「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

最初期作品なんかを見るかぎりこれをダイヤモンドの原石だと見抜いて磨いた編集の人はすごいと思いますよ。
正直、無茶苦茶過ぎてわけが分かりません。
なんというか・・・小学生の自由帳くらいに自由。

この短編集の中では比較的新しい作品『もうちょっと右だったらストライク!!』などは十分笑えますが、それ以外はまだまだ荒削りというか、ぶっちゃけ未熟。
これはこれで裏笑い的な面白さはあると思いますが。

でもまあ、この独特のセンスに乾杯。

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[投稿:2006-12-08 16:16:18] [修正:2006-12-08 16:16:18] [このレビューのURL]

女子高から共学校になり一年目。
新設されたサッカー部にブラジル帰りの主人公が・・・。
といった感じで始まる高校サッカー漫画。

作者の週刊連載デビュー作ということで作画的にはまだまだ未熟(デッサン狂いがどうしても目につく)。
しかしこ本作、なかなか熱い。

古い作品ですが、必殺技でポンポンとゴールが決まるのではなく、きっちり戦略面で驚きをあたえてくれる。
個々人でというよりもチームとして課題にぶち当たり、チームとして解決しレベルアップしていくのも好印象でした。
トレーニングシーンが多くパワーアップに唐突な感じが一切無いのも良かったです。

打ち切りのために、ラストにかけて作中でネタにするほど巻きで進んでいったのは残念ですが良作。

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[投稿:2006-12-06 22:44:53] [修正:2006-12-06 22:44:53] [このレビューのURL]

SFコメディー。
100倍のスピードで行動できる特殊スーツと三分間だけ過去に戻れるマシンを駆使して人命救助を行う三人組。
きちんと出来ることに縛りがあるアイデアは面白いと思います。
読者に対して非常に誠実な設定。

内容や作品の雰囲気に少しも悪意が感じられず、学年誌に掲載されていたとしても遜色無い。
基本的に読みきりでの連作でしたが連載しても面白そうでした。
というか連載して欲しかった。
エピソードの積み重ねが無い分ラストでの盛り上がりに欠け、非常に淡白。
これからって所で一気にラストに行っているもんなあ。
もったいない。

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[投稿:2006-12-06 22:42:08] [修正:2006-12-06 22:42:08] [このレビューのURL]

人気ライトノベルのコミカライズ。
話は全てオリジナルのギャグなので小説との関連性は薄い。
というか、ほとんどキャラクターを使ったパロディ作品といった様相。
同一作品のコミック版は他にも数種出ていますが、それらとの繋がりも無いんじゃないかな。

基本的にテンポがよく、キャラクターの特性も掴めているのでギャグマンガとしての出来は非常に良いです。
多用される見開き大ゴマも派手に使えており効果的。
特にズバ抜けた長所があるわけではありませんが、安定して楽しめる読みやすい作品。

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[投稿:2006-12-05 00:58:05] [修正:2006-12-05 00:58:05] [このレビューのURL]

要するに『焼きたて!!ジャぱん』−「パン」+「下ネタ」。
これが一番しっくり来る。
ノリがそのまま『ジャぱん』のそれ。

基本は主人公の女子アナのお悩み解決もので、そこに謎の忍者一族がからんできたりするドタバタギャグ。

毎話10ページ前後にしてはちょっと詰め込みすぎかな。
本来なら16ページくらいでやるのがベストの分量だと思います。
それに加えて、ギャグ漫画なのに何話にも渡ってストーリーが続く(大オチが無い)せいかかなり読みにくい。
それでも『ジャぱん』が好きな人は気に入ると思いますよ。

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[投稿:2006-12-02 21:41:35] [修正:2006-12-02 21:41:35] [このレビューのURL]

口先オンリーで何とかその場をごまかしていくサッカーシチュエーションコメディ。
急場を嘘とハッタリ・機転と少々の運だけで切り抜けていき、どんどん取り返しのつかない方へ。

ハッタリ自体は純粋にカッコイイんですが、かましている側は内心脚ガクガク・歯ガタガタなのに、かまされた側がそれに素直に驚きビビっている。
そのギャップの表現が実に上手いこと描けています。
そこに作画の丁寧さとテンションの高さもあいまって・・・、うん、素直に面白い。

とはいえ、いわゆる打ち切り漫画(しかも週チャンで)なので世間的な知名度は皆無なのが残念ですが・・・。
個人的に隠れた名作。

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[投稿:2006-11-29 22:34:25] [修正:2006-11-29 22:34:25] [このレビューのURL]

不思議。

「世にも奇妙な物語」や「笑ゥせぇるすまん」系の少し怖い話かと思えばブラックなギャグだったり、その逆だったり。
なんともつかみどころが無く、ジャンル分けするのも難しい。
筆で描かれたような特徴的な線もあいまって、他に無い独特の空間・作風を作り出しています。

主人公のみどろさんもとことんミステリアスに描かれていて、いつどんな所にどんな役で登場してもOKなキャラ設定なのである程度自由に話が作れそう。
それにしても、もしこの作品が社会現象レベルでヒットしたら「厄いわね」は流行語大賞獲るんじゃないですか(笑)
そのくらいのインパクトがある。

癖になる珍味のような作品。

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[投稿:2006-11-14 01:00:55] [修正:2006-11-14 01:00:55] [このレビューのURL]

現代によみがえった佐々木小次郎が主人公に憑依して、同じく現代によみがえった剣豪たちと戦う。
これだけだとジャンプなどで多い憑依バトル物か?と思えてしまいます。
確かに手垢のついた設定。

しかし、この作品、想像以上に骨太の少年漫画らしい少年漫画でした。
ライバルを一人倒すと伏線を張りつつ次のライバルを登場させる。
戦闘シーンは安易に大技の出し合いにせず、きっちり頭を使った物だったのも好感触。
そういう基本的なことを基本としてこなしており、爆発力こそありませんが常に平均点はクリアしてきてくれるので安心して読めます。

ラストに向けて少しかけあしになってしまい、その辺の魅力が失われてしまったのが残念。

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[投稿:2006-11-14 00:59:36] [修正:2006-11-14 00:59:36] [このレビューのURL]

自分の中ではいまだに橋口先生といえばこの作品や「スト?胸優灰沺廚凌佑噺世Εぅ瓠璽犬?あります。

イジワルばあさんが孫をいじりつつ豆知識を披露するというショートギャグ。
当時は子供ながらにへーっと感心する知識もあったような(鼻づまりのときにつまっているほうを上にして横向きに寝ると鼻の通りが良くなる、ビニール傘がはりついて開かないときはドライヤーをかけるとすぐ開くなど)。

というかこれいまだに手に入るんですかね?
どこかで見かけたらぜひもう一度読んでみたい。

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[投稿:2006-11-11 05:24:22] [修正:2006-11-11 05:24:22] [このレビューのURL]

連載開始当初は志高そうに見えたんですけどね・・・。
ジャンルは違えどサンデーの『DEATH NOTE』に!!というくらいの意気込みは感じてました。

しかし、その後すぐにトンデモ政争マンガになってしまい非常に拍子抜け。
なんというか、この手のジャンルの作品としては圧倒的に読みごたえが足りないんですよ。
ライト過ぎる。

もっとドロドロした感じの愛憎劇や足の引っ張り合い・どっしりとした頭脳戦が読みたかったです(サンデーでは難しかったのかもしれないけど)。

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[投稿:2006-11-11 05:17:04] [修正:2006-11-11 05:17:04] [このレビューのURL]