「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

毎回お菓子などのレシピがちゃんと載せられています。
絵柄のあいまって小学生の学習雑誌に載っている漫画の様な感じです。

ストーリー自体もそこまで凝って描かれている訳でもなく、結末もはじめから予想できるものです。

本作の主人公・りんちゃんはこの後続編が描かれたり他作品にも登場したりするので、この作品を読んでから読み返すとまた新たな発見が。
ですので、作者のファンの方でそういう事を知っておきたい方は読んでみてはどうでしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-13 23:32:28] [修正:2010-08-13 23:32:28] [このレビューのURL]

よく言われるのは「『よつばと!』をちょっと不思議にした感じ」。

読んでみて確かにその通りに感じました。
大人から見れば普通の物事を、リューシカの視点を通す事で新鮮で不思議な物に見せてくれます。
そして何も知らないが故のリューシカの度重なるボケとそれに対するツッコミのテンポは相変わらず良く、笑えます。

また、この作品はオールカラーとなっています。
一話毎にコマの余白部分の色も違っているので、一話毎に雰囲気がガラッと変わり、絵本の様な印象も受けました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-12 17:43:56] [修正:2010-08-12 17:43:56] [このレビューのURL]

ジャンプ黄金期を支えた作品の一つです。
「DRAGON BALL」や「スラムダンク」とは違い連載時は読んでいないのでいわゆる「想い出補正」はほとんど無いのですが、それでも少年漫画の傑作のひとつだと思います。

この作品の魅力と思う点をいくつかあげていきます。順不同。

・ドラクエをベースとしたファンタジー設定の使い方の上手さ
本作はタイトルにある通りかの有名な「ドラゴンクエスト」の世界をベースとして作られています。
しかし歴代のゲーム作品と別に設定上の繋がりは無く、呪文・アイテム・モンスターなどのアイディアを利用しているだけのオリジナル作品となっています。
ドラクエ未読の方でもわかりやすく、たとえば「ホイミ」は「回復呪文」に「ホイミ」とルビが振られる等の工夫もされています。
むしろ「ダイの大冒険」からゲームの方へ逆輸入された技・呪文なんかもあります。
装備や衣装のデザインもファンタジーらしくて大好きです。

・ストーリーの大筋がはじめからぶれず、最後までそれを描き切られている。
最初から最後まで一直線なストーリーで、長編ですが無駄は少ないです。
これも「ドラクエ」だからこそ上手くいった事かもしれません。
普通の少年漫画で最初からラスボスがわかっていてワクワクできるでしょうか。
この作品がそれが出来たのは「ドラクエ=ラスボス撃破が作品の終り」というパターンが事前に出来上がっていたからです。
作中時間が3か月というのは確かに短いですけど。
多少被りますが、作中で張られた伏線が無理なく回収されているのも素晴らしい点です。特に打ち切り(あるいは引き延ばし)が多いジャンプでは奇跡的。

・極力納得できるパワーアップ
自分がこの「ダイの大冒険」の構成で一番感心したのはこの点です。
作中で三カ月しか経過していないのに、主人公ダイをはじめとした仲間たちの成長スピードは異常なレベルです。
しかし「竜の騎士」「竜の紋章」「ダイの剣」「アバンのしるし」「ゴメちゃん」等のキーアイテム・キャラクター・設定を違和感なくストーリーに盛り込む事でキャラのパワーインフレを極力納得できる様になっています。
これも「ドラクエ」という世界観を活かしていると思います。

・名言、名セリフの多いキャラクター達
本作の一番の見どころ。
序盤はどうしようもないヘタレであるポップの成長ぶり、同じく敵方の三流魔王だったハドラーの武人への成長ぶりには驚くばかり。
自分はなんだかんだでダイの純真な所が好きですけど。
「何かを守るのが自分の使命」…両親と同じ道を選んだダイには感動しました。
この作品のキャラ達は多少芝居がかったようなかっこいい台詞を連発するので後半はもう名言だらけです。

敵がただのどうしようもない悪党ではなく、いわゆる悪の美学というのが存分に描かれているのも魅力的な点。もちろん煮ても焼いても食えない様な悪党もいますが、そういうキャラにはそれなりの最後が用意されています。
大魔王バーンのラスボスとしての威圧感は圧倒的です。老バーンが人気ですが真バーンも「さあ 刮目せよ!」とか「魂などでは余は殺せぬ!」とか「爆発はどうしたああああ!」とかがあるので個人的には好きです。
ラストバトルのじょじょに仲間が減っていく中での攻防は必見。


自分の良いと思う点をいくつか挙げましたが、もちろん「う-ん」と思った点もあります。
それは後半になってからのキャラクターの連続しての復活です。
復活したキャラクターにはその後それぞれの活躍の場がしっかりとあったので復活後の扱いには文句ありませんが、流石に連続すぎて「おいおい」と思ったのも事実です。
作中時間が短い、というのもありますけどそこは自分は特に違和感はありませんでした。
あとヒュンケル…w不死身すぎて作者が死なせ時を逸してしまうという珍しいパターンでした。ジョーみたいになったシーンは流石に燃え尽きたと思ったので目を覚ましてびっくりしましたw
この二点があるので9点です。

※22 8/12
レビュー全文書き換え。点数は同じです。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-08-16 05:38:53] [修正:2010-08-12 17:26:03] [このレビューのURL]

時間の繰り返しを体験して「自分の人生を変えていく」という実にF先生らしいSF作品です。

主人公の一生を追っていく形なので、人生の浮き沈みや人間関係の変化といったドラマ的な部分も面白いですし、もちろん随所に伏線の張られた「未来の想い出」に関しても上手。
ギャグ色は薄め。
全1巻で無駄なくまとまっています。

個人的に気に入っているのは「未来の想い出」というタイトルです。
未来なのに想い出。先生らしいすこし不思議なタイトルに物凄い惹かれました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-12 00:56:12] [修正:2010-08-12 00:56:12] [このレビューのURL]

アリスという所謂超能力を持った子供達の住む学園、アリス学園を舞台とした少女漫画です。

あまり深くつっこむのは無粋なのですが、星の数によって部屋とか食事まで天と地の差があったり、差別扱いされたりっていうのは教育機関としてはどうなのって思いました。
学園外との接触が親でさえも絶たれたりとかも…
小さい時に読めば「面白い学校だなぁ」って感じたかもしれませんが…今読むと「その扱いは酷くない!?」と気になってしまいます。
とはいえ、そんな厳しい境遇でもへこたれない主人公は良いキャラしてます。主人公が関西弁というのも良いアクセントになってると思います。

主人公が女の子、という意味でこの作品のヒロインである棗は・・・いわゆるツンデレ。
似てない、似てないけど「こどちゃ」の羽山をどうしても連想してしまいます。。
棗はギャグパートにあまり絡んでこないのでツンツンなイメージが強く、蜜柑への心情の変遷がもうちょっとわかりやすくてもいいんじゃないかなと思いました。
個人的にはルカぴょんと蛍が好きです。クールブルースカイッ…!w
キャラクターは能力含め皆個性的です。
能力バトルモノではないので、能力の細かい設定とかそういうところは気にするのはお門違いです。

ストーリーはここ最近4,5巻を費やして語られた過去編が素晴らしい出来だと思います。
作中で張られていた伏線がしっかりと解消され、現代へとつながっていきます。
また過去編の執筆の中で作者の画力が大分向上した気がします。
そして過去編が終わってこれからどうやって話がまとまるのか…楽しみです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-13 02:15:12] [修正:2010-08-10 00:14:57] [このレビューのURL]

作者の印象が多少は変わる、と思います。
一冊通じて最後まで楽しめた短編集でした。

でも流石に長編作品のインパクトが強いので、どの作品読んでてもどこか油断できない気持ちで読んでました(汗
でもこれが作者の持ち味なのでしょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-10 00:10:32] [修正:2010-08-10 00:10:32] [このレビューのURL]

今回は原作者なし、という事で作者の実力が改めて問われる作品。
ちょっと説明不足感がしますが、「文字」という題材は面白いと思います。

絵柄と舞台設定はとてもマッチしていて良いです。
シュトヘルのおどろおどろしい感じも迫力あって魅力的。
あと9割5分はシリアスな内容なので、ちょっとした笑いが入るだけでキャラにとても愛着がわきますね。

※8/4追記
6→7
そういえば現代と繋がりがある話なんだった、と3巻読むまで忘れてました(汗
現代とのリンクのさせ方がうまくいけば一風変わったオリジナリティを持った作品となるのではないでしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-03 02:08:24] [修正:2010-08-04 22:02:35] [このレビューのURL]

DEATH NOTEの様にうんうん頭を使って読む必要は少なく、ジャンプの内情暴露をばんばんと読めるので読むのが気楽かつ面白い。
なんで自分はこの原作者のセリフは長くなりがちなのに読むのに疲れないのか不思議です。セリフが長いというのはバクマンでは気にした事がなかったです(指摘されて「そうかも・・?」と思ったレベル)

あれだけデスノで人気を博した絵柄をあっさり変えてコミカルな雰囲気を出す絵に変えてきたのも凄い。
キャラクターの顔付きが別物になってますし、コマの形や割り方もデスノと比べて奇抜(?)になってます。

そこまで長く続けられる題材の漫画ではないと思うので、今度は綺麗にまとめきってほしい。
今のところ全く飽きずに読めています。

あと、既に多くの方が描かれていますが、恋愛部分は面白いかというとそこまででもない。
どうみても不自然だし無理がありますよね。
キャラクターは個人的に皆好きですが・・
編集部からこういう漫画をつくって欲しいと依頼されて連載された漫画らしく、なので「暴露」という部分が作品の中心となって、ストーリー部分がおまけという風に見えてしまうからかもしれません。(「題材」ありきでつくられる漫画は沢山あると思いますが、この作品は特に露骨というか)

暴露部分の内容はおそらくほぼノンフィクションで描かれているため、たびたび「あ、これはこの漫画の中の世界のジャンプの話だった。そうだった」と現実と困惑してしまうほどリアル。
(連載がそんなうまくいってたまるか!という部分のリアリティではなく)

※8/3 7→6
ここ数巻のご都合展開とキャラの使い捨てっぷりが目に余るので減点。やっぱりジャンプの作品が合わなくなってきてるのかなぁ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-11-10 06:01:49] [修正:2010-08-04 01:16:38] [このレビューのURL]

表紙のみため以上におバカなギャグ漫画です。
エロい事をする事でパワーを得てロボットを動かして悪と戦う。
「お前はどこの横島忠夫か」というツッコミはおいといて、とにかくそんな酷い設定です。
そのたびにセクハラされるヒロインも哀れ。

あと敵組織の何がしたいのかわからない適当っぷりも凄い。
しかも「前しっぽ」とかの露骨な下ネタ。。これが一番個人的に辛かったです。

表紙買いだったので、こういう事もあるよね。とまた勉強になりました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-04 01:12:23] [修正:2010-08-04 01:14:44] [このレビューのURL]

良い作品でした。
大石先生の作品の中でも特に描き込みが細かく、SFと日常の両方を魅力的に描けています。

時系列や登場人物もばらばらのオムニバス、かと思いきや後で出てくる話で登場人物同士のつながりに気づけたりしてニヤッと出来ます。
「水惑星年代記 月娘」まで読んで時系列と家系図を整理してもう一度読むとまた楽しいでしょう。

SFなストーリーもありますが、基本的にはその時代ごとの人同士のかかわりだったりが多く、恋愛要素も多いです。
実に爽やかにそれが描けていて気持ちが良いです。

結構思っていた以上に幅広い時代を描いていて、「年代記」の名にふさわしい出来だと思いました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-03 00:10:45] [修正:2010-08-03 00:10:45] [このレビューのURL]

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