「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

パソコンの中から可愛い女の子が出てきて・・・
と今読むと恥ずかしいまでに美少女モノのテンプレなんですけど、発表時期から見てもそのテンプレを固めた作品のひとつなのかも。

女の子も可愛くかけていますし作風もライトなので気楽にさらさら読めます。
しかし、基本的には『ああっ女神さまっ』のフォロワー(キャラの配置なんかそのまま)なので目新しさは無いです。
現在の赤松先生の作品ほどあざとさ全快でもなく練りこまれてもいないので評価もそれ相応になってしまうなぁ。

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[投稿:2006-10-22 00:46:19] [修正:2006-10-22 00:46:19] [このレビューのURL]

作品の性質上、どうしたって『海猿』と比べてしまう。

女性作家らしく『海猿』ほど絵にクセが無く、とっつきやすくはなっていると思います。
ただ、クセが無いからこそその分ここ一番での熱量を描く演出力には欠ける印象。
『海猿』にある暑苦しいまでのギリギリ感・必死さは画面から伝わってこない。

変に普遍的で突き抜けたところが無いんだよなぁ・・・。
だから、けっしてつまらなくは無いんだけど平凡に収まってしまっていますね。

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[投稿:2006-10-21 09:47:57] [修正:2006-10-21 09:47:57] [このレビューのURL]

初期は柔道、中期以降はプロレス漫画。

柔道から別のスポーツへの移行という点ではドカベンとかぶりますが、同じ格闘技と言うことで違和感は感じません。
題材が男くさいので女性はちょっと食指が動かないかも。
かといってとっつきにくいわけじゃなく、その証拠に格闘技自体にはあまり興味が無い自分のような人間でもかなり楽しめました。

この作品に限らず小林先生の作品全てにおいてですがコメディとシリアスのバランスがすこぶる良いですね。
コメディパートはキャラクターがそれぞれ立っているのでかけあいがいちいち楽しいですし、シリアスパートでもきっちり読み込ませてくれます。
主人公の三四郎も、今はダメでもいつかは最強になる!!と信じられる魅力と説得力にあふれ、まさに男という感じ。
名作です。

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[投稿:2006-10-17 23:47:03] [修正:2006-10-17 23:47:03] [このレビューのURL]

作者である西本先生が色々なところへ行ったり、色々なことに挑戦したりする実録ルポ漫画。

少年誌ではめずらしいスタイルですよね。
特に他のマガジン作家のところへ取材に行く回が興味深いです。
自分を出したがらない漫画家さんも多いので、そういう人たちのキャラを知れるのがイイです(自身のHP持ってたり、作品以外で自分を発信している作者がもともと多いマガジンならではってのもあるんだろうけど)

取材に行くにしても、西本先生自身にある程度の人脈と人当たりの良さがないとなかなか実現しないと思いますよ。

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[投稿:2006-10-13 17:12:06] [修正:2006-10-13 17:12:06] [このレビューのURL]

アニメ作品のコミカライズ。
しかし、終盤にかけてアニメとは違うストーリーになっています。
完全に好みの問題だけど自分はコミック版のほうがおさまりは良いかなと感じました。

作画も丁寧で、何よりアニメ版と近い絵柄なのでアニメからの人も違和感無く入れると思います。
この画風、意識して寄せて描いてるんですかね?

演出面でも、巧みなキャラ回しといい堂に入った心理描写といい、まるでベテラン作家のようです。
アニメの世界観を壊さず、オリジナルの要素も程よく入れる。
コミカライズの中でもかなりの優秀作。

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[投稿:2006-10-09 11:10:47] [修正:2006-10-09 11:10:47] [このレビューのURL]

メディアミックス企画としてアニメ化前提、鳴り物入りで始まった作品ですが出来の方は…

まずいくらヤングジャンプで『キャプテン翼ROADTO2002』が連載中だったとはいえ、週刊誌で隔月連載のスタイルは酷い。
雑誌のみの人間は前回のストーリー忘れちゃってますよ。

さらに、これだけ連載間隔が開いてるにもかかわらず、試合内容はひねり無く一本調子というかワンパターン、絵もどうなんだこれ?といったレベル。
『キャプ翼』とは違った強いキャラを主人公に据えて豪快に描きたかったんでしょうが、自分は全くついていけませんでした。
早期打ち切りも納得。

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[投稿:2006-10-04 00:11:53] [修正:2006-10-04 00:11:53] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

食いしん坊のボクサーと生真面目なシスターのラブコメ。

高橋先生の作品の中では『めぞん一刻』が一番近いかな。
とはいえ主人公が積極的でそれに伴って『めぞん』よりも軽いノリではありますが。

数話をかけて1エピソードをこなし、きつい減量とラブコメをからめつつラストに試合をもってくるスタイル。
主人公はバカだけど憎めないし、ヒロインのシスターも魅力的。
濃いゲストキャラクターたちも含め、登場人物たちがよく動いてくれるので単純に面白いです。

設定自体は読みきり型だと思うんですが、長らく続編が途絶えているこの作品、完結を見ることができるのかなぁ…

完結記念に追記
締め方も良かった。
7から8に加点。
内容とは関係ないですが、ラストエピソードでシスターがホストクラブに行くくだりなんかは「あー、高橋先生も取材と称してホストクラブに言ったのかなあ」とか、そこでのシスターのリアクションを見る限り「雰囲気に馴染めなかったのかなあ」とか思ってしまいちょっと笑えました。

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[投稿:2006-10-01 00:30:42] [修正:2006-10-01 00:30:42] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

人気アニメ作品のコミカライズ。
作画は原案でもある西川伸司先生。

まず舞台を貧乏宇宙旅行会社にした設定自体が面白いと思います。
コメディとしていくらでもエピソードが作れそう。

実際、色々な星にお客さんをエスコートして行きつつ、多種多様なトラブルが起こってドタバタ。
常連のお客さんたちもそのトラブルを逆に楽しんじゃってる域に達しており、読者もそれに乗れる。
キャラクターもツブぞろいで面白く、スラップスティックとして出来が良いです。

ラストが近づくにつれ徐々にそれまでに伏線を張ってきていた、主人公の父親探しとヒロインの過去の謎が繋がってくる構成にも引き込まれました。

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[投稿:2006-09-22 00:34:50] [修正:2006-09-22 00:34:50] [このレビューのURL]

学園物だったりバトルファンタジーだったり初っ端からゴチャついています。

毎話毎話、ラストにヒキを作ってくるのは良いんですが、そこに持っていくまでがわざとらしい。
ストーリーではなく、テクニックを駆使して瞬間的に盛り上げている感じがしてどうにもノりきれませんでした。
原作付きなんだからもう少し構成を練り込んで欲しい。

画風は最近のマガジン漫画に多いトーン多様タイプ(Get Backers・涼風etc)なんですが、他作品と違いキャラ造形がスマートでなく画面全体が重い印象。

正直、この作品がここまで続くとは思ってませんでした…。

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[投稿:2006-09-22 00:33:30] [修正:2006-09-22 00:33:30] [このレビューのURL]

一昔前は大メジャーだったドッジボール。
その火付け役的作品。

良くも悪くもその後のコロコロ漫画に多大な影響を与えた作品だと思います。
この作品が小中学生のブームはコロコロが作る的な風潮を決定付けたんじゃないかな。

作品自体は分かりやすく、とにかく努力&熱血。
そこに駆け引きなんてものは存在せず、

 「ライバルの圧倒的実力を見せつけられる」
         ↓
       「特訓」
         ↓
    「試合、序盤は苦戦する」
         ↓
「ボロボロになりながらも最後の力を振り絞り勝利」

ほとんどがこの単純なシナリオ。

子供の頃はそれでも純粋な気持ちで燃えさせてくれたんですよ。
汚い大人になっちまったなあ…(笑)

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[投稿:2006-09-21 01:33:22] [修正:2006-09-21 01:33:22] [このレビューのURL]