「アルゲマイネ原野」さんのページ

総レビュー数: 131レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年01月18日

非常に多岐に及ぶ芸術知識、誰にでも親しみやすいソフトな作風、
多彩で豊かなキャラクター、それでいて毎回毎回しっかり読ませて
くれる構成とまさにウンチク漫画の見本中の見本の様な作品。

この作品と似たものに浦沢直樹の「MASTERキートン」が
あるがどちらかというと手塚治虫の「ブラックジャック」に近い作風、
というかむしろオマージュ作品といってもいいくらいなので
そこら辺意識して読むのも面白い。
相方サラも回を増すごとにピノコっぽくなるしw

非常に感動するというわけではないがその入り込みやすい作風ゆえに
今でもふとした時に読み直す個人的に大好きな作品。
オススメのエピソードは「顔の無い自画像」。
また芸術家の村上隆氏を正面切って批判した回も未読の人には
是非とも読んでもらいたい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-02-14 23:49:13] [修正:2008-02-14 23:49:13] [このレビューのURL]

「初心者〜中級者のために麻雀を基礎から教えて強くする」
というのがコンセプトの、今まで多くの人が望みながら実際にはありそうでなかった麻雀漫画。
説明そのものに終始するいわゆるハウツー漫画とは違い、作者の「こうすれば強くなるんだ!」というメッセージが
強烈に伝わるため、たとえその麻雀論が多少強引であろうが読み手に素直になるほどなと納得させる
心地よい作品に仕上がっている。まさに長年麻雀漫画を牽引してきた作者の為せる業。
現在レクチャーするネタがなくなった為か麻雀女子プロ界を中心としたストーリーにシフトしているが
漫画そのものもしっかり読ませてくれるので今後も期待できる展開になっている。

麻雀できる人、特にルール覚えたてで負けてばっかりな初心者の人
にぜひお勧めの作品。実際強くなると思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-31 00:55:15] [修正:2008-01-31 00:55:15] [このレビューのURL]

説明にもあるように一度打ち切りを食らったが
ファンの再掲載の要望が非常に強かったので復活した逸話有。

独特のタッチとファンタジーっぽい雰囲気が個性的な作品。
可愛くも熱い主人公の設定がしっかりしてて安定した面白さがある。
少年誌でヒロインがショタコンってのも新しかったw

作者自身楽しんでキャラ作ってんだろーなと思われ、コミックには
キャラ同士の恋愛をはじめとしたサイドストーリーがかなり充実。
作者自身少女漫画が好きだと言ってるしカワイイ女の子より
魅力的なイケメンが多数登場するので、ビジュアル・作風ともに
女性にもすんなり受け入れられると思う。
反面そういう点が受け入れられないとなんか気色悪く感じるかも。

残念なのはキャメロット杯の中盤あたりから
いわゆるパワーインフレが加速していったことかなー
魅力あるキャラまで話から取り残されていくのがつらかった。
そのせいか結局二度目の打ち切りとなることに

なんかジャンプに最初から最後まで翻弄されてしまった作品。
でも良作なのでお勧めです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-20 12:23:41] [修正:2008-01-20 12:23:41] [このレビューのURL]

話は2部仕立てで前半は久保田藩で実際起こったお家騒動
後半は戦国末期あたりの剣豪のフィクションもの。

作者は「寄生獣」で有名だが
静かだけどしっかり読ませるような作品も多く作っており
自分としてはそちらの作品群のほうが好きだったりする。
地味な題材だけにその魅力が存分に味わえる作品。
細かな事もよく調べてあるのが伝わってくる。
ただ寄生獣好きな人にはやっぱり物足りなく感じるだろうな…

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-18 23:35:58] [修正:2008-01-18 23:35:58] [このレビューのURL]

エッチなことが苦手な超真面目女子高生委員長、三ノ宮かなで
ひょんな事から世界征服をたくらむ組織「ツクヨミ」に対抗する戦闘服"ドレス"を手にすることになる。
しかしその"ドレス"を身に着けるには条件があった。それは大衆の前で「生着替え」をする事…

連載当初、この漫画の個人的な評価は惨憺たるものでした。
お色気ギャグ?にしては絵(特に頭身)が不安定でお世辞にも魅力的とは言えないし、
セリフはコマに詰め込みすぎで読みづらいし、線が画一的で何やってんだかわかりづらい。
何よりお色気目的のモブの男衆が下衆すぎて非常に胸糞悪い…
当然のごとくチャンピオン誌内でも超不人気でこりゃ最悪単行本すら出ないまま打ち切りかな…と思ってました。


しかし!しかしですよ!

とりあえず騙されたと思って1巻終盤の第8話まで読んで欲しい!

そこからこの漫画は激変します!!


初めて読んだ時の印象を大事にしたいので詳しいネタバレは避けますが
この作品はズバリ熱血!そしてそれを引き出すストーリーの緻密な構成と台詞回しが大きな魅力。
前述した粗さがありながらもそれ吹き飛ばすほどの力を持つ原石のような印象を受けます。
仮面ライダーなどの特撮ヒーローや女児アニメを大人的視点で楽しむ方にはぜひおすすめです。
本作がデビューの松本先生ですが、回を追うごとに目に見えて漫画の技術も良くなっており、
久々に毎週読むのが楽しみな作品が出てきたなとチャンピオン一読者として非常にうれしく思います。


…と、ここまで異様なほど推しましたが前述の連載当初の不人気ぷりが響いて、今にも打ち切りされそうな掲載位置なんですよねー…
しかしこのまま中途半端に終わってしまうにはあまりにも惜しい。
チャンピオン編集部もこの漫画の魅力を理解してるのならば、ぜひその矜持をみせてくれと願わずにいられません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-01-16 22:46:28] [修正:2016-01-16 22:54:48] [このレビューのURL]

同じクラスの女の子が実は○○○で…
…って単行本表紙で思いっきりネタバレしてた。

前作「さくらDISCORD」は今時珍しい真っ直ぐな青春モノで
熱いんだけど痛さクサさも強く、なかなか読む人を選ぶタイプの作品でしたが、
本作は適度に力が抜けたコメディ色の強いラブコメに仕上がっており
テンポも軽快で、万人に広く受け入れやすく描かれてあります。

それでいてキャラの活き活きとした表情や
読み手をニヤニヤさせるくすぐったい心理描写の巧みさ等
増田先生の持ち味もうまく引き出せてて今のところいい感じ。

少々絵柄とノリに独特のクセがあるので初めての人は
公式HPの1話試し読みするのがおすすめ。

ヒロインの白神さんがアホの娘かわいいです。
委員長の藍澤さんもアホかわいいし紫々戸さんも校長先生もアホだし。
あれ?この漫画のヒロインアホしかいないな…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-06-14 00:20:35] [修正:2013-06-14 00:23:42] [このレビューのURL]

ひょんな事から中学教師となった元ホストでチャラ男の主人公、片桐晶の適当教育漫画。

ナンバデッドエンドの頃から徐々に、子供視線から親ないし本作品のような
先生視線の描写が増えてきたような印象がありましたが、
作者の小沢先生が育児されてる影響もあるのかなと思います。

テクニック的な面はさすがベテランという感じで
抜群に読みやすく、セリフの掛け合いも面白い
しかし連載は人気低空飛行のまま打ち切りへ…
うーん、まあ端的に言うと地味なんですよね。
話のテーマもひきこもりとか勉強できる子の非行とか、
この手の作品の定番ネタが多く、既視感があり次の展開が読めてしまった。
今の時代、教師モノ作品は「GTO」や「鈴木先生」のように、
漫画ならではというべき大胆な特色を出していかないと
生き残るのは厳しいのかもしれません。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-09 21:32:47] [修正:2013-02-09 21:33:34] [このレビューのURL]

バキパロディ4コマギャグ。

ちなみに「みつどもえ」は全く関係ありません。
公式パロディ本的な位置づけになりますが、
ギャグではない本家のほうが笑わせてくれると思うのは私だけではない…はず。
ネット上では「蛸江」と揶揄された刃牙の彼女、梢江さんが
完全に別モノになっとるわけですが、彼女をメインに据えている辺り、
この作品の売りはわかっているようで。
その点は評価したい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-09 21:17:24] [修正:2013-02-09 21:19:51] [このレビューのURL]

ヤンキー系+デレ
素直になれない女の子ではなく、恋人と2人きりの時にしかデレられない、
広義的な?ツンデレに分類されるんでしょうか
キモの女の子はかわいく描けてると思いますが全体的に画力が物足りない。
とりあえず短期間でキャラクターの顔変わりすぎ。
内容は少々助長してるところもありましたが、さすがサンデーのお家芸らしく
安定感はあったと思います。各話きっちり萌えポイントを挟んでくる律儀さは評価。
会長ユナコンビ、自由過ぎる今元母あたりが好き。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-01-20 01:11:17] [修正:2013-01-20 01:14:01] [このレビューのURL]

今まで野球部のお荷物部員だったピッチャー郁と
甲子園常連の名門高から転校してきた天才キャッチャー筧が出会って物語が始まるっていう図式
…うーん、やっぱおお振りの亜流にしか見えない…かな
絵的にも部員が美形ぞろいで顔の見分けが困難。
(ただしお笑い要員の吉井君はすごい活き活きしてました)
後、連載当初から郁と筧age、周囲dis描写が多いんですが
読んでる側にとってはその凄さはよくわかんないままなのですごい不自然に映っちゃうんですよね
もうちょっと地道にキャラ評価を固めていった方が良かったかなと思います。

ただ内容云々以前にコミックス1巻発売した翌週に打ち切り(しかも企画ぽいもの出してた)
っていうのはさすがに酷すぎると思うぞ秋田書店

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-20 14:52:01] [修正:2012-10-20 14:57:48] [このレビューのURL]