「kiki」さんのページ

総レビュー数: 471レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年01月23日

一つのお店で一人のバリスタが様々なお客を相手に様々なコーヒー
(カッフェ)を入れて物語を紡いでいく…という一見よくある漫画かと
思って読み始めました。
が、それだけでなく主人公がバリスタの大会に出ることによって、
他のお店のバリスタ達のそれぞれのカッフェやお店に対するスタンスや、
経営についてなども描かれていくようになって思ったよりも幅広く楽し
めます。
コーヒーを色々な角度から知ることができ面白いです。

ただ主人公の成長物語もかねているのですが、彼最初からかなり有能に
見えるので先がよめまくりな点はちょっとありがちかな。

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[投稿:2012-01-20 15:06:16] [修正:2012-01-20 15:06:16] [このレビューのURL]

絵もそこそこ上手く、主役達も日本の学生だったりイタリアのじいちゃん
だったり、アラブ風の王宮の老齢の庭師だったりと幅が広く、メルヘン
チックで童話を読んでいるかのように思わせる物語もあり力量のある
作家さんだなぁと思いました。
が、物語の中心は人への思いやりや、感情を上手く出せなかったりなどの
人々の葛藤を描いた普遍的なものだと思うのですが、どこかで読んだ
かのような既視感があって読んでいて今一歩のりきれなかったです。

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[投稿:2012-01-20 14:49:49] [修正:2012-01-20 14:49:49] [このレビューのURL]

お互いワケありで頑な男と女の恋愛物語。
短めの話なので居場所探しとか幸せはどこにある?などいつもの
星里さんの漫画に組み込まれているテーマはなく、恋愛と体の関係
に集約されていて、安定した面白さがありました。
複雑でややこしい女性を本当上手く描くなぁ。

この人の漫画を読んでいていつもドラマっぽい話だなぁと思うの
ですが、この話も日常を描いていてポンポン出来事が起こり、
コメディタッチで軽く読みやすいです。

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[投稿:2012-01-12 22:07:28] [修正:2012-01-12 22:09:03] [このレビューのURL]

手塚治虫先生の天才&漫画に対する奇人ぶりは有名ですが、
それが上手く漫画で表現されていると思います。
手塚先生や編集者などの周りの人々のギラギラした情熱、狂気が
画面からも伝わってきて色々度肝抜かれました。

先生自身の誰にも追随を許さないクリエイター魂があってこその、
あの見事な名作品群があるんだなとしみじみ思いました。
今現在あんな大量に描ける人っていないよなぁ。

手塚ファンにはたまらない作品。

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[投稿:2012-01-08 14:51:28] [修正:2012-01-08 14:51:28] [このレビューのURL]

7点 あずみ

正月早々一気読みする漫画じゃなかったですね…
48巻は確かに無駄に長すぎる。それでも私は前半の20巻ぐらい
まではグッと物語に引き込まれてハラハラ楽しんで読めました。

戦いの場を失った侍達の気持ちや、何よりあずみのキャラクターが
上手すぎる。美少女で刺客としての動きは天下一品だけど、実は
ひょうきんで人懐っこくてかわいいけど、己の宿命のせいで
幸せにはなれない。
読んでいてあずみには切ない気持ちにさせられました。

私は途中からループしていることやラストが何の解決もないと
分かっていて読み始めたから、敵役を残しておいてあずみの心情
も結局同じままなのは作者がとりあえずは筆を置いたけどまた
機会があればゴルゴや水戸黄門みたいに年月が経過しない
テーマ完結の話を続けたかったからでは?と思いました。

が、連載時から追っかけてあずみの行く末を長年見守ってきたなら
そら納得のいかない終わりでしょうね。


途中からは自分を殺しにかかってくる人以外は殺さないという姿勢を
とってたけど、最初明らかに忍びの村の罪なき人々を殺してたし、
そんな彼女が普通に幸福に暮らしていくことってできないよなぁ。
自分と係わった人が不幸になってしまってその事を避けたいなら
無人島か北海道の奥地で一人でひっそり暮らすしかないけど、
そんなラストは締りがなさすぎますね。

・殺してしまった罪なき人の家族によってあだ討ちされる

・敵役の柳生さん達を殺す

これぐらいしか思いつかないけどやっぱり納得のいくラストで
〆て欲しかったですね。そしたら名作になっただろうに。

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[投稿:2012-01-06 15:50:42] [修正:2012-01-06 15:50:42] [このレビューのURL]

よく蕎麦だけでこんなに描けるなぁ。
蕎麦好きにはたまらない程蕎麦ウンチクがたっぷりつまっていて、
その説明の仕方も上手いと思いました。
短ー中編完結で続いている料理漫画には付き物の人情話も
特に目新しいものはないけど、うまく蕎麦話にあっていると思うし
そこそこ上手いと思います。

ただ絵柄か作風でしょうか、主人公の姪っ子が携帯で食べログサイト
っぽいものにアクセスして感想がどうたらこうたらっていう現代
らしいエピソードがあるのに、作品全体が昭和臭く感じられます。
あまりストーリーには関係ないんで別にいいんですけどね。

料理漫画好きなら是非。

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[投稿:2012-01-06 14:18:19] [修正:2012-01-06 14:18:19] [このレビューのURL]

ただの母がいない親子の物語だと思って読んだら、
想像以上に色々なテーマがつめられて楽しめました。
よしながさん独特の愛憎物語とかもあって作者の色々な
物事への感じ方がよく表現されてるなぁとは思うのですが、
深く感心したり夢中になって読むってことはなかったです。
私とっては普通にサラッと読む漫画かな。

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[投稿:2011-12-30 20:00:14] [修正:2011-12-30 20:00:14] [このレビューのURL]

さすが世界のあちこちで暮らしてきた漫画家さん、それぞれの
文化背景や価値観を上手く作品に取り入れて物語を紡いでいる
と思います。
その恋愛模様が結構淡いというか家族愛的な夫婦愛が多いので
大人向きかな。
ただせっかくの世界の舞台、アシさんとか使ってないのかな?
背景などが少なくアッサリ風味なので味わいにくのがもったいなく
感じました。

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[投稿:2011-12-23 14:31:42] [修正:2011-12-30 19:52:38] [このレビューのURL]

5点 BASARA

「7SEEDS」がめっちゃ面白いので期待して読んだのですが、
読んでて物語に圧倒的に引き込まれる感は全く持てなかったです。
最後まで読んだら面白くなるのかも…と我慢して読んでみたのですが
最初から最後まで物語のテンションは同じように感じ、ラストが
盛り上がるとかはなかったです。物語の着地点的にも上手く終わら
せているとは思うけど、全体的に悪くもないけど普通…。

民衆に自分で考えろ!とかどう生きたいか!?などと問いかけたり、
いいセリフや、名シーンもあるなぁとは思うのですが、物語に
引き込まれて読んでないので上っ滑りに感じてしまって。

「7SEEDS」と何が違うのだろうかと考えてみると、あちらは群像劇
なのに対して、この物語が基本更紗視点でつき進んでいるからかなと。
で、その更紗が読んでてイライラしちゃうんですよね。
もちろん彼女の成長物語でもあるのは分かっているのですが、
私は少女漫画読みのくせに自分に浸りきったヒロインが苦手なんです。

「泣き虫でダメな私でごめんね。辛いけど運命の子の身代わりになら
なきゃいけないからみんなのために頑張るね!」
という健気で頑張る私アピールがウザく感じてしまい、物語に
乗り切れなかったのかなと。

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[投稿:2011-12-23 13:55:57] [修正:2011-12-23 13:55:57] [このレビューのURL]

一話完結で新宿歌舞伎町の不動産屋さんの話だけど
ありきたりすぎる。
主人公が一見ちゃらんぽらんでスケベでお客さんに冷たいけど、
実は裏社会に良く通じていて喧嘩も強くお客さんの事を考えた
行動をとって助けてあげる…そして謎を秘めている。
うーん、ステレオタイプすぎるし、出てくるお客さんも
話の運び方もどこで読んだようなものばかり。

ただ絵も見やすいし、誰でも読める漫画だと思う。
歌舞伎町で生きる人々を描いた話を初めて読む人にはいいかも。
私は続きを読もうとは思えませんでしたが。

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[投稿:2011-12-22 02:22:16] [修正:2011-12-22 02:22:16] [このレビューのURL]