「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

『まもって守護月天!』の桜野先生の短編集。
この後に連載される作品のプロトタイプになっているお話も多く収録されており、桜野先生の入門編としては非常に優秀。
この本が合わない様なら大概は・・・だと思います。

少年漫画と少女漫画の中間のような淡い世界観が個人的には好きですが、お話的にもちょっと良い話系のゆったりとした優しい話ばかりなので、強いエンターテイメント性を求めて読み始めると物足りないかな。

ちなみに『まもって〜』の外伝も収録されています。

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[投稿:2007-05-22 00:19:05] [修正:2007-05-22 00:19:05] [このレビューのURL]

カワイイ絵柄に騙されてはいけない。
一見すると普通の美少女コメディに見えますが、中身は変態じいさんの奇行で右往左往させられる女子中学生、オールカラーにしたら赤やピンクの内臓系の色で画面がいっぱいになりそうなグロさを持った非常にアクの強い作品。
まったり萌え系だと勘違いして読み始めると大火傷してしまいます(・・・「ぐろきゅーと」と呼ばれているらしいです)。

キレもテンポもキャラクターも○で安定して面白い作品だけに、ここまで読み手を選んでしまうのはもったいないかなあと思いつつも、このブラックさが無くなったら作品の魅力が半減してしまうか(笑)
うーん、ジレンマ。

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[投稿:2007-05-17 23:11:23] [修正:2007-05-17 23:11:23] [このレビューのURL]

人気ゲームのコミック版。
自分もご多分にもれずゲーム版の大ファンなので購入してみました。

作画自体は漫画版オリジナルのキャラクターデザインに少し難があるものの、崩れているわけでもなく概ね良好です。
ゲームで登場した現場を漫画でも使ったりと世界観の関連付けが細かくこれも好印象。

難点は線の細さもあいまってか迫力不足かなと。
もっと過剰演出でもいいと思う。
あとは他の凡百の推理モノとどう差別化を図っていくか、かなあ。
モトが大きな作品なのであまり派手に雰囲気を壊すことは出来ないのかもしれませんが、ゲームを知らずに読んだ人には普通の推理・探偵漫画に映ってしまっていると思うので、そこは上手いこと折り合いをつけていって欲しい。

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[投稿:2007-05-16 01:11:18] [修正:2007-05-16 01:11:18] [このレビューのURL]

コミックボンボンで連載されていたちょいエロ風味の下ネタギャグマンガ。

一応、勉強もスポーツもダメな少年をエロガッパのドンバが「ヒミツ道具」よろしくの「温泉の素」で手助けするというドラえもんスタイルの作品ですが、内容は似ても似つかない。
ひとたび本を開けば時代を感じさせる奔放さ、現在の児童誌では確実に掲載不可なエロがそこにはあふれています。
温泉の素のネーミングも「フクスケール」や「カッコヨクナール」などド直球でリビドー全開なのが潔い。
不謹慎とかねちっこい感じが一切無く、本当にただのバカ漫画ですね。

あと余談ですが、ヤフオクでこの作品が一冊5千円前後で落札されていて笑ってしまいました。
これなら復刊しても需要あるのでは。

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[投稿:2007-05-16 01:09:38] [修正:2007-05-16 01:09:38] [このレビューのURL]

「女子高生のパペットの後ろで怪しいおっさんが操っている」
これ基本的には出オチでしょう。
この設定でよく連載するほどエピソードがひねり出せたものだと少し感心しました。

しかし、やはりネタ切れ気味か。
前身作『17歳』の頃ほどのキレは無かったかな。
もう少し一般受けする絵、というか女の子が可愛くかけていれば早々にマガスペに出戻ることも無かったとは思いますが・・・。
個人的にはこの手のトリッキーな設定の一話完結コメディって大好物なのでぜひ頑張って欲しい。

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[投稿:2007-05-09 00:59:19] [修正:2007-05-09 00:59:19] [このレビューのURL]

さわやか和み系。
南の島に赴任してきた女教師と子供たちの日常。
南の島の開放感やのんびりとした雰囲気は作画からバッチリ伝わってきます。
読んでいて「あー、南へ行きたい」と逃避衝動に駆られることうけあい。
気分は上々。

そこはかとなく「あずまんが」っぽいかな。
表現方法とかキャラの顔立ちとか。
特にマイナー誌や同人誌で多い傾向ですが、やはり日常漫画にマッチした作風だよなあ。
うん、あずま先生は偉大だ。

掲載誌だったブラッドが廃刊になってしまいネット上での連載ですが、個人的にはむしろ目を通しやすくなったので大歓迎。

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[投稿:2007-05-05 23:49:28] [修正:2007-05-05 23:49:28] [このレビューのURL]

GX誌上でのドッキリのような終了。
そしてすぐさまのリスタートには驚かされました。

やっていることや作品のテイストは無印の頃と変わらないんですが、お話がフィクションに寄り過ぎているような・・・。
以前は多少尾ひれがついていたとしてもモトになった出来事が見えてきたのですが、「新」になってからはそのあたりがいま一つかな。
特に最近のエピソードではリアリティが伝わってこない。

もちろん、抜群のハッタリ・異様なテンションなど島本節は健在で、十分すぎるほど楽しんではいるのですけどね。

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[投稿:2007-04-20 15:29:26] [修正:2007-04-20 15:29:26] [このレビューのURL]

『鉄人28号』のリメイク。
地味ながらも基本的には良い出来だと思います。
何よりリメイク元を大切にしているのが伝わってくるし、今風・さとう風にリファインされているデザイン等も上手いこと世界観に溶け込んでいる。

展開が少し速いかなあとも感じましたが、尺の問題もあるでしょうし、この程度ならスピーディーな展開ということで納得できなくもないか。

あと完全に個人的な感想ですが、作画の雰囲気やセリフ回しなどそこかしこから「金田一」っぽさを感じてしまい、いまいち『鉄人』のリメイクを読んでいる気がせず、最後まで乗り切れなかったのが残念。

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[投稿:2007-03-20 22:58:55] [修正:2007-03-20 22:58:55] [このレビューのURL]

掲載誌がスーパージャンプだけどあきらかに大人向けのギャグではない。
子供の頃に『モンモンモン』を読んでいた層にベクトルを向けた作品。

ノリやギャグの質など往年のつの丸作品のままで『マキバオー』以降の少年誌らしい熱い作風も好きだけど、それ以前の単純なバカギャグも大好きだった自分としてはノスタルジックな気分に浸りつつ笑わせてもらいました。

おそらく週刊少年ジャンプへの復帰は無いだろうから、集英社に括らず、別の出版社の少年誌でお仕事をしてほしいなあ。
作風的に青年誌に順応出来そうも無いし。

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[投稿:2007-03-07 21:15:53] [修正:2007-03-07 21:15:53] [このレビューのURL]

GOTTAという雑誌自体がいちおう「コロコロを卒業した向け」という建前だったので、この作品もだいたい中学生くらいをメインターゲットに描かれていたのだと思う。
しかし、小学生が喜ぶうんこちんこネタこそを封印していたものの、作風自体は樫本先生が普段コロコロでやっていた物と大差ない。
主人公の奇矯なボケをつっこみのリアクションで笑わせる分かりやすいギャグマンガだった。

それでも、年をとると大概は笑えなくなってしまう子供向け下品ネタが削られたことにより、良い感じに洗練され、元々の描写力の高さとあいまってそれなりに笑える作りになっていた。
全体的にいま一つパンチの弱かったGOTTA連載陣、特にギャグの中では最も楽しめた作品。

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[投稿:2007-02-23 22:32:05] [修正:2007-02-23 22:32:05] [このレビューのURL]