「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

ビールメーカーからプロサッカークラブに出向させられたサラリーマンの奮闘。
タイトルは挑戦的で面白そうだったんですが・・・。

全2巻という尺のうえ主人公の役職が途中で変わっているのでどうにも駆け足な印象。
しかも主人公の立場もなかなか好転しない(したと思ったらすぐ移動)ので最後まで落ち着かない。
読んでいて窮屈な感じ。
途中でギャグを挟むなり何なりしてストレスを開放させて欲しかった。

あそこまでシリアスではないものの読後の印象は『ブラックジャックによろしく』に近かったかなあ・・・。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-11-16 00:05:03] [修正:2007-11-16 00:05:03] [このレビューのURL]

7点 オーレ!

惜しい作品だった。
サッカー好き、というかJリーグ好き、もっと言えばJ2のチームを応援している読者からはかなり評価される内容であるとは思う。

弱小サッカークラブを選手ではなくフロント・運営の視点から描くというとことんコアでマニアな題材に真正面からぶつかっていて、個人的には非常に楽しめていたしもっと読みたい作品ではあったものの、サッカーそのものに全く興味が無い読者を引き込むだけの武器は無かったかなあ。
せめて作画がもう少しキャッチーだったら…。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-11-12 21:28:08] [修正:2007-11-12 21:28:08] [このレビューのURL]

『ホイッスル』の樋口先生の初期短編集。
どの作品も安定して読めるツブ揃い。

表題作の『BREAK FREE』は『ホイッスル』のプロトタイプとも言える内容。
ストーリー的には真面目すぎて良い意味での裏切りは無いものの、描写力の高さもあいまってなかなかに面白い。

天才と凡人の比較、天才の怪我、試合でのカタルシスとかなり詰め込んだ内容なのにそれを感じさせないお話の運び方は非常に巧み。
読みきり漫画のお手本の様ですな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-11-12 21:26:22] [修正:2007-11-12 21:26:22] [このレビューのURL]

『24のひとみ』のドラマ化に合わせて過去作品もリリース。
以前のヤングチャンピオン版の単行本は1巻でストップしたまま放置されていたので今回の復刊は素直に嬉しい。

内容は『24のひとみ』以上に下ネタ・時事ネタ・政治ネタのオンパレード。

以前どこかの書評で爆笑問題の漫才の様な漫画と紹介されていたのを読んで、確かにと思いつつも爆笑問題のラジオの投稿ネタっぽいといった方がより正確かなとも思った。

結構苦し紛れの語呂合わせも目立つし、ツッコミが単純すぎて上手くマッチしていないシーンも多い。
そういう絶妙な素人臭さも楽しみつつ確立されつつある倉島漫画を嗜みたい。

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[投稿:2007-10-15 20:52:19] [修正:2007-10-15 20:52:19] [このレビューのURL]

これは失敗だったかな・・・。

要するにフィギュアスケート+ツンデレお姫様とのラブコメ。
最近の「流行物」をこれでもかというくらいに詰め込んでありますが、本当にそれだけという印象。
本格的にフィギュアスケートを取り上げるわけでもなく、ラブコメとしても目新しさは無い。
作画も下手ではないんだけれど、それだけでお金が払えるか?といわれると微妙なレベル。

結局、流行物で一発当てたかったのだろうなとしか思えないなー。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-10-15 20:50:38] [修正:2007-10-15 20:50:38] [このレビューのURL]

漫画としてはかなりレアな本格政治物。
作者の思想がガッツリ入っているので少し鼻につく部分もあるかな。
まあ、この手の作品で作者の思想信条を一切入れずに描くなんてことは不可能に近いと思うけれど。

基本的には主人公の加治隆介の永田町での立ち回りをエンターテインメントとして楽しめれば十分な作品で、あまり深く考えず読んだ上で政治に興味を持つキッカケくらいにはなります。
世界情勢なんかは連載当時のものなので若干古いですが、知識として知っておいて無駄な物でもないし読んで損は無いと思う。

ジャンル的に最初はとっつきにくい作品ですが一度読み始めれば予想以上に楽しめる作品だと思いますよ。

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[投稿:2007-09-30 17:23:39] [修正:2007-09-30 17:23:39] [このレビューのURL]

ご多分にもれずアニメ版をキッカケに読み始めたのでそのシリアスなストーリーに少々面食らった。
完全に別物。

主人公にもアニメには登場しない少年があてられていてどうにも異物感が拭えず。
そのキャラクター性に異物感を吹き飛ばすくらいのパワーがあれば良かったのだけれど・・・。

うーん、こちらが勝手に別の方向性を期待していたのが悪いのですが、それを抜きにしても平凡な作品かな。
展開が分かりづらい所もちらほら。
まあ、アニメ未視聴の状態で読めばそれなりに楽しめたのかなーと思いつつも、アニメが無ければそもそも手にとっていなかった気もする。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-22 11:15:28] [修正:2007-09-22 11:15:28] [このレビューのURL]

現在、最も期待している作品のひとつ。

要するにこの作品のキモは、『GIANT KILLING』のタイトル通り弱者が強者を駆逐するカタルシスにあると思う。
それは弱小チームが強豪チームを破るといったチーム間の争いだけでなく、レギュラー外の選手がレギュラーを脅かすというチーム内での争いでもテーマが徹底されている。

この二つを交互に使い分けているからストレスを溜める展開が長引かず、ほどよいところで解放してくれるので読んでいて非常に気持ちが良い。

原作はあの『U−31』の綱本さん。
サッカー方面のディティールにまず破綻は無いでしょう。
作画も重すぎず軽すぎずで個人的には好み。
続きが楽しみだなあ。

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[投稿:2007-09-22 11:14:07] [修正:2007-09-22 11:14:07] [このレビューのURL]

日常密着型怪人ギャグマンガ。
地球を侵略しようとしている非日常な怪人連中が、スーパーでの買い物の仕方を説いていたり、テレビCMに対して必要以上に真剣に議論していたりで、とにかくバカバカしい。
あまりのバカバカしさに大笑いさせられてしまいました。
こういうの大好物なんですよ。

落ち着いて読み込むと、なんてことはない日常生活での「あるあるネタ」なんだけれど、その精度が恐ろしく高い。
日本で普通に生活していたら多くの人が体験しているであろうしょーもない事柄をピンポイントで突いてくる。
いやー面白い。

笑いの方向性としては野中英次先生なんかが近いかも。

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[投稿:2007-09-17 01:18:19] [修正:2007-09-17 01:18:19] [このレビューのURL]

第一志望の美大に落ちてしまった主人公が同人誌の世界に足を踏み出す。

テーマは主人公の復活だったり逆境からの脱出なので意外と入りやすいとは思うのだけれど、エロゲー原作の上に題材が題材なので万人にはお勧めできないかな。
キャラクターもテンプレ通りでキャッチーな美少女陣が並んでいるので、良くも悪くも人を選びがち。

作画は基本的には標準的なレベルだと思うけれど、横顔になるととたんに崩れるのが少し気になった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-17 01:16:11] [修正:2007-09-17 01:16:11] [このレビューのURL]