「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

荒廃した東京でゾンビと銃撃戦。
Vシネマのコミカライズでシナリオ担当が入っているものの、いつも通りの伊藤明弘作品という印象。
作品のテーマや女の子のガンアクションというやっていることからしてオリジナルの伊藤作品と何ら遜色ない。
このコミカライズに伊藤先生を指名した人が慧眼だったということでしょう。

全ていつも通りとはいえ、まあ大まかなお話の流れは多少掴みやすかったかな。
思わせぶりな伏線がわりとハッキリ描かれているのでいくぶんかユーザーフレンドリィだったと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-30 17:37:40] [修正:2008-03-30 17:37:40] [このレビューのURL]

人気ゲームのコミカライズ作。

今となっては「ヤエちゃんがエロかった」とぐらいしか語られることが無い作品ですが、地味ながら安定したクオリティを保っていた作品。
長年「コミックボンボン」を支え続けた名バイプレイヤーという印象。

自分が読んでいたのは『3』くらいまでなのでそれ以降も読んでみたいと少し思うものの、ボンボンコミックスはそもそも市場にあまり数が出回らなかったのでいまさら全巻集めるのは至難の業ですね(案の定、ヤフオクで高騰しているし)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-30 14:20:51] [修正:2008-03-30 14:20:51] [このレビューのURL]

野球を主題に置いた、しかもプレイヤー側ではなくあくまで観戦者側に視点を向けた少し特異な短編集。

表現は悪いですが「しみったれた」エピソードが多い印象。
決して悪い意味ではなくてこれでもかというくらいの日常への密着ぶり、地に脚がついた堂々たるストーリー運びは現代物なのにどこか昭和的な温かみがある。
どこまで行っても心底地味なので読み手は高年齢に絞られると思うもののとっつきにくいわけでもない。

野球好きのおっさんな作者が野球好きのおっさんたちに向けて描いた作品集といった感じかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-28 23:58:49] [修正:2008-03-28 23:58:49] [このレビューのURL]

安西先生の短編集。
デビュー当時のものから『烈火の炎』終了後の作品まで幅広く収録。

先生自身もあとがきに自信作と書いている通りに表題作『CRAZY MANIAX』が一番面白かった。
読みきりというよりも連載作の第一話という感じなのですが、変人奇人があつまるクラブを中心とした学園物でキャラクターがコミカルに動き回りギャグも勢いがあったし、なにより描き手が楽しんで描いているのが伝わってくる感じが非常にイイ。
ぜひ続きが読みたい仕上がりでした。
コメディの方が向いているんじゃないかなあ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-25 02:26:01] [修正:2008-03-25 02:26:01] [このレビューのURL]

中華風バトルコメディ、と言ってまず思いつくのが『らんま1/2』だと思いますが、実際雰囲気が近いかな。
バトルもありつつ基本はコメディな感じや主人公のキャラクターなんかはそれこそ女乱馬を思わせる。

ただ、それが悪いというのではなくてライトな作風が十分に楽しいし、作画もシンプルながらそこはかとなく上手い。
今後ラブコメ的な盛り上がりもあってくれるとなお嬉しい、と「ブラッド」の中でもかなり楽しめている作品だったりする。

後は連載スピードが遅いのを何とかして欲しいかなあ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-03-23 00:55:19] [修正:2008-03-23 00:55:19] [このレビューのURL]

基本的には前作『心に星の輝きを』と同じ感想です。
良質の平安ドタバタラブコメ。
ただ、スタートからキャラクターの関係性が進んだ状態で始まるのでこっちからは読まずにやはり順番通り前作から先に読んだ方が吉。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-15 15:12:14] [修正:2008-03-15 15:12:14] [このレビューのURL]

平安時代が舞台の少女漫画ラブコメ。
主人公のドタバタに振り回される周辺の人々という中、もちろん恋もしていくわけですがそこには平安時代なりのしきたりや作法が邪魔をして・・・といった感じ。

舞台はともかくそこからのエピソードはわりと普通というか非常にシンプル。
ただ、平安のテイストもゆるいながらもストーリーに活かされているし、面倒くさそうな十二単の着物や建物の作画も安定しているので、基本的には優等生的に楽しめる一品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-12 23:46:14] [修正:2008-03-12 23:46:14] [このレビューのURL]

連載終了後かなり経ってからの変なタイミング、しかもゴールデンタイムでアニメ化されていたのを覚えている。
なぜに今更と不思議に思ったなあ。

内容の方は定番のラブコメ。
主人公がフランケンシュタインみたいなおっさんの医者兼発明家みたいなキャラクターだったので、ほとんどが発明品が原因でちょいエロなシーンも多少入れつつドタバタな事件が!みたいな軽い流れなので、肩肘張らずに気軽に読めるなかなかの良作だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-01 01:52:08] [修正:2008-03-01 01:52:08] [このレビューのURL]

意外と珍しいアニメーター漫画。

仕事あり恋愛ありで葛藤葛藤また葛藤な非常に正しい青春職業物。
業務内容というか専門用語に明るくないのであまり理解らず雰囲気で読んでいたところもありましたが、とりあえずアニメーターという仕事のシビアさだけはビンビン伝わってきました。
少女漫画寄りのフワフワした絵柄に似合わずかなーり重め。
読んでるこっちまで沈んでくるくらいにキャラクターの堕とし方が陰湿的でこのあたりは徹底していて面白かったなあ。

ただ、掲載誌が月刊だからか展開が速すぎるきらいがあって、もう少しタメが欲しい大ゴマで魅せて欲しいと思ったシーンもありました。
それでちょっと損しているかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-23 05:05:20] [修正:2008-02-23 05:05:20] [このレビューのURL]

茨城ヤンキー卓球漫画。
初期設定としては『スラムダンク』に近い。
要約するとヤンキーが女の子に惚れて卓球を始めるというような導入。
で、その後の展開もわりと普通というかどこかで見たような感じで卓球描写もどちらかといえばトンデモ寄り。

なのにそこそこ楽しめたのは抜群の安定感のなせる技か。
素人が未知のスポーツを始めるにあたってこのスラムダンク型はすごく座りが良くて物語に入りやすいんですよね。
ケンカ最強=運動神経抜群=驚異的な上達スピードと話を持っていきやすい上、最初は女目当てだったけど真剣に取り組むうちに卓球の魅力に取り込まれていく的な流れになったらもうお手上げ。
すでに完成された美しい形。

オリジナリティという点ではかなり弱いかもしれませんが佳作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-20 00:56:52] [修正:2008-02-20 00:56:52] [このレビューのURL]