「アルゲマイネ原野」さんのページ

総レビュー数: 131レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年01月18日

7点 座敷女

ストーカーがまだ社会的に知られてなかった90年代前半に
こんな作品が作られてたとは
作者のその先見の明に脱帽
あと主人公につきまとう大女のキャラの完成度も異常

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-01-26 22:48:24] [修正:2008-01-26 22:48:24] [このレビューのURL]

説明にもあるように一度打ち切りを食らったが
ファンの再掲載の要望が非常に強かったので復活した逸話有。

独特のタッチとファンタジーっぽい雰囲気が個性的な作品。
可愛くも熱い主人公の設定がしっかりしてて安定した面白さがある。
少年誌でヒロインがショタコンってのも新しかったw

作者自身楽しんでキャラ作ってんだろーなと思われ、コミックには
キャラ同士の恋愛をはじめとしたサイドストーリーがかなり充実。
作者自身少女漫画が好きだと言ってるしカワイイ女の子より
魅力的なイケメンが多数登場するので、ビジュアル・作風ともに
女性にもすんなり受け入れられると思う。
反面そういう点が受け入れられないとなんか気色悪く感じるかも。

残念なのはキャメロット杯の中盤あたりから
いわゆるパワーインフレが加速していったことかなー
魅力あるキャラまで話から取り残されていくのがつらかった。
そのせいか結局二度目の打ち切りとなることに

なんかジャンプに最初から最後まで翻弄されてしまった作品。
でも良作なのでお勧めです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-20 12:23:41] [修正:2008-01-20 12:23:41] [このレビューのURL]

表紙だけで読む人が選別されてしまいがちだが
中身はいわゆる王道萌え漫画とはちょっと違い
読者に媚びたシーンは少なくギャグ主体で話が進んでいく。
シュールネタが多いがそれよりコマを利用した間の取り方の
上手さに目をひかれた。
ついでに言うとその間を自分のテンポで読んで楽しんだため
間を強制させられるアニメのほうは全く楽しめなかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-01-18 22:27:55] [修正:2008-01-18 22:27:55] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

そういえば連載当初はちょっとした学校の怪談ブームだった。
この漫画でも序盤は学校の怪談系のホラーが主体だったが
中盤からは心霊・妖怪以外にもUMAや怪奇現象、都市伝説など
幅広く扱い、それに伴い作風もホラーチックからコメディタッチに
変わった。
今でも都市伝説系のサイトではこの漫画で紹介されたネタを
ちらほら見ることが出来るのでこの漫画の読者に与えた影響は
相当大きいと思われる。

作品は永井豪漫画に強く影響を受けていると思われる点が多く見られ
それが最も顕著に表れているのがこのなんというか
昔ながらのガツガツした(?)お色気かなあ。
これが連載されてた頃はもうこんな雰囲気を出す漫画なんてほとんど
無かったから余計目立ってたように思う。
終盤は作中の設定など丁寧に消化され、綺麗に完結するので読後感○

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-01-18 22:12:30] [修正:2008-01-18 22:12:30] [このレビューのURL]

女子高生マーニーが繰り広げるショートストーリー型の探偵物語。
身の回りで起きる小さな事件や悩み事を解決するのがメインであり、
先に前作の「ふらん」を読んでいるとどうしても比較しちゃって
インパクトに欠ける印象をもたれるかもしれません。
それでも毎週毎週捻りの利いた話を作る木々津先生の力量に感心させられます。
飄々としたマーニーのキャラクターもなかなか魅力的。
欲を言えば話の描ききれない部分が補完ができる程度
もう少しページ数を増やしてもらえればありがたいです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-01-20 01:20:38] [修正:2013-01-20 01:20:57] [このレビューのURL]

感想については下のほうで皆様非常に素晴らしいレビューを
語ってくださっているので私からあまり言うことはありません…

エンターテイメント性から言えば万人に楽しめないかな?
そういう意味で6点にしました。

ただ読むと何だか長文感想を書きたくなる。そんな作品です。
現チャンピオンの台風の目みたいな存在ですね。
この勢いがどこまで続くか見ものです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-14 02:48:20] [修正:2012-10-14 02:48:20] [このレビューのURL]

平凡に暮らしていながら仕事と家族を失った不器用な「おとうさん」と、
唯一残った飼い犬ハッピーの二人旅を描いた作品。
二部構成になっており、タイトルになっている前編がいわば本筋で
後編の『日輪草』は第三者がみた前編のエピローグといった構成です。

前編、ハッピー目線で語られる不自然なくらい淡々としたおとうさんの人生の終着の旅は
何を思い亡くなっていったのか明確に描かれず、若干モヤモヤさせられるんですが
後編に奥津氏が逆なぞりして辿るルートの中で上手く補完してくれています。 
エピローグの使い方が非常に上手いですね。

感動ものの作品は作り手が狙う狙わないに限らず
100%共鳴できる層がある程度絞られてしまいますが、
他のレビュアーの方々も言われていますように
長年飼い犬をパートナーとして連れ添い、そして死別を経験された人こそが
この作品の真価に共鳴できるのだと思います。

自分は家で犬を飼っているのですが、いまいちピンと来ない部類でした。
おそらく自分が二十歳を超えてから初めて犬を飼い始めており
まだまだ飼い犬との付き合いも日が浅く、
いつか来る別れに対して自分の中で想像が及ばない、
実感が沸かないというのが正直なところなのだと思います。お恥ずかながら。
もしいつかまた手にとる機会があったとき
作品に対する評価が変わるのかもしれません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-04-30 23:54:27] [修正:2011-04-30 23:57:58] [このレビューのURL]

石黒正数先生が贈る半ノラ猫のフルットと
半飼い主で「それ町」の紺先輩に良く似た鯨井先輩ののんびりギャグ漫画。
毎週チャンピオン巻末で掲載されており、
だいたい1ページ4コマ×2=8コマ漫画なスタイル

基本的にはゆる目なギャグが中心ですが
独特の石黒テイストが本作品でも発揮されており
政治や詐欺手口をネタにしたり、引き出しがとても多彩。
そうでなくても鯨井先輩や頼子など3頭身のキャラクターが見ていてかわいいので
それ町好きなら比較的満足できると思います
時たま読み返したくなるのでこうやってコミックまとめてもらうとありがたい。

鯨井風汁なし麺はたまに食べてます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-11-01 23:22:01] [修正:2010-11-01 23:25:44] [このレビューのURL]

6点 かるた

チャンピオンゲーマーの主人公が「競技カルタ」に出会い
その面白さにひかれ取り組んでいく物語。

珍しいジャンルですが本質的にはスポーツ漫画として描かれています。
特に良かったのはキャラクター面。
主人公から敵キャラ含め皆、非常に爽やかで
かるたにかける青春がわかりやすく伝わり何とも清々しい気分になります。
札を詠まれた後の一瞬の取り合いの描写も力が入れてありGOOD。

…が、テンプレちっくな萌え作画が受けなかったのが原因か
売り上げが及ばず2巻で打ち切り。
欲を言えば主人公が競技カルタと出会ってから初期の段階を
もう少しじっくり描いてくれた方が良かったかなと思う
(数話ですでに百首全部暗記しちゃってたし)

何にせよ、このすぐ後にご存知「ちはやふる」が連載され大ヒットしたのをみれば
目の付け所自体は非常に良かったといえます。
それゆえにもうちょっと編集部には様子を見て欲しかったんですが…

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-10-30 20:09:05] [修正:2010-10-30 20:12:31] [このレビューのURL]

「だめよめにっき」の第二弾。今回もオールカラー。
前作よろしくヨメとオットのラブラブ新婚生活コメディーですが、
友達のツマコさんの加入でだいぶコメディー度が強くなってます。
(ツマコさんに影響されたか?)
扉絵のような気合の入った絵もコマに取り込んでみたり前作から変化を取り入れて
飽きることなくほのぼの楽しめるのはさすが。

最後は子供が生まれて一応の完結となりましたが、
ネタとして面白そうな妊娠から出産をたった5ページで一気にまとめてしまったのは
作者のモチベーション的には続編は期待できないという事でしょうか?
そう考えるとかなり残念だなあ…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-17 01:12:40] [修正:2010-09-17 01:17:46] [このレビューのURL]