよね
NANAに代表されるようなファッショナブルな恋愛少女漫画とは
一線を画した作風を描き続けている稀有な女性漫画家だと思う。

本作では
『QUOJUZ』のようにエロでお馬鹿な作風から(『教師失格』)
『よいこの星!』のような子供達の微妙な感情(『ぷにぷに』)そして
『花園〜』や『鬼虫』のような雄雄しくも華麗な女性まで(『海女唄』)
作者が10年近く描き続けた作品群の適度な例がピックアップされており
柏木ハルコ作品をはじめて知る人には最良な一品。

どれも個性があっていいが個人的に『海女唄』が白眉。

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[投稿:2008-12-01 21:35:07] [修正:2009-01-18 22:15:17] [このレビューのURL]

チャンピオンで久々に登場した自転車漫画。

作者特有のラフっぽくもポップな絵柄が
スポーツ漫画の熱い・濃い描写を描ききれるか?と思ったがいらぬ心配だった。
これまで作者が描いてきた作品のバックグラウンドを生かし
・オタクがスポーツすることの楽しさに目覚める
・スポーツをする仲間がいる嬉しさ
というちょっと異なる切り口でストーリーを展開しているのがいい。

現在連載している少年漫画の中でもなかなかの注目作だと思われます。
作風は大きく違うけど「P2」好きだった人にはおすすめかな?

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[投稿:2009-01-08 23:25:43] [修正:2009-01-08 23:25:43] [このレビューのURL]

ドラゴンボール、ARIA、寄生獣、伝染るんです、更にはくそみそテクニック…
「ハヤテ」に代表されるようなネットユーザーに向けたパロディ漫画はなんでもかんでも
ネタにするので節操が無くて嫌なのだが、本作品は下手に作者のカラーを出さず
馬鹿に徹しているのでそこまで嫌悪感は感じなかった。
あとがきから察するに作者よりも担当者と原作のSNKが暴走してるからだろうか…?
「密リターンズ」や「ななか」を作った作者の人徳的なものもあるかもしれない。
でも第一巻の最終話はさすがにふざけ過ぎ。笑ったけど。

自分の中では3点か4点か迷ったがこの作品と並べられる他の作品群が可哀想なので(笑)3点。

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[投稿:2008-10-31 00:34:38] [修正:2008-12-01 21:44:54] [このレビューのURL]

『地獄先生ぬ〜べ〜』からシリアスを抜いた感じの少しオカルト、だいぶHなギャグコメディ。
ただし絵に独特のクセがあるのでそちら方面で楽しむには人を選ぶのが難点。
とりたててコレ!と感じたところは無かったが
毎回変わる、動物の特徴にちなんだ霊障はちょっと面白かった。

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[投稿:2008-12-01 21:35:12] [修正:2008-12-01 21:35:12] [このレビューのURL]

「本当にあった怖い話」など実話系ホラーを長年書き続けている作者の初単行本。
ストーリー自体は世にも奇妙な物語のような作品のが多いので
ホラーのスプラッタ描写がちょっと…という人でも読めるんじゃないでしょうか。
アッサリと端麗な画、女性漫画家特有のコマの空間を使った描写も
作風に上手い具合にマッチしている

表題にもなっている「吉沢ツムリ事務所」「エンジェルシンドローム」なんかが
独特の雰囲気でてて良作。
ただデビュー作である「やみくろ」。
何でダメか言明は避けますがこういう作品載せちゃうのはなあ…。
「作品」として成り立っていないので怒りの0点。
全体平均で4点ぐらい。

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[投稿:2008-12-01 21:35:01] [修正:2008-12-01 21:35:01] [このレビューのURL]

純粋無垢がゆえにある意味ひどい、またある意味真理でもあるコジコジが繰り広げるメルヘンギャグ。
周囲の脇役もこれまたかなり個性的でハマり度は高い。
独特の扉絵や哲学ちっく?なストーリー展開もあわせてまさに「さくらももこワールド」な作品。
ギャグ漫画としては、メルヘン展開のお話がだんだんメインになってしまったので
当初の勢いは続かなかったが、随所に挟まれるコジコジと次郎の漫才みたいなやりとりは
全話通じて面白かった。

ちなみにアニメもストーリーだけでなくOPEDともさくらももこの意向が組み込まれており、
原作よろしく楽しめるのでおすすめ。というかむしろこっちの方がテンポ良くて好き。

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[投稿:2008-11-05 01:49:17] [修正:2008-11-05 01:49:17] [このレビューのURL]

個人的に作画のぎん太氏のファンなので買い。
他の萌え漫画家(イラストレーター)と一線を画した少女漫画チックなやわらかな人物画が魅力。
むしろサービスシーンが余計に思えた。
あとがきでも描いてあるが確かに無駄に見開き多かったりなんと言うかコマ割が大味w
欲を言うなら氏のもうひとつの持ち味である綺麗な水彩風カラー絵がもうちょっと見たかったな。
そこまで言うなら画集買えって話ですけど

ストーリーに関しては今の萌えのトレンド(?)でもある「アイドル」「女装ショタ」で
話を組み立てているが、ありきたりな展開なので取り立ててあげる事でもない。
ただ終盤のオチはかえって残念だったなあ
甘めに採点して4点。今後の両作者に期待ということで…

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[投稿:2008-10-23 00:36:29] [修正:2008-10-23 00:36:29] [このレビューのURL]

んー…なんというかざっと印象に残ったのが

「勘違いしないでよね!」とか振り込んだら全裸で「いやー」ビクッビクッ「らめー」ビクッビクッとか
ヒロインたちが言うんですけどね
そういうのどのキャラもものすごい無表情で言うの。作者やる気無しか?

肝心の麻雀もどちらかというと付属的なスタンスで、
そういうスタンスにお決まりの極端麻雀なのでいまいち楽しめない。
久々に買ったの失敗したなーと思わせた作品でした

「咲」でも思ったが麻雀に萌え系ヒロインでストーリーやるのは個人的に合わないっす…

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[投稿:2008-10-15 00:16:51] [修正:2008-10-15 00:16:51] [このレビューのURL]

ポップなタッチで独特の世界観を描く渡辺航の魔女っ娘ラブコメ
るるも、柴木のキャラクター像は一般的な類ではあるし(柴木がブリーチの主人公とかぶるw)
ストーリー自体奇抜さは無いものの、一話一話構成がしっかりしており盛り上がりもちゃんと作ってあるので
安心して読める作品に仕上がっている。
月1だしチャンピオンで週刊も始まったことなのでこちらに力注いでる余裕が無いかもしれないが
できるならもっとこの世界観を楽しみたい。
欲を言えば、るるもだけじゃなく柴木に絡むサブヒロインをもっと出してほしい。委員長とか

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[投稿:2008-10-14 23:48:52] [修正:2008-10-14 23:48:52] [このレビューのURL]