「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

短編集の中でもジョジョ好きには一番お薦めなものでしょう。
何しろジョジョに関連する短編が二編あるので。

作画的にも一番奇妙な雰囲気がでつつ、且つ読みづらくない時期(4部-5部)ぐらいに描かれた作品が多いのでお薦めです。

ジョジョ大好きっ子としてはやっぱり「岸辺露伴は動かない」「デッドマンズQ」が面白かったですね。
「ジョジョ」の様な能力バトルを魅せる内容ではありませんが、奇妙な雰囲気は健在です。

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[投稿:2009-12-23 05:18:12] [修正:2009-12-23 05:18:12] [このレビューのURL]

絵を利用して(主にクラスメイト)の人助けをせねばならなくなった、というストーリー。

古屋兎丸先生の作品を読んだのは実は初めてだったのですが、画力にびっくり。
線の細かさと書き込みの濃さが凄い。そして書き込みの凄さの割にちっとも読みづらくない。
この漫画自体の線、ヒカリの描いた絵の線、絵の中の世界での線等巧みに画風を変えてくる画力の高さは必見です。

作者初の少年漫画らしいですが、うまく少年漫画してると思います。

とある事情から「心の闇」が見えるようになり、それを助けていかないと自分の体が腐敗して死んでしまうという体になってしまった主人公。
しぶしぶ「人助け」をするというのは不純にも見えますが面白いです。
しかも助けるために自分の描いた絵に飛び込むのですが、その最中は気絶してしまいます。
人助けするたびに気絶せねばならないので能力を使う度に周囲には変人と誤解される羽目に。(まぁ元からちょっと変なところのある主人公ですが笑)
でもそうしていかないと体が・・・と、いう構成なのです。

2巻の時点ではクラスメイトの人助けしかしない割にはマンネリを感じませんでした。
今後もマンネリ化せず楽しめればよいな、というのが期待するところです。
元ジャンプ作家が集結しているジャンプSQですが、この作品もお薦めです。

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[投稿:2009-12-22 01:26:47] [修正:2009-12-22 01:26:47] [このレビューのURL]

原作既読じゃないと「原作のパロディ」部分に気づけず意味がわからないと思うので注意。
デフォルメした絵、ギャグ用に変えられた設定などは自分は特に問題なくけ入れられたのですが、ツッコミが弱いっていうか下手っていうか・・
とにかくオチがつまらない。
キョンがツッコミ役として設定されてるのにそれがつまらないのはなぁ・・

単行本一冊最後まで読ませられるような勢いが無く、途中で止めたくなりました。
そういう経験は滅多に無かったので軽くショック。
そんなわけでこの点数です。

あとどうでもいいですが、背表紙などにある本気絵は正直本編漫画版描いてる方より上手いと思った。

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[投稿:2009-12-21 05:09:51] [修正:2009-12-21 05:09:51] [このレビューのURL]

ニワトリ一羽を飼う事になった日常生活を描くコメディ作品。
動物をメインにするスタイルは「ぴっぴら帳」と同じですが、動物がセキセイインコからニワトリに、主人公も小学生の女の子になった為、より動物の傍若無人な振る舞いに振り回される感じがでています。
逆に観察する面白さという点が減ってるかな。

一巻全体を通すと、最終回に向けてのストーリーの盛り上がり等が無く、いつも通りの日常を繰り返してそのまま終了という感じです。
これは主人公が小学生なのも一因だと思います。
全一巻、通して読んでとても笑えた作品ですが、ストーリー性の点で読み返したくなる順位が下がってしまいます。そこはちょっと残念ですね。
でも良作ですよ。
絵に対する文句は無いです。相変わらずとても良いです。

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[投稿:2009-12-21 04:43:34] [修正:2009-12-21 04:44:58] [このレビューのURL]

藤田和日郎の中でも比較的最近の短編(最早最近ではないけど^^;)を集めたもの。

二つ目の短編集という事で描かれた作品はどれもまず画力はかなり向上しているのが一目でわかります。
また、短編としての話の構成も起承転結やまとめがしっかりしていて読みやすくなっています。
「美食王の到着」の演出は藤田和日郎らしさ全開という感じでおすすめです。
「夜の歌」とセットで見比べて作者の成長を感じて下さい。

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[投稿:2009-12-19 18:16:04] [修正:2009-12-19 18:16:04] [このレビューのURL]

作者の短編集でも初期の作品を集めたものです。
それ故に、作画面はかなり未熟な所が見られ、正直かなり古臭い。

しかし、「からくりサーカス」の原型となった「からくりの君」などはファンなら一読の価値ありと思います。
まぁ、長編で人気を博している藤田和日郎ですが、実は短編もうまいんだよって事を知っていただけたら幸いです。

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[投稿:2009-12-19 18:12:27] [修正:2009-12-19 18:12:28] [このレビューのURL]

ノンフィクションだっていうから困る(笑)
「のだめ」のお陰で作者の存在を知ることが出来ましたが、こんな若いころからとんでもない無茶する方だとは知りませんでしたw
正に若気の至り(といっても作中で既に二十代半ばなんですが…汗)
ノンフィクション故に面白い漫画です。
作者の経験が豊富すぎる^^;

大した内容は書けません。
タイトル通りお酒の所為でやっちゃったいろんな事が語られてますw

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[投稿:2009-12-19 18:07:11] [修正:2009-12-19 18:07:11] [このレビューのURL]

短編だから、というよりも作風としてなのだと思いますが、世界観を理解する為の解説が少ないので一読して内容を把握するのが難しいと思いました。
その為、SFなのに最後まで世界にひきこまれませんでした。

とにかく行間を読ませる感じなのですが正直わかりづらい。
後半の二編はそれなりに楽しめましたが、前半の二編はよくわかりませんでした。絵も何が起きてるのかわかりづらく感じました。。
一冊読みきるのに疲れました。

まぁ、でも読み手によっては面白いと感じる人もいるだろうとは思いました。
自分の読解力の無さが問題ですかね(汗

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-18 03:37:37] [修正:2009-12-18 03:37:37] [このレビューのURL]

アニメ調の絵でのホラー漫画っていう感じです。
原作は確かRPGツクールの作品という珍しいコミカライズ。

かわいらしい絵柄なのに突然豹変・・という感じは「ひぐらし」を思い出しますが(ひぐらしはホラーとは全然違いますが「ギャップ」を狙うという点は同じかと)、今のところだとホラーとしては衝撃度が足りず、そこまで怖いという感じがしません。(豹変に対する耐性が自分に出来たのもありますが…)

読み手をひきつける様な描写力が足りないんじゃないかなぁと・・
何話していても死亡フラグにしか見えなかったり(汗
キャラクターも多いのに単なる被害者・リアクション要員にしか見えず、個性的な魅力がまだまだ足りないと思います。

まだ2巻しか出ていないので、今後いかにして「怖い、けど面白い」と思わせてくれるか・・面白そうな題材なので期待はしています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-18 02:47:57] [修正:2009-12-18 02:47:57] [このレビューのURL]

10点 神戸在住

こんなに心にしみてきた漫画は初めてでした。
ごく最近全巻大人買いして読みました。

読み始めはまず、この作品独特の絵柄に少し抵抗を持ったのですが、
一つ一つの丁寧な描写、モノローグの挟み方などに慣れるにつれむしろとても合っていると感じる様になりました。
手書き感あふれるコマの枠線もゆるやかな作中の雰囲気を増す感じがして、大好きになりました。

主人公である辰木桂は作中では結構存在感が無い・・というか純粋な雰囲気を持つ主人公です。
そんな桂の生活をさまざまなカラーで彩るのが友達グループだったり、サークル仲間だったり、家族だったりします。
それぞれのグループの中で生まれるそれぞれの雰囲気がどれも違ってどれも良い。それをより一層感じられるのは桂のキャラクターからだと思います。
徹底して標準語だったり丁寧語だったりと「友達にその口調なおかしくないか」と思う場面もあったりしたのですが、それもより主人公を無個性にする事でエッセイ風にした時に周囲が個性溢れて面白く感じられるからだろう、と思いました。

読んでいてこの作品がたまらなく好きになったのは3巻の林浩の震災の話。
7巻の話も欠かせないと思います。
どちらも人の生死を扱う話となりますが・・・何が良いって説明が難しいな。。描写が上手いというか。。心に深ーく感じるものがありました。

全10巻。非常に上手にまとまっていますし、連載を追っていた方は終わりがはっきり近づいて見えるのが悲しかっただろうなぁ。
全部読み終わる前に10点をつけると決めていたのですが、最終巻もまた非常に良かったので本当に読んで良かったと思ってます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-16 02:17:02] [修正:2009-12-16 02:19:46] [このレビューのURL]

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