「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

うーん・・・面白いなあ。

ある意味有名な『劇画オバQ』などを筆頭に、まさに異色な短編集。
主に「ビッグコミック」や「SFマガジン」に掲載されたものなので、バリバリのSFだったりカニバリズムだったりでかなり好き勝手やっています。
『ドラえもん』や『キテレツ』だけでは伝わりきらないF先生の黒さがおしげもなく感じられるのがイイです。

それにしてもよくこれだけ多種多様なアイデアが思いつくなあ。
個人的には『気楽に殺ろうよ』と『カンビュセスの籤』が特にお気に入り。
どちらもあまりの展開にラストで鳥肌が立つほど感心し、読後妙に落ち着かず無意味に部屋を歩き回ってしまいましたよ。

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[投稿:2006-11-08 08:51:26] [修正:2006-11-08 08:51:26] [このレビューのURL]

天然お嬢様&不良婦人警官のバディ物、かつエロコメディ。

ストーリーとかは特に無くコンビの絆を深めつつ、ただひたすらコメディ。
お約束とはいえ「紙で出来てんのか!?」というくらい服が簡単に破けますね(笑)
さすがに絵柄は古いけど、下手というわけではありません。
エロくはなってるかと。

Mr.マガジン版の単行本で読んだのですが、最近描かれた巻頭のカラーページと本編の絵柄のギャップが大きく、とても同じキャラだとは思えませんでした。
これだけ絵柄が変わるのもすごいなあ。

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[投稿:2006-11-08 08:50:22] [修正:2006-11-08 08:50:22] [このレビューのURL]

8点 龍時

掲載誌が海外サッカー専門誌ということで元々サッカーについてある程度知識のある人に向けて描かれているため、若干敷居は高いです。
しかし、そこさえクリアしてしまえばこの作品相当面白い。
サッカー漫画界の新しい代表作になれそう。

漫画としては一つ一つのセリフが重く、ウィットに富んでいて(人によっては臭い・野暮ったいとか感じるかもしれませんが)さすが小説原作といった感じ。
作画は一枚絵として美しい画風ではありませんが、動きのあるシーンでは迫力十分。
スポーツ漫画は動いてなんぼなので及第点レベルの描写力は備えていると思います。
ゆえに試合のシーンが特に秀逸で、フィールド内での疾走感・プレイヤー達の力強さがきちんと表現されているのが良いです。

原作小説の方は作者の野沢先生が亡くなってしまったため、続巻刊行不可に・・・原作消化後が漫画版の本当の勝負なのかも。

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[投稿:2006-11-04 08:40:46] [修正:2006-11-04 08:40:46] [このレビューのURL]

わかりやすい努力系サッカー漫画。
ど下手だけど根性だけは人一倍のダメキャプテンが、同じくダメ集団のサッカー部をを引っぱって行く。

熱いシーンはきっちり熱く燃えさせてくれる。
難点はキャラクターがちょっと弱くおとなし過ぎるところかな。
サッカー部員なのにみんな文化系っぽいですし、サッカーの実力も基本的に素人に毛が生えた程度なので、この先レベルアップするにしてもかなり時間がかかりそう。

作画は少しクセが強い。
スポーツ漫画としてはデフォルメ過多で動きのあるシーンに向いた画風。
構図・見せ方は工夫されていて良い感じ。
特にアオリの使い方が達者ですね。

・・・とかなんとか思っていたら全3巻で終了ですか。
スポーツ漫画としては短すぎて評価不能。
新キャラも投入したばかりだったのに、何かあったのだろうか?

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[投稿:2006-11-03 04:37:32] [修正:2006-11-03 04:37:32] [このレビューのURL]

銭湯を舞台にしたドタバタラブコメSFギャグ漫画。

とことん作者の介錯先生の絵が好きな人・ファン向けの作品で、それ以外に評価できるところは無いです。
ストーリー・キャラクター・舞台設定・エピソード全てありもの、もしくはそのアレンジといった感じ。
いや、そのアレンジの方向性が全て美少女萌えに向かうので、そういうのが嫌いな人は全く受け付けないと思う。

ガンガン連載作品だけど雰囲気はメディアワークス電撃系の作品で、むしろガンガンで連載されていることが不思議。
ガンガンの芸風が変わったということなのか・・・

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[投稿:2006-10-30 01:03:18] [修正:2006-10-30 01:03:18] [このレビューのURL]

舞台を銭湯にした宇宙人コメディ。
コメディパートはいつもの椎名調で十分楽しいですが…。

初期設定の段階から難しかったのかな?
まず舞台が銭湯である必然性が感じられません。
サービスシーンは入れやすかったと思いますが(まさかそのためだけか!?)
あと、タイトルにもなっているカナタのキャラクターが弱い。
あえて弱々しい性格にすることで成長するのびしろを作ったということなんでしょうが、何より印象が薄く存在感が無い。
「ロイヤルガード」という目的があるのなら達成意識を「強く」持っているというエピソードを序盤で入れておくべき。
ぶっちゃけ「カナタ」というキャラクター無しで、主人公・幼なじみ・宇宙人のお姉さんの三角ラブコメにしたほうが面白いんじゃないか?とすら思ってしまいました。

面白くなりそうな要素は点在してたんだけどなぁ。
好きな作家さんだけに残念な出来。

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[投稿:2006-10-30 01:02:23] [修正:2006-10-30 01:02:23] [このレビューのURL]

『ぬ〜べ〜』と違い岡野先生の単独作品のはずなんだけど・・・
未確認生物とは名ばかりで『ぬ〜べ〜』の妖怪と大差は無いですね。
物語のつくりも妖怪(未確認生物)関係のトラブルバスター物というジャンルに集約できると思います。
ちょいちょいお色気をはさみつついくのも同じ。

前作・前々作と続けざまにいま一つ人気は出なかったので原点に戻したんでしょうが、『ぬ〜べ〜』はあくまで「過去」のヒット作。
「今」には合わなかったのかな。

途中途中に入るちょっと良い話系の回はわりと好きでしたが。

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[投稿:2006-10-28 00:15:02] [修正:2006-10-28 00:15:02] [このレビューのURL]

もはや山田をはじめとした明訓ナインを中心とした新チーム・スーパースターズの面々がとにかくすごいだけになってますね。
さすがに目新しさは無く、クオリティも低調。

それでも日本シリーズ・『野球狂の詩』との対決は結構楽しめました。
正直、対戦相手側のメンツはほとんど分からなかったんですが、それでも両チームの読み合い・カマのかけ合い・それを超越する岩鬼(笑)など毎週楽しみに読めました。
まあ、まさかのライバル社他誌に渡っての特別掲載で水島先生の業界内でのパワーにも感心しましたが。

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[投稿:2006-10-23 01:04:19] [修正:2006-10-23 01:04:19] [このレビューのURL]

安西先生の連載デビュー作。
ジャンルは学園サイボーグコメディ。
天真爛漫なサイボーグ美少女が主人公をはじめとした周りの人々をひっかきまわすという毒にも薬にもならない内容。

この手のジャンルの作品はそれこそ星の数ほどありますが、その中でも特筆したい何かがある訳でもなく良くも悪くも普通すぎかな。
『烈火の炎』や『MAR』でも時折異常なまでにエロ描写に力が入っていましたが、この作品はさらにサービスシーン多めなので安西先生の絵が好きな人には良いのかも。
とりあえず、エロくは作られていると思う。

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[投稿:2006-10-23 01:02:02] [修正:2006-10-23 01:02:02] [このレビューのURL]

カルト宗教に妻を取られたサラリーマンの闘い。

カルト宗教のモデルはオウムであり、作品通してとことん重く、とことん異常。
教祖メシアはもちろん、主人公とその妻、妻の脱会に協力するカウンセラーまでどこか狂っている。

原作を先に読んでいたので後半での大仕掛けにも驚きはありませんでしたが、短いながらにもよくまとまっています。

作画は少し軽いかな。
説得力・はったり不足。
もっと劇画タッチで濃く描いた方がこの作品には合っていたと思う。

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[投稿:2006-10-22 00:47:59] [修正:2006-10-22 00:47:59] [このレビューのURL]