「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

今というか『ワンピース』の初期と比べても仕上げが雑。
つけペン自体を使い慣れてないんじゃないかという印象すら受けます。

しかし、すでにこの頃から演出力は抜群。
尾田先生お得意の、主人公登場シーンで「ドンッ!!」も迫力がダイレクトに紙面から伝わってきます。
作者が楽しんで描いている、その勢いが伝わってくるのがイイですね。

ワンピの前身作『ROMANCE DAWN』も面白いですが、自分が特に気に入ったのは『神から未来のプレゼント』。
尾田先生が本の中で自画自賛するほどシナリオが上手いこと出来ています。

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[投稿:2006-09-21 01:12:25] [修正:2006-09-21 01:12:25] [このレビューのURL]

基本は一話完結式の学園コメディかな。
設定やキャラクターは高橋留美子先生の世界観に近いかもしれません。

キャラクターはそれぞれ立っているし、テンポも良い。
作画もシンプルすぎるきらいはありますが、安定しており十分。
なにより女の子が可愛く描けているし、と特に文句のつけようがありません。
常に平均点はクリアーしてくる作品。

自分はこのぬるいテイストの毒にも薬にもならないドタバタラブコメが大好物なので非常に楽しめました。

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[投稿:2006-09-20 00:57:40] [修正:2006-09-20 00:57:40] [このレビューのURL]

北欧神話をもとにしたファンタジー調のミステリ。

キャラクターはホームズ役に生意気な少年、ワトソン役に女子高生と卒なく配置されており、絵も中性的で可愛くかけています(読者層を限定してしまいそうではありますが…)。

ミステリとは言っても推理部分はかなりライトなのでそこを期待していると拍子抜けかも。
特に終盤にかけては探偵やら推理やらどこ吹く風で普通のファンタジー(というよりオカルトかな?)作品として展開しています。

とりあえず野郎が大ハマリで読むにはいささか気恥ずかしい作品ですね(笑)

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[投稿:2006-09-20 00:44:38] [修正:2006-09-20 00:44:38] [このレビューのURL]

初期設定や導入はありきたりな押しかけ女房物。

最初から既視感が強く、いまひとつ作品に入り込めませんでしたが、途中からは少女漫画のような効果やコマ割が作り出すふわふわした雰囲気にやられサクサク読み進めてしまいました。
これが桜野先生の持ち味なんでしょうね。

終盤にかけて物語がループしている(1エピソードごとに苦悩しては何かを悟る、の繰り返し)様に感じ、食傷気味になっていたところで突然の長期休載に。
続編の『再逢』も完結したようですが何かと妙な噂もあり、いまだ手を出せずにいます。

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[投稿:2006-09-20 00:23:20] [修正:2006-09-20 00:23:20] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

読みたいとは思ってはいたものの中々現物に巡り合えずやきもきしていたのですが、このたび文庫版で復刊していたのでさっそく読んでみました。
で、結論から言ってずばり面白かったです。

タイムスリップで現代と未来を行き来する、非常に藤子Fチックな作品。
そのギャップが肝で、現代ではあまりぱっとしない「みきお」が未来のそっくりさん「ミキオ」と入れ替わりますが、その時代での常識が分からなかったり、未来の道具が使いこなせずに右往左往。
逆に現代人なら常識的にできることが、未来ではスーパーなことだったりしてヒーロー扱い。
タイムスリップSFコメディの教科書のような出来でした。

欲を言えば未来のミキオから見た現代ももっと描いて欲しかったかな。

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[投稿:2006-09-17 23:36:31] [修正:2006-09-17 23:36:31] [このレビューのURL]

1ページごとに登場キャラクターを変えるタイプのショートギャグ。
今で言うとジャンプの『メゾン・ド・ペンギン』が形としては近いかな。
もっとも、よりマガジンらしくエロネタ多目でブラックな作風ではありますが。

この手の作品はキャラクターによって面白さにバラつきが出てしまいがち。
お気に入りのキャラクターが出来無いときついかもしれません。
個人的にはキョウザメちゃんが好きかな。

あと設楽先生の下ネタなんかには時期は違えど同誌連載の『濱中アイ』的バカバカしさを感じました。

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[投稿:2006-09-15 21:32:59] [修正:2006-09-15 21:32:59] [このレビューのURL]

タイトルが変わり再スタート。

無印の終了近くにそれまでのレギュラーキャラを数人退場させたので、新キャラ(ライバルの大型スーパーに勤務)を数人投入しています。

もともと安易にキャラクターを増やさずに少ないキャラクターをうまく使いまわし、かつラブコメや人情物にも走らないという超正統派コメディでしたが『ナパーム』になってもその路線は全く変わっていません。
というか毎週毎週よくやるなぁとその引き出しの多さに感心しますよ。

余談ですが、この種の改題をチャンピオンをよくやりますね(バキ・浦安・ドカベン然り)。
色々利点もあるんだろうけど、どうなんだろ?

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[投稿:2006-09-12 23:34:58] [修正:2006-09-12 23:34:58] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

おそらくは『キャプテン翼』に次ぐサッカー漫画の雄。

この作品は何といっても久保先輩に尽きると思います。
このキャラクターを生み出し、壮絶な形で殺した時点で成功は決まった。
彼の存在が続編も含め作品通して主人公たちに多大な影響を及ぼしています。

サッカー描写は必殺技もあるが戦術部分で結構現実的に練られていたりするので、超人サッカーとリアルサッカーのちょうど中間くらいかな。
力強い絵には純粋に迫力があり、女性作家とはにわかに信じられませんでした。

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[投稿:2006-09-07 00:07:34] [修正:2006-09-07 00:07:34] [このレビューのURL]

2006年9月現在、サンデーでは三本の野球物が連載されていますが(MAJOR・クロスゲームとこの作品)その中で最もマイナーな作品……だと思う。
まぁ相手が悪いか。

絵、特に野球シーンでの作画は上手いです。
生き生きとした感じが画面を通して伝わってきます。
演出面でも単純な画力だけでなく、コマ割も含めた総合的な描写力も高いため安心して作品の流れに乗っていけます。

反面、ストーリー部分で野球以外のドラマの掘り下げは浅いため、そっち方面で期待しているとイマイチかも。

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[投稿:2006-09-01 21:28:24] [修正:2006-09-01 21:28:24] [このレビューのURL]

星里先生の作品を読むといつも思うのは「実写化、特にドラマ化したらはまりそうだなぁ」ということです。
その中でもこの『オムライス』は作品自体の長さといい、物語の展開の強弱といい、最もドラマにしやすそう。

この作品はいわゆるハーレムコメディーという星里先生のフォーマットに乗った作品です。
簡素でありながらどこと無くほんわか温かい絵柄。
コメディーとして出来が良いし、その裏でシリアスな話を動かすのも上手。
ラストもきっちり盛り上げ、まさに良作です。

星里先生の作品は例外はあるもののその作風は一環しており、この作品が合わなければ大概の作品は好みから外れるでしょうし、逆にこの作品が楽しめれば他の作品も一読する価値があると思いますよ。

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[投稿:2006-08-31 00:08:16] [修正:2006-08-31 00:08:16] [このレビューのURL]