「ジブリ好き!」さんのページ

総レビュー数: 343レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月10日

こんな漫画があること自体驚きで、久々に大笑いさせてもらいましたよw

大学生なら必読書
社会人なら酒豪時代の武勇伝を思い出せるかも
…まぁ二ノ宮先生ほどやらかしちゃった人はそういないでしょうがw
自分もこの領域に突入してみたいですが、こんな飲みまくってドンチャン騒ぎしてバカやりまくれる仲間はそうそういるもんじゃない気がしますw
特に今の大学生は控えめというか、お酒に弱い人や飲みが好きでない人が多いかな。久しぶりに会ったのにドン引きして帰っちゃった幼友達が普通w
どのみち今こんなにはっちゃっけちゃったら捕まるよなぁ、これだけ羽目を外してもお咎めなしだった時代が羨ましい。。

どの話も面白いですが、お酒の失敗談・馬鹿話onlyなので、一気読みすると途中飽きちゃうかも。
一回4,5話に抑えて、変態の国に行きたくなった時読み進めるのがオススメ。

飲みにまつわる馬鹿話が好きな方、のだめ以上のノンフィクション・変態ワールドに浸ってみたい方にお薦めです!

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[投稿:2010-06-19 14:47:35] [修正:2011-02-02 23:42:04] [このレビューのURL]

1点 MIXIM☆11

ラブコメかと思いきや、バトル一色の展開へ。
そのバトルも、烈火やメルとおんなじ雰囲気のもの。全く新しさがない。

キャラに魅力を感じないのが痛いよなぁ

完結追記
先生…投げ出しちゃったんですよね…コレ…

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[投稿:2010-01-02 04:41:23] [修正:2011-02-02 22:59:10] [このレビューのURL]

2003年8月14日午後4時に北米で起こった史上最大のニューヨークをはじめとする「大停電」。
まさに光が実際に消えた都市とその瞬間に生きた人々。
彼らは暗闇の中で、愛し合うことしかできなかった…


その日、たくさんのベビーが生まれたとか。
そんな実際の大停電にインスパイアされてできたこの作品、オムニバス形式のエピソードが大停電を軸に様々に関連し合っています。

映画のエピソードの凝縮なので、映画のエピソードのうち3つだけを扱っていますが、採用したエピソードだけでしっかりとまとまっているので安心。

大人の複雑な恋愛やら出生やら様々な悩みをかかえる登場人物達。
クリスマスの夜に一斉に起こった大停電をきっかけに、彼ら彼女らはその想いに向き合っていきます。

大人向けの良い話集。リンクも見事で面白いです。
映画だとジャズも流れて更に良いんですが、読みながらジャズ流すのもアリかな?

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[投稿:2011-01-26 04:13:15] [修正:2011-01-26 04:13:15] [このレビューのURL]

これって、読むのがすんごく辛いの。
スピッツからいただいたハチミツの味は甘いじゃなく甘酸っぱく、スガシカオが摘んできたクローバーの葉数は4枚じゃなく3枚のものばかり。
「全員片想い」なんて聞こえのいいキャッチフレーズだけど、もういい加減前向うよ!って。


ちょっと前にブームになったけど、たぶん本当にはまったのは、大学生活を送る最中の若者達だと思う。どのサイトでも、批判する側の人は、昔の漫画に造詣の深い、若者じゃない人が多かったから、年配の人には、ちょっと理解できない部分があるのだろう。
TVでマツコ・デラックスが言った、「大学時代の恋なんてクソみたいなもんよ」って。きっと、歳を重ねて青春スーツ脱げるようになれば、そうなんだろうな。でも、僕ら若者にとっては、そんなクソみたいな恋が、バカやってる今が、全てなんです。
就職氷河期と言われつつも相変わらず受験戦争は激しく、とにかく必死に勉強して、大学入って、はめはずして青春してみて。でも自分が何者かなんてわかんなくて、何がしたいのかも不明瞭で、それでもとりあえず楽しんで。
そんな自分にはとにかく主人公は竹本。
からっぽで美大入学、良き先輩に囲まれながら初恋し、迷って、自分を探し、何かを掴んで、告白し、失恋する。そうやって、モラトリアムから脱却した彼。森田やはぐのような才能も、真山のような成功もないけど、本当に等身大で、自分を重ねたくなる。(けど、こんな青春まだ僕は送れてない)

この漫画って、ポエムとか心内語が多いんだけど、大きな気持ちは見せてない。だから心理変化が結構唐突に起きて、そこについていけなくて嫌いになる人も多いそうで。
でもこれ絶対意図的で、「そこは自分で補ってね☆」とかじゃなくて、たぶんそこには、若者にしか伝わらない、もとい「若者のシンボル」があるんだ。
竹本が自分探しの旅で行き着いた地の果て。そこで彼は何かを感じ、はぐに告白する決心がつくんだけど、その地の果てで何を見て、大きな心情変化が起きたのかって、あんま描いてない。
でも、自分も、寒い中外で待って拝めた初日の出の素晴らしさや、イタリアでみたダイナミックで緻密な彫像の神々しさを目にしたときとか、感嘆のため息はでても、言葉は出さない。そういう時の、心の中に渦巻く大きな感情を、言葉にできない。下手な言葉を紡ぐと、その気持ちが壊れてしまいそうで。だから自分で、自分の心の中をゆっくり落ち着いて整理する。多分それと同じで、竹本も地の果ての感じたことは吹き出し=言葉で発してないし、心内語で整理しきれてもないんだ。
他の場面も同じ。今なんて、伊集院光が中二病なんて言葉を生んじゃったせいで、なんでも言葉で表すと陳腐に感じられて、そんな世代の僕ら若者は、次第に青春を言葉で表現せず、心の中の漠然とした気持ちに従って動くようになっていってる。それは、ハチクロの間(ま)で、奥底の心情を省いた間(ま)で表現されている。
そして心の中の漠然としたものに従っている内に、僕たちは自分を見失う。自分の気持ちが、分からなくなる。そのくせ人のことには敏感で、人を言葉で表すことには抵抗がない。ハチクロでは「本人は気付いてないけど周りが気付いちゃう・理解できちゃってる」パターンが多いけど、これもそんな若者のシンボルなんだろう。
こういうのって従来のしっかりした心理描写の少女漫画とは違うし、岡崎京子でもない。きっと、浅野いにをの青春狂想曲のような、新しいマンガなのだろう。
時代って生き物だから、漫画の姿も5年10年で全然変わって、それを受け入れていかないと、「なんでこんな漫画がヒットしたんだろう」ってなるのかもしれない。

羽海野チカは高卒だから、もしかしたら美大って設定は彼女の憧れなのかも。
彼女は本当に漫画読みで寄せ書きも多く、漫画家であることに誇りを持ってる。そしてそれ故にコンプレックスも持ってて、自ブログでは遅咲きなことへの言及も多い。
でももし高卒のまま漫画家になってたら、絶対にハチクロは、こんな大学生活は、描けてない。大学の友達関係って、小中高とは全然違って、共にした時間は短いのに最後の青春を全力で楽しんだ仲間って感じがある。竹本達が写真1枚も残せなかったことがその象徴で、本当にそんな風に淡く儚く夢のような時代なのだろう。社会人での経験と取材熱心な態度、遅咲きで苦労したからこそ、彼女はこの作品を生めたのだと思う。

自分も先生と同じ足立区出身で、作中の花火大会も足立区のじゃん!とか思い入れが強いのだけれども、本当に、大学時代にこの作品に出会えたことは、良かったと思うのです。

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[投稿:2011-01-16 12:18:03] [修正:2011-01-16 12:18:03] [このレビューのURL]

6点 王狼伝

武論尊自身はそんなに好きじゃないんだけど、これは面白いと言わざるを得ない。
そして彼が作画に三浦健太郎を選んできたのも流石で、審美眼まで素晴らしいんだから悔しいんだぜ。

タイムスリップして言葉喋れるの?とか、突っ込もうと思えば色々つっこめるけど、ストーリーが面白いからそんなの些事にすぎません。

モンゴル帝国の歴史をこうも大胆にアレンジして、こんなふうに見せてくれるとは…
イバが歴史の中で生きてる、生き続けていってるとわかっただけでも、京子さんは報われたのだろうな。

スパッと読めて、ダイナミックでスケールも大きい、良作です。

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[投稿:2011-01-15 01:22:45] [修正:2011-01-15 01:22:45] [このレビューのURL]

歳を重ねていくほどに、物心ってのがついて次第に大人になっていくもの。
けれどもし永遠に子供のままでいたら…

閉鎖的な空間で、いつまでも子供の精神のまま年を重ねる姉弟
彼らは夢の世界で遊び続ける。遊び飽きたらまた次の遊びが始まる。
絶えず繰り返す喧嘩も遊びの一環。そしてその裏には、決して裏切らない姉弟愛がある。

社会へ出るための最低限の変化は許容しつつも、二人の秩序だけは絶対に壊してはならない。それを脅かす変化には、最大限の悪意を持って対処しよう。
芽生えた悪意は周囲の想いを壊し、人生を狂わす。何としても守りたかった姉弟の秩序。
しかし偽りの秩序は、かつて現実世界で憧れた者からの贈り物で、虚しく崩れ去る。
現実世界ではもう遊べない。
恐るべき子供たちは、旅だってゆく。永遠の夢幻の世界へと。

最初少しBLっぽいけど、話の中心は終始姉弟。
二人は永遠に子供のままで終わってしまい、成長も教訓もなく、ただ特異な人間の悲劇が描かれる。
原作含めて全く共感できません。けれど、あのラストには救いを感じました。


(読んだ人向け。参考HP「萩尾望都作品目録」)
ダルジュロスというキャラは、毒薬集めに見られるように、少年のころから現実社会に対する反抗心が強かった。
そして彼は少年時代の気持ちを持ち続けたまま、きちんと大人になることが出来た。
これってポールと彼の決定的な違いですよね。そういう人が最後に登場した時点で、ポールの結末は決まってたんだろうな。

あと、やっぱりメタルギアシリーズの「恐るべき子供達計画」とは関係なかったぜ…

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[投稿:2011-01-14 02:00:03] [修正:2011-01-14 02:00:03] [このレビューのURL]

遂に完結しましたね!
時間があるときに改めて。

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[投稿:2010-01-04 20:39:28] [修正:2011-01-09 13:40:21] [このレビューのURL]

「ぼくタマ」より先にこちらを先に手に取る機会があったわけですが、、
前作未読でもストーリーはいけました。設定も複雑ではないので。
ただ、人物関係は前作を読んでないときつい…

とにかく画がきれいでかわいらしい!
表紙の色使いも淡くメルヘンな雰囲気が出てて良いです。
ストーリー性は薄いので作者と前作ファンの内輪盛り上がりっぽい雰囲気は否めないけど、子供たちが織りなすハートフルでほんわか優しい物語は非常に心地よいです。
子供心や子供の性格が本当に巧く描けています。
あずまきよひこのようなほのぼの雰囲気漫画にエスパーを加えた感じ…いや、「絶対可憐チルドレン」のバトルをなくした感じかな?
やらしいシーンはありませんのでご心配なくー

(ぼくたま読了後追記)
前作ほどの凄みはないものの、前作を読んでからこちらも読んだ方が面白さが1段階以上アップします!それにしても前作から画力が本当に現代風になってきてるなぁ、もちろん良いことです。

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[投稿:2010-06-21 02:34:18] [修正:2011-01-09 13:36:56] [このレビューのURL]

「才能」と「努力」、そういったテーマが結構出てきて、アメフトやっている人に言わせれば超人スポーツ系なんだろうけど、実は「ピンポン」なんかに近い作品かなと思う。
主人公サイド以上に、進との距離に迷う桜庭・栗田に勝てない大田原・金剛兄弟なんかの対比や葛藤、葉柱や夕陽ガッツの想いなど、敵サイドの方が感動的で魅力的でした。


面白いんだけど、真剣勝負の中にもギャグ混じりなのがちょっと好きじゃないんだよなぁ…
最後のアメリカ戦は完全に超人スポーツ系になり下がったけど、伏線回収のためには世界戦自体は必要だったと思う。

いずれにせよ、日本ではマイナーなアメフトを題材にここまで連載したってのは、(誉めすぎかもしれないが)当時はマイナーだったバスケを題材に誰もが認める名作・スラムダンクを描いたこと並みにすごいことかもしれない。

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[投稿:2009-12-11 00:53:06] [修正:2011-01-09 13:28:53] [このレビューのURL]

若干ありきたりかな、と思うストーリーながら、話の壮大さや多くの伏線が魅力的な王道漫画。
まだ主人公に戦う力がないし、常に主人公サイドは劣勢に回っているので、結構ハラハラさせられる。

画力は、風景や建築などは好きなのだが、バトル向きではないので、バトルの迫力がイマイチ。

早く掲載誌みつけて連載再開してくれることを願っているけれど、蜜柑の匂いが漂ってきた…

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[投稿:2010-01-25 03:37:34] [修正:2011-01-09 13:14:55] [このレビューのURL]