「アルゲマイネ原野」さんのページ
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前のレビューは後々整理する予定。
2015年のチャンピオンもいろいろありましたがなんと言っても新人勢が粒ぞろいに良かった。ここ近年で抜きん出て豊作の年だと思います。
「少年ラケット」
「Gメン」
「ニコべん!」
「AIの遺電子」
「吸血鬼すぐ死ぬ」
そして「スメラギドレッサーズ」。
どれもレベルが高くおすすめです。全部長期連載して欲しいなあ。
チャンピオン以外でよかった作品
「ストラヴァガンツァ 異彩の姫」
「湯神くんには友達がいない」
「ランド」
「アナーキー・イン・ザ・JK」など

6点 星守る犬
平凡に暮らしていながら仕事と家族を失った不器用な「おとうさん」と、
唯一残った飼い犬ハッピーの二人旅を描いた作品。
二部構成になっており、タイトルになっている前編がいわば本筋で
後編の『日輪草』は第三者がみた前編のエピローグといった構成です。
前編、ハッピー目線で語られる不自然なくらい淡々としたおとうさんの人生の終着の旅は
何を思い亡くなっていったのか明確に描かれず、若干モヤモヤさせられるんですが
後編に奥津氏が逆なぞりして辿るルートの中で上手く補完してくれています。
エピローグの使い方が非常に上手いですね。
感動ものの作品は作り手が狙う狙わないに限らず
100%共鳴できる層がある程度絞られてしまいますが、
他のレビュアーの方々も言われていますように
長年飼い犬をパートナーとして連れ添い、そして死別を経験された人こそが
この作品の真価に共鳴できるのだと思います。
自分は家で犬を飼っているのですが、いまいちピンと来ない部類でした。
おそらく自分が二十歳を超えてから初めて犬を飼い始めており
まだまだ飼い犬との付き合いも日が浅く、
いつか来る別れに対して自分の中で想像が及ばない、
実感が沸かないというのが正直なところなのだと思います。お恥ずかながら。
もしいつかまた手にとる機会があったとき
作品に対する評価が変わるのかもしれません。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-04-30 23:54:27] [修正:2011-04-30 23:57:58] [このレビューのURL]
7点 セルフ
オナニー漫画。
といっても作者の自己満足作品という意味ではなく
文字通り自慰行為をテーマにしたコメディ。
今まで女性に不自由した事が無かったため、大人になるまで
オナニーを経験した事が無かった主人公がその魅力にとりつかれ(笑)
オナニー研究に没頭していくというストーリー。
絵柄が変わった影響もあるんですが、同作者の代表作である
「つゆダク」とは対照的で、エロメインなのに読んでいても非常にさっぱりとした印象を
受けます。
真面目にオナニー研究という構想はいいんですが、全体を通して読むと
オナニーのハウツーや、様々な性技の開発を説く・・・でもなく
オナニーにハマった主人公を取り巻く女性達との恋愛模様・・・でもなく
メインに何を据えるのか不明確であるため読後感は少々モヤっとした感じを受けなくも無いです。
ネタや登場キャラが良かっただけに+α盛り込まれなかったのが惜しい所。
前半の盛り上がりの割りに意外にスッパリと終わってしまったのは
そこら辺、中途半端にグダグダ描いてしまうよりは早々に見切りをつけた、という判断かも
ただ、単純におバカコメディとして読んでもかなり面白いと思います。
特に主人公の彼女有加がいいキャラで、勘違い言動に毎回爆笑させられました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-03-08 22:29:17] [修正:2011-03-09 23:24:31] [このレビューのURL]
5点 眠れる惑星
朝起きると自分以外の人間は皆眠りについていた。
目覚めさせる手段は唯一つ、眠ってる相手(女の子)とエッチする事…と、まあ男としては
エロ×サバイバル×SFチックな風味も加わって何ともワクワクな着想をしています。
ただ目覚めた女性達の多くが、最初から主人公に好意を持っていたり、どこか楽天的で現実感がなく
本質的にはマイルドなエロ漫画といった感じです。
それを分かった上で割り切って読めればいいのですが、種々のサバイバル漫画のように
リアルかつハードな魅力を期待するといささか肩すかしを食らってしまいます。
先のレビューでもあげられているように夢遊病の人間達とのリンクを核とした
後半から結末までの展開は、作品中の全ての設定が消化されたといえず
いまいちスッキリしない感じです。
しかし見方を変えると序盤の細かい所から結構ご都合主義な面が多く、
実はこれが一番ベターな終わり方なのかもとも思えました。
聞こえが悪い感じですが世界観の雰囲気で上手くごまかせているような。
個人的には読んだ総合的な印象は悪くはなかったので5点。
あとハーレム漫画の宿命ではあるのですが主人公の淳平がかなり影の薄い空気な存在だったので、
もう少し読み手を引っ張っていけるだけの魅力(というか出番?)があれば良かったんですが…
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-02-25 01:03:08] [修正:2011-02-25 01:15:41] [このレビューのURL]
4点 任侠姫レイラ
謎の女子高生覆面レスラー、任侠姫レイラが活躍するプロレス活劇。
実はこの漫画、ブック(台本)の存在を大っぴらにしてるんですね。
今でこそ暴露本とかで大いに語られているブックですがファンにとっては
いわば暗黙の了解のようなものだと認識していたので、
ましてや少年誌で公にしている事にちょっとビックリ。
ただ、本作品ではそのブックの存在そのものに着眼点を置かず、
そこを超えた所、「演出の中でいかにプロレスラーが魅力を出すか」という点に
焦点を当てています。
非常にコアな戦略ですが、私みたいな素人にとってみるとなかなか敷居が高くも感じ…
作中でプロレスラーや観客含めすごい熱いやりとりをやってるのは理解できるんですが
それがイマイチ伝わってこない、置いてきぼりにされてるというのが正直な印象でした。
米井氏が描く格闘シーンとかなかなかインパクトがあったんですが…
素人を引っ張り挙げきれなかった作品ではありますが、逆にプロレスファンの方だと
評価が正反対に変わってくるかもしれません。
あともう1つ残念だなと思ったのは主人公レイラのキャラクター。
昨今少年誌で女の子も主人公になる機会が増えてきてはいるんですが
ミステリアスな無敵のヒロインというだけではどうしても薄っぺらく感じちゃうかな。
そこは編集部で修正してもらいたかった。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-01-31 23:52:34] [修正:2011-01-31 23:56:00] [このレビューのURL]
4点 ジャッジ
表は冴えないサラリーマンの逢魔法一郎。
しかしその実態は社会に蔓延る悪を閻魔大王に代わって裁く闇の司法官!
…と、あらすじでも分かりやすい勧善懲悪ものなんですが実はこの作品、
その勧善懲悪が上手く機能していません。
連載当時の社会背景からか、善なる被害者が凄惨な目に会う事が多く、
闇の裁きで悪を抹殺させても何とも後味が悪い話ばかり。
また客観的であるべき主人公に必要以上の感情を持たせているのもマイナスで、
読み手に私刑と捉えられかねない点など疑問の残る作品作りになってしまっています。
後半は立て直しのためか、「闇の弁護士」など登場させて
霊能力バトルに趣向を変えましたが、いまいち盛り上がらず短期で終了してしまいました。
現在、キャラ設定や構成が非常によく似た「ダブルフェイス」を連載されていますが、
この作品のリベンジ的な意味合いも含まれているのかもしれませんね。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-12-05 23:53:00] [修正:2010-12-05 23:53:00] [このレビューのURL]
3点 舞-HiME戦
サンライズ作アニメ「舞-HiME」のコミカライズ作品。
以前チャンピオン誌で連載されていた佐藤版「舞-HiME」と違い、
本作はアニメ本編と基本的なプロットはほぼ同じ。
若干キャラの役回りなんかが変わっています。ちょいお色気あり。
画力は安定していて上手いです。ただ、かわいい系の絵柄なので
激しい感情表現なんかにいまいちメリハリが利いてないような気はしました。
で内容なんですが、
えー…一応ストーリーは最初から最後まで通してあるんですが
アニメ本編を見たこと無い人はまずおすすめできません。
まー何と言うか、とにかく詰め込みすぎ。
HiMEの設定なんかはまだしも、メイン級のキャラが10人以上一気に出てくる作品なので
コミックス一冊でまとめてしまうのはどうしても無理があったか。
怒涛の情報量の導入部分からラスト数ページの投げっぷりまで終始バタバタして
ただアニメ本編の名場面をかき集めてつなぎました感が否めません。
購読層を考えれば無理に本編をなぞるよりも、いっそ一人のキャラクターに絞って
外伝ストーリーでもやった方が良かったんじゃないかな…?
本シリーズのメディアミックス作品には意外と良作もあっただけに
個人的に期待外れ感が強く、厳しめに採点。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-11-07 02:47:33] [修正:2010-11-08 00:46:30] [このレビューのURL]
4点 いなかの
女性らしい柔らかな絵柄にして男性、女性誌限らず成年漫画作品を多く手がけている作者ですが
この一般作もちょっと過剰すぎるくらいムチムチしたスタイルで
やたらエロい描き方してます。どいつもこいつもスカートが異常に短いよ(汗
内容は仲良し4人組の女の子たちがそれぞれ恋に出会う一歩前で青春するという
ほのぼの純情ストーリー。
ただ、初々しさを出そうとしているのはわかるんですが
中学生の割に中身がだいぶ子供っぽすぎるかな…
色気ムンムンな外見とその内面のギャップにちょっと引いてしまい
個人的にはイマイチ入り込めなかった。
単純に目で楽しむべき漫画(男性向け)です。
本作品はWEBコミックで最初数話、最新数話が掲載されてますが
基本的に一話完結のスタイルなので新規読者にとっては申し分なし。
サービス精神はいろんな意味で評価。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-11-05 00:03:57] [修正:2010-11-07 03:01:24] [このレビューのURL]
6点 もっとだめよめにっき
「だめよめにっき」の第二弾。今回もオールカラー。
前作よろしくヨメとオットのラブラブ新婚生活コメディーですが、
友達のツマコさんの加入でだいぶコメディー度が強くなってます。
(ツマコさんに影響されたか?)
扉絵のような気合の入った絵もコマに取り込んでみたり前作から変化を取り入れて
飽きることなくほのぼの楽しめるのはさすが。
最後は子供が生まれて一応の完結となりましたが、
ネタとして面白そうな妊娠から出産をたった5ページで一気にまとめてしまったのは
作者のモチベーション的には続編は期待できないという事でしょうか?
そう考えるとかなり残念だなあ…
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-09-17 01:12:40] [修正:2010-09-17 01:17:46] [このレビューのURL]
4点 AL
「ユタ」「D-ZOIC」に続く所十三先生の恐竜シリーズ第三弾。
今回は遂に登場キャラクター全てが恐竜になりました。
仔竜アルが暴君ティラノの牙王を倒すまでの冒険活劇で、
最新の恐竜うんちくがちょうどヒーロー特撮モノの「説明しよう!」みたいな感じで、
読みやすく解りやすい。
草食恐竜も実は少し肉を食べてたのか…勉強になった。
ただ必殺技のネーミングやらセリフやらちょっとセンスが古すぎる点がちらほら見られ、
恐竜マニアな読者層以外を今ひとつ引き付けられなかったのが残念。
あまりに体格差がある敵恐竜に勝利するアルにいくらか違和感を感じずにいられなかったんですが
今後成長して立派なトリケラトプスになってから…という構想があったのかな?
とりあえず「ユタ」からのチャンピオン誌での恐竜シリーズはこれにて一休みという事らしいですが
恐竜自体は低年齢層に普遍的にヒットしそうなネタだと思うし
何より作者の恐竜愛がここで潰えるのは非常にもったいないですので
またいつかチャレンジしてもらいたいですね。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-09-14 01:20:08] [修正:2010-09-14 21:16:36] [このレビューのURL]
6点 少女少年
小学六年生などの学習雑誌で連載されていたため、掲載一年の完結もの、
このためコミックスごとで主人公、ストーリーがそれぞれ異なる形式をとっています。
しかし基本的なプロットは同じで、ひょんな事から女装してアイドル活動する事になった
男の子が芸能界で活躍していくなかで、恋愛や友情を通じて成長していくという流れ。
主人公は男の子なんですが、どの主人公もヒロインの親身になって相談に乗ってくれたりする
女の子の面も持ちつつ、いざと言う時は男らしい決断力も見せる、女の子にとっては
まさに理想のキャラクター。当然女の子向けの作品なんですが
しかし、コテコテな理想像かというとそうでもなく、小学校高学年の男の子のリアルが
上手く引き出されていて男性サイドからみても違和感無く読めます。
ここら辺は「水色時代」や後年の「ないしょのつぼみ」など思春期の子供の心情を
長年表現し続けている作者の強みですね。
明らかにベクトルの異なる「GO!GO!ICHIGO」編を除けば総じて爽やかに読める作品。
個人的には7巻の話が好きです。
男女両方が読者である学習雑誌に掲載されていましたので昨今の似たような萌えブームを見るに、
もしかしてこの作品で密かに男の娘萌えが植えつけられた人も少なからずいたのでは…?
(明らかに狙った感のあるネタもちらほらあるし)
そういった意味では罪深い作品なのかも。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-08-24 14:26:24] [修正:2010-08-24 14:27:56] [このレビューのURL]
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