「アルゲマイネ原野」さんのページ

総レビュー数: 131レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年01月18日

主人公の正太郎がある意味正ヒロイン?な部長(♂)に好かれるという設定もあるが
常にヒロイン一人に一途であるがゆえに作品全体を通じてものすごい好青年な印象を受ける。
ここらへんは少年誌のラブコメ漫画でもかなり珍しいタイプである。
それも手伝ってか微妙なエロスが多々あるものの全体的に爽やかで読後感も○ 
女性にも比較的お勧めな作品。
ドタバタ漫画だけにコミカルな部分をキャラの個性に大きく依存している部分があり
作品の雰囲気が楽しめないと単なるヌルいギャグ漫画に感じられるかも。
ゆえに好き嫌いがハッキリしているのかと思われる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-01-18 21:45:27] [修正:2008-01-18 21:45:27] [このレビューのURL]

ひょんな事から中学教師となった元ホストでチャラ男の主人公、片桐晶の適当教育漫画。

ナンバデッドエンドの頃から徐々に、子供視線から親ないし本作品のような
先生視線の描写が増えてきたような印象がありましたが、
作者の小沢先生が育児されてる影響もあるのかなと思います。

テクニック的な面はさすがベテランという感じで
抜群に読みやすく、セリフの掛け合いも面白い
しかし連載は人気低空飛行のまま打ち切りへ…
うーん、まあ端的に言うと地味なんですよね。
話のテーマもひきこもりとか勉強できる子の非行とか、
この手の作品の定番ネタが多く、既視感があり次の展開が読めてしまった。
今の時代、教師モノ作品は「GTO」や「鈴木先生」のように、
漫画ならではというべき大胆な特色を出していかないと
生き残るのは厳しいのかもしれません。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-09 21:32:47] [修正:2013-02-09 21:33:34] [このレビューのURL]

ヤンキー系+デレ
素直になれない女の子ではなく、恋人と2人きりの時にしかデレられない、
広義的な?ツンデレに分類されるんでしょうか
キモの女の子はかわいく描けてると思いますが全体的に画力が物足りない。
とりあえず短期間でキャラクターの顔変わりすぎ。
内容は少々助長してるところもありましたが、さすがサンデーのお家芸らしく
安定感はあったと思います。各話きっちり萌えポイントを挟んでくる律儀さは評価。
会長ユナコンビ、自由過ぎる今元母あたりが好き。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-01-20 01:11:17] [修正:2013-01-20 01:14:01] [このレビューのURL]

正直評価が難しい。
同時期に連載した作品群の中では唯一生き残って連載してるし
果てはドラマ化までされたし、誌面の中でも人気の高い部類である事は
間違いないと思います。

大まかに言えば主人公達が、自分達の通う高校の不良ナンバーワンを獲るというが目的なんですが
不良漫画にありがちな裏切りや策略、復讐などドロドロした展開が一切無く、あるのは己の拳のみ。
そして敵味方、互いにポエミーな台詞を吐きながら殴りあうというなんとも現実離れした世界観。
しかも10巻以上連載してるのに、ヒロインはおろかモブすら女性キャラが一切出てこない。(ドラマは出してしまったけど)
更に学校を舞台としてるのに教師すら出てこない。とにかく混じりっ気なし100%喧嘩三昧。
もはや「クローバー」みたいな青春漫画とも違う、ある種のファンタジーなんですね。
結局のところ、この清々しいまでの流れと世界観に何かぐっと来るものがあるかどうかかなあと思います。
個人的にいまいち琴線に響かなかったのでこの点数にさせてもらいました。
ただキャラクターはなかなか良いと思います。
すぐ気絶するくせに、脅威の回復力と負けん気はピカ一の主人公の岳はもちろん、
一番の肉体派でありながら理性的なマルモとか、ルー語を駆使するキリオとかインパクトの強いキャラが多いんですが
何よりラスボスである現ナンバーワンのシャケが絶対的なカリスマ性で他を圧倒しているので
正直こいつに勝って完結する事ができるのか疑問だったりします。

最近岳が、なぜ自分が喧嘩をするのか、その意味について問い直す回があったんですが
「俺にそんなものはない」という結論に至ったのは大いに笑いました。そこはこの作品の根幹だろが!w
もうこの際、連載終了までこの姿勢で突っ走ってもらいたいです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-20 14:53:25] [修正:2012-10-20 15:01:57] [このレビューのURL]

流行のゾンビものに乗っかったラブコメディ。
内臓をぶちまけるのはチャンピオンのお家芸ですが
そこまでグロくありませんので安心して読めます。セリフまわしが特徴的。
ゾンビ化した主人公もなこはモノクロ絵だと日焼けしたようにしか見えないけど
実は青白い肌だったりするんですね。
何も考えず気楽に読める作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-20 14:50:40] [修正:2012-10-20 14:50:54] [このレビューのURL]

主人公ナガレが全国各地を「釣り屋」として放浪する釣りロマン漫画。
ナガレのキャラクターは釣りキチ三平のオマージュといった感じ。
身内の死絡みのエピソードが多く、設定が若干重めなのは作者の好みでしょうか。
ただ前作の「かるた」でもそうでしたが作風が全体的に爽やかなのであんまり気にならなかった。
魚がヒットしたときや釣った魚を食べて昇天してるシーンが卑猥に見えるのはお約束として
フィッシングスポーツとしての側面はもちろん、周囲へのマナーだったり、
釣った魚をおいしくいただく事で魚への敬意を評したり、釣りを通じて教わる魅力を
万遍かつわかりやすく描いている点がすばらしい。
それゆえに「魚を釣らない」釣り編になってしまった終盤は展開として致命的な
選択ミスだったかなと思います。
萌え萌えな作画がウリな本作品ですが実はオッサン連中が釣りやってる時が
漫画として一番生き生きしてたような気がする・・・w

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-07-19 20:39:16] [修正:2011-07-19 20:39:16] [このレビューのURL]

朝起きると自分以外の人間は皆眠りについていた。
目覚めさせる手段は唯一つ、眠ってる相手(女の子)とエッチする事…と、まあ男としては
エロ×サバイバル×SFチックな風味も加わって何ともワクワクな着想をしています。
ただ目覚めた女性達の多くが、最初から主人公に好意を持っていたり、どこか楽天的で現実感がなく
本質的にはマイルドなエロ漫画といった感じです。
それを分かった上で割り切って読めればいいのですが、種々のサバイバル漫画のように
リアルかつハードな魅力を期待するといささか肩すかしを食らってしまいます。

先のレビューでもあげられているように夢遊病の人間達とのリンクを核とした
後半から結末までの展開は、作品中の全ての設定が消化されたといえず
いまいちスッキリしない感じです。
しかし見方を変えると序盤の細かい所から結構ご都合主義な面が多く、
実はこれが一番ベターな終わり方なのかもとも思えました。
聞こえが悪い感じですが世界観の雰囲気で上手くごまかせているような。
個人的には読んだ総合的な印象は悪くはなかったので5点。

あとハーレム漫画の宿命ではあるのですが主人公の淳平がかなり影の薄い空気な存在だったので、
もう少し読み手を引っ張っていけるだけの魅力(というか出番?)があれば良かったんですが…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-25 01:03:08] [修正:2011-02-25 01:15:41] [このレビューのURL]

長い歴史と伝統を持つ中華料理に的を絞った料理バトル漫画。
序盤は、麻婆豆腐や餃子など有名な中華料理に焦点をあわせ
具材や調理方法の工夫など小技を利かせて勝利する流れ。
つくりが丁寧でこんな料理食べてみたい、作ってみたいという
料理漫画の大切な要素を上手く引き出しており、地味に読み応えがありました。

しかしネタ切れか、はたまた編集部の意向からか
後半は奇抜なネタや演出が増えてくる事に。
これが個人的にはいまいち外してるなーというのが正直な所。
続編に当初の路線復帰を期待したんですが…

あと女性キャラの描き分けがいまいちできてないところも惜しかった。
そこら辺マイナスして5点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-13 00:15:17] [修正:2010-05-13 00:15:17] [このレビューのURL]

タイトルのイメージどおり
片山流のゆるーいギャグ三国志。
ということで自分みたいな三国志はKOEIのゲームだけやったことある
みたいなゆるファン向けです。「おまえ忠誠度100だよ(泣)」みたいなセリフにニヤリ。
90年代前半の時事ネタが多いので(特に競馬)おすすめ年齢層は高め。
序盤は結構じっくり描かれてるのですが後半以降は話がガンガン早くなり、少々残念。
張飛のキャラデザは個性的過ぎる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-19 00:06:06] [修正:2010-04-19 00:06:06] [このレビューのURL]

大傑作「SLAM DUNK」以降、スポーツ漫画=そのスポーツそのもの魅力を描く事が主流に
なっていたジャンプで唯一?復活した「アストロ球団」「キャプテン翼」「リングにかけろ」
等の流れを継ぐトンデモ超人スポーツ漫画。

ゆえに例え分裂しようがオーラ出そうがテニスのルールとかプレイの醍醐味なんかまだ難しくて
わからないようなチビッコに、ただ単純に「テニスってかっこいい!」って思わせればしめたもの。
実際この漫画(アニメ)の影響で全国のテニスサークルに入るチビッコ達が増えたみたいだし
役割としてはこれはこれで良かったんじゃないかなとは思う。

多くの海外の有名サッカー選手が子供の頃「キャプテン翼」に触発されたように、
将来ウィンブルドンで優勝した選手が「テニスの王子様」ずっと読んでた、という話がやって来…無いか。
常に読者の予想の斜め上を行く展開が大きな魅力だが、前作の「COOL」を見る限りでは
どうやらこの奇抜な発想は天然から来るもののようだ。こういう発想が出来る+実際に描いて
雑誌に載せちゃう様な漫画家はそうそういないので貴重ではある。

ただ主人公他登場人物に熱さとか挫折感から這い上がるとかそういう泥臭い展開が
意図的に省かれたのはやっぱり残念だった。ハチャメチャでもそこら辺のストーリーで
読ませれば多少男性読者も付いて来ただろうに。ある種少年漫画らしい少年漫画でありながら
キャラの魅力を前面に押し出す、「萌え漫画」になってしまったのは
可能性として惜しかったかなあ。ま、ネタとしても充分楽しめるのでこの点数あたりで。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2008-01-30 23:14:26] [修正:2009-12-03 01:05:23] [このレビューのURL]