「アルゲマイネ原野」さんのページ

総レビュー数: 131レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年01月18日

もうしょっぱなから強烈にエログロ!
しかもロリ、ショタ、両性具有など性的な嗜好も偏っているので
二次アダルト方面に免疫が無いとかなりキツい。
他人に勧めにくいというか、これを読んでると知られたら確実に犯罪者予備軍リスト筆頭に
上げられると思うので人の目に付かないところに保存しておきましょうw

ただ当のシーンそれぞれは尺や程度など読み手に極度の不快感を持たせない程度に抑えられており
魅せる…というかエンターテイメント的なエログロに仕上がっている
そこら辺作者はアダルト漫画出身だけによくわかってるなあとは思う
(これの180度正反対のベクトルに向いてるのが氏賀Y太なんでしょうね)
まあこういう漫画もあっていいんじゃないかなと思います。

惜しむらくはそっち方面ばっかに目が行って肝心のストーリーが頭に残らない点かw
何かいつの間にか終わってたという感じ。あと世界観はもう少し現実味持たせた方がよかったかな?
一応舞台は日本なのに外人キャラばっかりとかちょっと違和感あった


ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-10-13 01:00:50] [修正:2008-10-13 01:00:50] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

大人気少女漫画家のサイン会に嬉々としていく主人公ヤマモト

当の漫画家がものすごい美人だった!

ヤマモト
「だましやがったなァ てめぇの実家を燃やしてやるー!!
 先生はこういう人(ブサイク)じゃなきゃダメなんだー!!」
「マンガは己の妄想の産物
 恋愛マンガを描くのはモテないから!!
 美しいものを描くのはブサイクだから!!
 そんな自分の欲望や妄想を
 毎日毎日一人部屋の中で黙々と考えているような
 そんな人でなければあなたはいけないんだ!!」

のっけからこれだもんなあ〜w
全編にわたって萌えとは何かを追求するオタク漫画。
話の内容は己の萌えるシチュエーションをただ全力で叫んでいるだけなのだが
それがものすごい馬鹿正直に読み手に語りかけるので
出てくるセリフの数々がどれも名言に聞こえてしまってヤバイ
そしてそんな名言を吐きながら己の内面をさらけ出すオタク達の姿は
どれもこれも汚い事この上ないw
しかしこれにより同人買いに数十万人集まるようなオタクパワーの
真髄をどのオタク漫画よりも克明にあらわしてくれているのである

最近では完全にその分野を確立しつつある「オタク漫画」ではあるが
「げんしけん」以降ヌルくまったりとしたオタクライフを描くスタイルが主流となっている
そんな中で特に異彩を放つ存在としてまだまだ読み継がれていく…のかもしれない
連載が00年〜と言うことで萌えのトレンドが若干古いところがあるが
各エピソードが現実に通じるようないやに生々しいところがあって
爆笑しながらも少々恥ずかしい気持ちになった。自分を省みろということかw

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-08-17 19:06:06] [修正:2008-10-10 23:07:52] [このレビューのURL]

ジャンプ読者でも比較的低い年齢層のための作品
キン肉マンみたいに作中のキャラ募集やってたところが
根強い人気を誇っていた理由ではないかなと思う。

正直連載開始当初の地球での戦いはあんまり好きではなかったが
その後の展開が意外にもバトル、トーナメント、インフレ、キャラ乱発等のお決まりのジャンプ路線に
非常に順応しており、よっちゃん編、さっちゃん編と展開が進んでも作品の面白さを損なわない所は
やはり作者自身の構成力は凄いんじゃないか→やはりガモウ=大場つぐみではないかと疑ってしまう

キャラの一人一人の無駄に細かい設定や
80年代のアイドルネタなど作者の趣味全開なところもツボなので1点プラス。6点
個人的には友情マンVSスペードマンのババ抜き対決が好き

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-09-29 21:07:13] [修正:2008-09-29 21:07:13] [このレビューのURL]

エロかわいい絵ですなー

バイオレンスギャグ一辺倒だった前作「子供学級」から
よくここまでの萌え漫画が作れたなと感心。
作者が充電期間中に何を学んできたのかすごい気になる。
間接的に攻めてくる微エロネタや作中に漂うどことなく
フェチっぽい雰囲気は女性の描く萌え漫画だからだろうか。

ストーリーはすれ違い系ギャグがよく出ており
お笑い芸人アンジャッシュのコントを見てるみたいとは言い得て妙。
最近一話一話のマンネリ感がひどくなってきたが
代わりにキャラに広がりを見せてより萌え漫画らしくなって来た気がする。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-01-20 13:08:31] [修正:2008-09-16 00:46:18] [このレビューのURL]

特に20〜30代のジャンプ読者へ狙いを絞っている点が受け
連載中は個人の有名漫画レビューサイトでよく取り上げられた。
それもあって人気はかなりあり、なかなか長期連載となったが
後半に進むにつれて連載開始当初の勢いに陰りが出たかなと感じた。
もともとパロ以外の部分が勢いに任せたところがあるので
息切れするとそこら辺の短所が目立つ結果となった。
下ネタはまだしも作者の内輪ネタとかちょっとね…

パロディの魅せかたとしては他の作品と比べると微妙な点も多々有ったが
ネタがほぼジャンプ漫画に徹している点は好印象を受けた。
掲載週のすぐ前のパロディネタとか持ってくる辺り
筋金入りのジャンプ読者のための作品といえる。
ジャンプは毎週欠かさず買って全ての作品をチェックしてますよ!的な人にお勧めなのかな?
まあそんな人ならお勧めするまでもない気がするが。

個人的に、この漫画によって作者=パロディ漫画家のイメージが決定付けられてしまった感がするが
次回はそれらを覆すようなオリジナル作品をみてみたいと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-08-27 23:05:16] [修正:2008-08-27 23:05:16] [このレビューのURL]

名作「寄生獣」の次回作ということもあり、よく比較されがちだが
民俗学+SFと個人的な趣向からこっちの方が好き。

とにかくこの作品、起承転結が非常にハッキリしており、洗練された物語構成が一番の特徴である。
特に物語の随所に散りばめられた丸神の里の謎が、ラストの巻で一気に集結していく様子は
非常に鮮やかで見事というしかない。
主人公が観測者的な立場にいる点や、物語の肉付けを極力省いている点も加わって
全体的に非常に計算尽くされたスマートな印象を受ける。

ただしこの展開全体からみたまとまりの良さは短所ともとれ、物語の盛り上がりに欠けるとも言える。
特に作品の最大の山場であるヒロインが主人公に説得されるラストシーンは
ここら辺の歪みが出ており少々違和感があった。そこが惜しいと言えば惜しいかな。
(ただ、ここで主人公の主張している内容こそ非常に共感できた部分だったりもするが)
もしこの作品が丸神頼之の今までの経緯や東丸兄妹の関係など掘り下げたストーリーであれば
また違った評価を受けていたのかも知れないがこの作品の魅力である謎解きと展開のスマートさが
失われるとすれば…うーん…迷うところ

ほの暗く、淡々と静かでありながらも作品の底に力強さを感じる、
岩明均の真骨頂と言えるお勧めの作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-08-19 22:38:25] [修正:2008-08-19 22:38:25] [このレビューのURL]

基本的に一話完結でまとめられたオムニバス形式のSF短編集。
単に土台となっているSFに限らず生物、医生理、歴史、果ては宗教哲学に至るまで
非常に幅広いジャンルの知識を取り入れて、ショートショートとしてまとめ上げている。
しかしなによりもその見識の広さが充分に生かされたストーリーとアイディアセンスが
素晴らしい。専門知識が多分に入っているとはいえ、デフォルメされた
かわいらしい画風と、小学生でも理解できるぐらいに極力噛み砕かれた
わかり易いストーリーにより万人に受け入れられる内容に仕上がっており、
さながら星新一の小説を読んでいるような印象を受ける。

ただその平易さゆえ漫画にインパクトを求める人にはかなり薄味に感じるだろうし、
また童話性においても所々にみられる訓話的なメッセージなどが鼻につく人も
いるかもしれない。あと個人的に中編の「大いなる眠り子」シリーズは
オムニバスに比べると少し面白みに欠けるかな?

絵本が好き、もっと言うと藤子F不二夫の描くファンタジー
(SF短編集のようなブラックさでは無く、その世界観)が好きな人、
そして何より理科嫌いの人に科学の面白さを伝えるのに向いている作品。

現在でも手に入る旧版のコミックスも内容が同じだが、「トワイライトミュージアム」
に掲載された作品も非常に読み応えがあるものばかりなので、読むとしたら
これらが一緒に収録された再編集版がいいと思われる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-06-02 01:47:23] [修正:2008-08-09 14:12:22] [このレビューのURL]

かわいい魔女っ娘たちが繰り広げるドタバタコメディー
…と言えば何の変哲もない漫画のようだが
そこは近藤るるる、兄妹愛だの801同人だのロリコン不審者(しかもコレがかなり強烈!)だの
キュートな絵柄の癖にファミ通の大きなお兄さん層にちょこちょこネタを忍ばせており、
それが見る人にとっては不快感すら与えるようなエグ味を残す、なんだか業の深い萌え漫画。

前のレビューでも言われてるようにストーリー自体は薄く軽いものであるが、
出てくるキャラが非常に立っており、特にメインキャラであるトルテ、プディング、マカロン、
エクレア、グラニテの5人はそれぞれ均等にエピソードが与えられているので
この漫画を読了している頃には誰彼かの派閥に属しているかもw
00年代初めのちょっと懐かしいゲームネタも小気味良い。
かなり好きな作品だけどこの点数あたりで。まあ萌え漫画ですし。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-08-06 00:00:37] [修正:2008-08-06 00:00:37] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

空気読むのが下手なモテたい男小松が周囲に振り回される。そんな漫画。
前半部の似非ビルドアップストーリーや美人姉妹に弄られまくりな所はまだ笑って見られたが
後半以降ヒロイン太田と付き合うなかでの「痛さ」は誇張された演出であってもさすがに
もうやめてくれーって感じだった。
いやむしろ太田をはじめとする女性陣の不条理さに耐えられなかったのかもしれない。
そういう意味では小松なんか目じゃないくらいモテない自分にはキツい作品でした(泣
掲載は青年誌だったが精神衛生的には女性の方がお勧めか?

小松に全く友達がいないなどの無理すぎる設定とか自信家の山田がなぜ整形したの?
とか細かい点で疑問に残るところもあるが後半の本格的な恋愛面への移行はうまいし
作品の出来自体は必ずしも悪いわけではない。
ただ個人的に読んでてあまりいい感情は無かったので申し訳ないけどこの点数で。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-13 04:04:54] [修正:2008-07-13 04:04:54] [このレビューのURL]

少年ジャンプで「純情パイン」「少年エスパーねじめ」を連載し
読者から「少年誌に合わねーよ」と煙たがれ打ち切られた作者。

満を持して青年誌で連載を始めたが、作品全体で見るとネタの頻度を多くして詰め込んでる分、
持ち味のテンポや台詞回しの質が悪くなっているような…総じて何かギャグがくどい印象を受けた。
掲載雑誌もビジネスジャンプって微妙すぎるなあ

尾玉作品の中では自分にとってベストだった「ねじめ」と比べてとりあえず4点をつけたが
この作者評価してる人はものすごい評価する傾向にあるようなので正直この点数はあてにしないほうがいいです。

イケメン男子にセクハラしまくりなギャグは想像通りというかなんと言うか…w
誰をターゲットにしているのか分からない微妙すぎるパロディ探しも面白い。
個人的には労働組合ネタが一番笑った。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-06-25 00:26:01] [修正:2008-06-25 00:26:01] [このレビューのURL]