「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

人気ライトノベルのコミカライズ。
話は全てオリジナルのギャグなので小説との関連性は薄い。
というか、ほとんどキャラクターを使ったパロディ作品といった様相。
同一作品のコミック版は他にも数種出ていますが、それらとの繋がりも無いんじゃないかな。

基本的にテンポがよく、キャラクターの特性も掴めているのでギャグマンガとしての出来は非常に良いです。
多用される見開き大ゴマも派手に使えており効果的。
特にズバ抜けた長所があるわけではありませんが、安定して楽しめる読みやすい作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-05 00:58:05] [修正:2006-12-05 00:58:05] [このレビューのURL]

不思議。

「世にも奇妙な物語」や「笑ゥせぇるすまん」系の少し怖い話かと思えばブラックなギャグだったり、その逆だったり。
なんともつかみどころが無く、ジャンル分けするのも難しい。
筆で描かれたような特徴的な線もあいまって、他に無い独特の空間・作風を作り出しています。

主人公のみどろさんもとことんミステリアスに描かれていて、いつどんな所にどんな役で登場してもOKなキャラ設定なのである程度自由に話が作れそう。
それにしても、もしこの作品が社会現象レベルでヒットしたら「厄いわね」は流行語大賞獲るんじゃないですか(笑)
そのくらいのインパクトがある。

癖になる珍味のような作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-14 01:00:55] [修正:2006-11-14 01:00:55] [このレビューのURL]

アニメ作品のコミカライズ。
しかし、終盤にかけてアニメとは違うストーリーになっています。
完全に好みの問題だけど自分はコミック版のほうがおさまりは良いかなと感じました。

作画も丁寧で、何よりアニメ版と近い絵柄なのでアニメからの人も違和感無く入れると思います。
この画風、意識して寄せて描いてるんですかね?

演出面でも、巧みなキャラ回しといい堂に入った心理描写といい、まるでベテラン作家のようです。
アニメの世界観を壊さず、オリジナルの要素も程よく入れる。
コミカライズの中でもかなりの優秀作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-10-09 11:10:47] [修正:2006-10-09 11:10:47] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

人気アニメ作品のコミカライズ。
作画は原案でもある西川伸司先生。

まず舞台を貧乏宇宙旅行会社にした設定自体が面白いと思います。
コメディとしていくらでもエピソードが作れそう。

実際、色々な星にお客さんをエスコートして行きつつ、多種多様なトラブルが起こってドタバタ。
常連のお客さんたちもそのトラブルを逆に楽しんじゃってる域に達しており、読者もそれに乗れる。
キャラクターもツブぞろいで面白く、スラップスティックとして出来が良いです。

ラストが近づくにつれ徐々にそれまでに伏線を張ってきていた、主人公の父親探しとヒロインの過去の謎が繋がってくる構成にも引き込まれました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-22 00:34:50] [修正:2006-09-22 00:34:50] [このレビューのURL]

基本は一話完結式の学園コメディかな。
設定やキャラクターは高橋留美子先生の世界観に近いかもしれません。

キャラクターはそれぞれ立っているし、テンポも良い。
作画もシンプルすぎるきらいはありますが、安定しており十分。
なにより女の子が可愛く描けているし、と特に文句のつけようがありません。
常に平均点はクリアーしてくる作品。

自分はこのぬるいテイストの毒にも薬にもならないドタバタラブコメが大好物なので非常に楽しめました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-20 00:57:40] [修正:2006-09-20 00:57:40] [このレビューのURL]

タイトルが変わり再スタート。

無印の終了近くにそれまでのレギュラーキャラを数人退場させたので、新キャラ(ライバルの大型スーパーに勤務)を数人投入しています。

もともと安易にキャラクターを増やさずに少ないキャラクターをうまく使いまわし、かつラブコメや人情物にも走らないという超正統派コメディでしたが『ナパーム』になってもその路線は全く変わっていません。
というか毎週毎週よくやるなぁとその引き出しの多さに感心しますよ。

余談ですが、この種の改題をチャンピオンをよくやりますね(バキ・浦安・ドカベン然り)。
色々利点もあるんだろうけど、どうなんだろ?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-12 23:34:58] [修正:2006-09-12 23:34:58] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

おそらくは『キャプテン翼』に次ぐサッカー漫画の雄。

この作品は何といっても久保先輩に尽きると思います。
このキャラクターを生み出し、壮絶な形で殺した時点で成功は決まった。
彼の存在が続編も含め作品通して主人公たちに多大な影響を及ぼしています。

サッカー描写は必殺技もあるが戦術部分で結構現実的に練られていたりするので、超人サッカーとリアルサッカーのちょうど中間くらいかな。
力強い絵には純粋に迫力があり、女性作家とはにわかに信じられませんでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-07 00:07:34] [修正:2006-09-07 00:07:34] [このレビューのURL]

ゆうきまさみ先生が下書きをし、とり・みき先生がペン入れをするという一風変わった手法で描かれた作品。

結論から言うと、想像以上に楽しめました。
フォーマットはゆうき作品のそれですが、そこに隠し味としてとり・みきテイストが入るといった感じ。
同じゆうきまさみ原作である『マリアナ伝説』とは違い、ちゃんとしたゆうきギャグ作品してるし(『マリアナ伝説』はゆうき作品ではないよな〜(笑)あれはあれで好きですが)。

内容は徹底していわゆる「二時間ドラマ」のパロディ。
一ページにひとつペースで繰り返されるギャグの連鎖。
その質量にただただ圧倒されました。
読後若干の疲労感すら感じるくらいに…。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-03-19 02:12:36] [修正:2006-08-31 00:10:52] [このレビューのURL]

星里先生の作品を読むといつも思うのは「実写化、特にドラマ化したらはまりそうだなぁ」ということです。
その中でもこの『オムライス』は作品自体の長さといい、物語の展開の強弱といい、最もドラマにしやすそう。

この作品はいわゆるハーレムコメディーという星里先生のフォーマットに乗った作品です。
簡素でありながらどこと無くほんわか温かい絵柄。
コメディーとして出来が良いし、その裏でシリアスな話を動かすのも上手。
ラストもきっちり盛り上げ、まさに良作です。

星里先生の作品は例外はあるもののその作風は一環しており、この作品が合わなければ大概の作品は好みから外れるでしょうし、逆にこの作品が楽しめれば他の作品も一読する価値があると思いますよ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-08-31 00:08:16] [修正:2006-08-31 00:08:16] [このレビューのURL]

7点 鼻兎

お笑いコンビ・ラーメンズの小林賢太郎さんが描く謎の動物たちの日常。

やはりラーメンズのコントに近いです。
シュールでブラックなんだけど、たまにジーンとさせてくれます。

決して漫画のプロでは無いので初期段階ではセリフの配置に若干違和感を感じる部分もありましたが(このセリフは次のコマにまわした方がより良いのでは?etc)回数を重ねるにしたがってそれも解消されていきます。
もとより、言葉選びのセンスは抜けていますし、演出面でも4コマのかっちりしたコマ割にもかかわらず画面を上手く使い魅せてくれます。

雰囲気は外国の漫画の感じが近いかな。
癒し系。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-08-17 19:57:21] [修正:2006-08-17 19:57:21] [このレビューのURL]