「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

少年誌では極まれな競艇漫画。

『帯ギュ』の頃からそうでしたが、よく取材されているのが伝わってきて好感が持てます。競艇という自分にはあまり縁のない世界での話だったのにもかかわらず、細かく丁寧に描写されているのですんなりと物語に入っていけました。
新しい知識もたっぷり補完できましたし。
キャラクターも魅力的で、特に青島のカワイさったら無いです。

残念なのはキャラクターの配置が『帯ギュ』と割と近かったところ。
全く新しいパターンも観てみたかったな。

ラストが多少駆け足になったかと思いますが、物語の落としどころとしては悪くなかったかなと。

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[投稿:2006-07-21 00:26:45] [修正:2006-07-21 00:26:45] [このレビューのURL]

テニス素人の主人公がひょんなことからテニス部の入部試験を受け、テニスの魅力にとりつかれ天才的な力を発揮していく、というある意味スポーツ漫画のフォーマットにのった作品。

プレイ描写に関しては『テニスの王子様』ほどはっちゃけているわけでなく、とことんリアル志向でもない。

もちろん『ファンタジスタ』で長期連載をこなしている草場先生ですから作画は安定していますし、作品としてのおさまりが良いのは保証します。
しかし、悪く言えば安定しすぎているかな。
ストーリーもただたんたんと進んできた印象。

つまらなくは無いんですが面白いかと聞かれると、う〜ん…と首をひねってしまいます。

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[投稿:2006-07-16 22:18:54] [修正:2006-07-16 22:18:54] [このレビューのURL]

『DAN DOH!!』の続編の続編。要するに『DAN DOH!!3』。
全4巻とシリーズの中では飛びぬけて短命になってしまいました。

作品として引き際を間違ったなぁという印象。
やるなら主人公変更くらいの思い切った改革をやってほしかった(アニメ化と絡んで難しかったろうけど…)。

トンデモゴルフぶりも前作に輪をかけてスゴイ。
島を渡っていくコースや洞窟の中のコースなどここまで来ると逆にすがすがしいとすら思いました。

その反面、ストーリーの展開的には前作までにやりきった感があり、盛り上がりに欠けます。
キャラクターやとりわけ対戦相手にしても、これまでは手を変え品を変え巧くやりくり出来ていたものの、今作ではさすがにネタが尽きたのかいまひとつ。

残念ですが蛇足かと…

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[投稿:2006-07-14 20:36:48] [修正:2006-07-14 20:36:48] [このレビューのURL]

『DAN DOH!!』の続編。要するに『DAN DOH!!2』。
内容としては「ダンドー、単身で世界へ挑戦」といった感じかな。

しかしさらなるトンデモゴルフへ…。
街中でゴルフや現実ではありえない難コースなど、ゴルフについて詳しくない自分が読んでも前作以上に分かりやすく突き抜けてるなーと思いました。

基本的なコンセプトには変化が無く、悪い奴が主人公と戦うことによって改心していくという王道ストーリー。
盛り上げる所はきっちり盛り上がる丁寧な作り。

キャラクターたちも前作にも増して魅力的だと思います。
ラミアなんかはシリーズ屈指の人気キャラなんじゃないかな?

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[投稿:2006-07-14 20:35:41] [修正:2006-07-14 20:35:41] [このレビューのURL]

7点 DAN DOH!!

少年ゴルフ漫画の佳作。

自分はゴルフといえば子供の頃にパターゴルフを一度やったことがある程度の知識と興味でしたが、それでも十分楽しく読めました。

主人公は少年漫画らしい無鉄砲で元気な少年(連載途中からキャラが少し変わったような気もするが…)でストーリーも王道。
しかし、リアリティというものには無縁(ホールインワンやイーグルが頻繁に出る)なので、そういうのを重視する方にはきついかな…。

画力は特筆するほど高くはありませんが、それを補って余りある演出力でカバー出来ています。
特に怪我や疲労等でキャラクターたちが傷んだ時の描写は一級品。
作者はサディストなんじゃないかってほどの徹底ぶりが、若干引くほど痛々しく伝わってきました。

続編も含めると結構なボリュームになるので注意。

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[投稿:2006-07-14 20:34:35] [修正:2006-07-14 20:34:35] [このレビューのURL]

まずこの作品を単行本化した大都社さんに敬意を払いたい。

一応『エクセルサーガ』の前身作品に当たります。
掲載が成人誌だったためにエロも多いですが、それ以上にあまりにもネタのチョイスがヤバめ(サリンだとかイペリットなんて言葉が普通に出てくる)。
ヒーロー物の仮面を被っていますが文字通りヤリたい放題。
『エクセルサーガ』や『ホーリーブラウニー』と比べてもそのななめ上を行くトンデモぶり。

表題作の『ダイテンジン』は掲載誌が無くなってしまったため1巻に満たずして終わってしまっていますが、その分デビュー作の読みきりなどが収録されています。

デビュー間もない作品とはいえ全体的に主線が荒れ気味で、仕上げも丁寧と言えないのは減点。

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[投稿:2006-07-10 21:21:59] [修正:2006-07-10 21:21:59] [このレビューのURL]

ゆうきまさみ先生による原田知世版「時をかける少女」や「ねらわれた学園」、一連の富野監督作品(ガンダム・イデオンetc)などのパロディショート。
デビュー作『ざ・らいばる』も収録。

自分はモトネタに明るくないため、正直に言うとわけが分かりませんでした。
その中、気づいた点も少々。
特に「時をかける少女」&「ねらわれた学園」のパロディ作品なんかは『究極超人あ〜る』に通じる部分もありますね。
単純に学園物というだけでなく、西園寺まりぃよろしくの独裁的な生徒会長が出てきたり…

まぁ、ゆうき先生の作風が完成されるまでの過程を楽しむというファン向け作品(モトネタに明るければなお良し)かな…

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[投稿:2006-07-10 21:03:56] [修正:2006-07-10 21:03:56] [このレビューのURL]

吉崎観音先生のガンガンでの初連載作品。
単行本のゲームボーイカラーやNintendo64のような任天堂チックな色使いはそろえた時非常にきれいです。

内容的には細かくギャグをはさみつつRPGノリの大きな話を動かしていくという手堅い作り。
主人公のエイトをはじめ、キャラクターたちに総じて嫌味が無い。

吉崎先生は作風・画風ともにこの頃から完成されていて、現行作に至ってもそれは全く揺るぎません。
よく言えば安定しており、悪く言えば変化に乏しい。
この作品でもすっきりしすぎてる印象を受けました。
あまりにも王道。

もっとアクロバティックな展開を見てみたいし、それが出来る作者さんだとも思うので…

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[投稿:2006-07-09 23:22:46] [修正:2006-07-09 23:22:46] [このレビューのURL]

8点 銀魂

正直「人気作ねぇ…」的な感じで色眼鏡をかけつつ斜に構えて読み始めましたが、泣いて笑ってかなり楽しめました。

いや作品自体の形としてはよくある「ギャグ+人情物」、エピソード自体はほとんどが時代劇のアレンジなんですが、何と言うかとにかく巧い。
特に一話完結の回、ギャグ部分での言葉選びのセンス、テンポ、人情部分での演出等には非凡なものがあると思います。

ギャグ作品ってひとつヒット作が出るとその作風ががスタンダードになり、類する作品が多発される印象(まさるさんやあずまんがetc)があるんですが、この作品の長台詞ツッコミもそうなりそうな雰囲気。

まあ説教くさいと言えばそれまでですが個人的にはその面含めてツボでした。
作画的に不安定極まりないのが残念と言えば残念かな。

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[投稿:2006-07-09 21:43:07] [修正:2006-07-09 21:43:07] [このレビューのURL]

『修羅の刻』などで知られる川原先生の最初期作品。
現在の作風からは想像もつきませんが、いわゆるエロコメディ。

…というか、これ今連載されてたら問題になるんじゃないかってくらいに高橋留美子的雰囲気が強いです。
ヒロインを『めぞん』の響子さんにした『うる星やつら』というかなんというか…。

まぁそれは置いておくとして、自分がさらに気になったのは無駄ゴマ・無駄ページが多い点。
月刊誌連載ということで元々のページ数が多い所為もあると思いますが、それにしてもテンポが悪い。
もっとポンッポンッと展開させていけば、下手したら半分のページ数で収まるんじゃないかというくらいです。

野暮な指摘だとは思いますが…(笑)

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[投稿:2006-06-27 22:07:37] [修正:2006-06-27 22:07:37] [このレビューのURL]